小村俊美blog~心・街・釣り・そして日々~

臨床心理士の独り言(小村臨床心理士事務所所長)

ほとんど釣りを中心とした趣味の世界のブログです

桜と絶景

2022年04月07日 | スクールソーシャルワーカー
午前中はスクールソーシャルワーカーのSVとして学校で支援会議

同じ市内の自宅から最も遠い学校で片道36キロ

市町村合併で出雲市も広くなりました

帰りに



いいアングルで桜と断崖絶壁



いつもの和菓子店へ寄ったが「桜餅」は売れ切れでした

仕事が始まる

2020年05月29日 | スクールソーシャルワーカー
昨日は児童虐待防止法の調整会議

終わってからはSSW(スクールソーシャルワーカー)のスーパーバイズ

このケースSC(スクールカウンセラー)との連携が大切な事をアドバイスする

今日はSSW相談日

いよいよ仕事が始まった感じがしてきました

合間を縫って釣りにもいかなければなりません

忙しい日々が返ってきそうな感じです

小庭のヤマアジサイも花が咲いてきました



10年も前、中国山地でヤマメ釣りをしていたところ

可憐なこの花を見つけて挿し木したものです

原種だと思います

庭は栄養がいいのか、山よりも花が大きくなっています



スクールソーシャルワーカー研修

2019年02月28日 | スクールソーシャルワーカー
本日はSSW(スクールソーシャルワーカー)研修受講

研修受講の機会はあまりないので初心に戻れる機会ですね

現在県のスパーバイザーをしている



SSW研修は何度受けても違和感がありますね

学校の子どもたちの問題は色々なことが混じっている

SC(スクールカウンセラー)の領域も、病院のようなピアな心理とは全く異なる。

カウンセリングで解決するようなケースはほとんどないと言っても過言ではない

どこへつなぐのか、この先のケアプランは・・・社会的診断も求められる

この辺りが出来なければSCとしては失格です


一方SSWが学校から依頼されるのは今のところ不登校が一番多い

最近の不登校の特徴としてASD系子どもたちが増えているように思う

この子たちの見立てがしっかりできないと学校と共犯になって、登校できることを目標にSSWが動くという過ちを犯しかねない

大人になっての引きこもりの手伝いをしていることにもなる



SSWはまず問題行動の見立てがしっかりできること

ここが最低ラインだと思う

しかしこのような研修はあまり受けたことが無い


心理職にとって学校心理は最も特殊な職域です(臨床心理とは別物)。同じほど学校ソーシャルワークも頭に学校が付く特殊な領域だと思う。見立てには心理的なメカニズムにも精通しなければならない。

私はケースにかかわるときには「私は保護者者の立場には立たない、学校や教委の立場にも立たない純粋に子どもに一番良い方法を考える」と言って介入することにしている。

私は出来るだけ学校支援という感覚はなくすようにしている。結果的にそれが学校支援になっているが、時には学校の思惑と正反対の動きをすることもある

忙しいのか、学校のかかわり方が雑過ぎて炎上するケースも増えている。そこへ介入すると大変になる。


出来るだけ初期対応にかかわりたい



帰りに江津の海をパチリ












虐待死を受けて思う事

2019年02月08日 | スクールソーシャルワーカー
千葉の虐待死

本当につらい事件です

児相OBとして思う事を書いてみます

色々なことが判ってきてこれから検証されると思います


報道ではいろいろなことが判ってきました

一時保護に至ったところは児相の頑張りだと思います

問題は解除後のこと

解除自体がいけなかったというのはあとで言うことであって、

普通、親族に預けて見てもらえば、施設入所よりは子どもに配慮した方法だと思う

児相としては物理的に父から離すので、とりあえずは虐待環境は解消になると考えます



問題はそのあとの体制


親族方へ帰すにあたっては

本来は児相が主催する会議に要対協も参加し、見守り体制を構築します

そこには児相、市、警察、学校、教委、SSW、主任児童委員等(場合によっては親族も)が参加し、役割分担を明確にする

父親の性格なども把握してるならば、当然より強固な体制を組んでいくはずです

そしてもし父親が引き取りそうなことがあれば、即一時保護をするというチームプレイこそが見守りです

ここがイメージ出来てこそ児相の「専門性」です

しかし、児相は県の機関

転勤でいろいろな人が入ります。そしてやっと仕事が判るころには転勤するという現実もある。この辺りは各県によって社会福祉士などの専門家が多い県や、素人集団の県もある。千葉はどうなのかわかりませんが・・・

一方心理職員は専門家がそろっているが、この人たちがもっと枠を広げて児童福祉司と共に動くという(ソーシャルワークも含めて)体制が大事ではないかと思います

児童福祉司の増員の前にやることとしては

なんとなく一番大変なところを素人が担当し、ベテランぞろいの心理司が後ろにいる体制自体を変えるだけで、かなり体制強化になると思う。(いわゆる総力戦)

いずれにせよ職員一人が抱える虐待ケースは一年で解決することは無いので毎年増え続けている

私たちスクールソーシャルワーカーも少しでも児相と学校と要対協の連携に役に立とうと頑張っているところです


もっと社会資源を信用して活用すべき!!

今日も東西へ・・・・

2019年01月10日 | スクールソーシャルワーカー
急にオファーがあり午前は学校での協議

終わってからすぐに松江にむかい県大に行き授業

今日は小テストを行う

終わってからは再び出雲へ



神立橋の信号停止中に

冬空を撮った

もう1月なのに冬らしい積雪もない




要保護対策協議会の検討会に出席

その後別ケースの協議

終われば今日も100㌔の走行

明日は奥出雲

又、100㌔越か

雪があるのかな?

スクールソーシャルワーカー

2019年01月09日 | スクールソーシャルワーカー
最近の仕事

私は臨床心理士だが、現役の頃はソーシャルワーカーとしての職歴が長い

最近は学校の仕事はスクールソーシャルワーカー(SSW)の要請が多い

なぜそうなるのかというと、SCの心理技法を通した関わりだけでは効果が出ないケースが多くなっているからだと思う

例えば、不登校の改善のためのSCによるカウンセリングの中で貧困が語られたり、DVが語られることも頻繁にある

しかし見立ての段階ではこの不登校がいじめなのか、発達障がい系なのか、あるいは愛着やコンプレックストラウマの範疇なのか、この辺りのとらえ方はかなり熟練したSC心理士でも難しいところがあるが、ここの見立てを失敗すると正反対な関わりをすることになる。

親もとにかく登校させようと必死になると学校も「協力」し、子どもの心をズタズタにしてしまうことも頻繁に起こる。また親の心理ケア優先にする場合も多くある

SSWは福祉の技法で学校に入るということは、見立てがどれほど出来るのか、まずここが最初に問われるところである。ここに十分な知識が無いと学校の考え方のお手伝いになっていることも多いように感じる

学校からの研修要請も年間何十回もあるが、教師が社会資源をどう活用するのかというテーマでの要請はほとんどない。発達障がい、いじめ、危機管理(PTSD)、不登校、愛着、虐待等。もちろんその中でリファーについての研修内容も入るが心理や教師の対応が中心になる。

またSSWは学校の組織運営にもかかわるようになれば理想だろうが、SCが20年以上の歴史の中でも難しいことが一朝一夕で出来るわけでもない。

SSWの将来を目指す研修ではなんとなく前のめりになっている感じがしてならない。

何よりも大事なのは個々の先生からの信頼感を得るために何をするのか。あるいは孤独な管理職をどうサポートしていくのかここが上手くいけばもっと定着すると思われるが・・・












発達障がいで思う事

2018年11月29日 | スクールソーシャルワーカー
今NHKで発達障がいの特集期間

色々な番組が放送されている

私がいつも思うことだが

小学校の先生が発達障がいと認識するのはADHD系の子ども

たぶん学級経営の問題からのとらえ方でそうなっていると考えている

しかしASD系の児童はほとんど認知されず

高学年になってだんだん高度なコミュニケーション能力等が必要になって、初めていろいろな生きずらさが表面化することが多い

特に女子はこの傾向が強いと思う

親もこの辺りに気づくのが遅れ、学校と一緒になって追い詰めているケースも多い

勉強が出来て多少変わった子どもぐらいな認識でおられたのが

急に不登校などに陥ったりすると、あわてて対応されるのが全く的を得ず

むしろ2次障害を助長結果になっている場合も多い


NHKの取り組みは人権視点だけでなくいろいろな視点で構成されていて

判りやすく理解が得られると思っている

欲を言えば時間や再放送で

番組を教師が見られる時間帯に入れてほしいと思っている



私の高校入試

2018年10月18日 | スクールソーシャルワーカー
最近、学校の仕事の中で

いじめ不登校の相談が多くなったように思う

少し違う価値観を理解できないことが

結局排除の行動に結びつく

少し違う考えや、行動を許容する余裕もない学校社会になっている



私の高校受験は9科目900点満点

しかも綜合点評価

私は得意科目と不得意科目の差が激しかった

今の5科目試験ならとても合格はむづしかったと思う

美術や体育は実技50点ペーパー50点

私の得意は美術、体育、家庭科、社会、理科

超不得意は 英語、数学、国語(書き取り)

綜合的な評価は様々の価値観の評価に自然とつながった思う

色々な私のような変わった生徒も?楽しく学校生活ができた


5教科の得意な生徒、あるいは成績が悪くても運動が得意な生徒は評価される


しかし他のことではなかなか評価の対象にはならない

これでコミュニケーションの取り方が他児と違うと即いじめのリスクが上がる


もう少しどうにかならないか

考えると眠れない日もある


以前描いた日本画50号  






いじめについて

2018年09月26日 | スクールソーシャルワーカー

貴乃花親方の話題でにぎやかだ


SSWの仕事をしていると

いじめのケースにたくさん出会う

いじめを見ると男女の差がある


男子の人間関係は核を通した関係である

核とは趣味や興味、価値観など

だから直接的な横の関係は少ないが女子は違う

女子の関係はフィーリング、核が無いので高度なコミュニケーション能力が必要だ

力がある誰かが、「〇〇素敵だね~」といえばグループの友達は「そうだね」と共感する

【共感しなければならない】それは村の暗黙のおきてである

もし、「私、素敵とは思わない」とでもいえばみんなドン引きになる

これが続くと友達から距離をあけられてしまう


自分の意見をしっかりと表明する女子は、小学5年生から高2年生辺りまでは本当に生きにくい

しかし自分の考えをしっかり出すということは素晴らしいことだと思う


グループ社会で生きることはこの素晴らしいことが自分の足を引っ張る事にもなるが、自信をもって頑張ってほしい


貴乃花親方の報道を見ると

なんだか思春期の学校とダブるような気がする

赤信号みんなで渡れば・・・・相撲協会?・・・そして自民総裁選?


もし、核があればそれは個人の【損得】の核かな








奥出雲は・・・

2018年07月12日 | スクールソーシャルワーカー

朝から奥出雲での仕事

今回の豪雨での影響が出た地域

かなりの増水があったが

被害はほとんどなかったようです

しかし川の半分ぐらいの場所に流木が引っかかり

川の流れが想像できる

ダムは梅雨に備えてかなり減水していて

このまま空梅雨なら大変だと思っていたが

今日は



このように

満水



まだ川は水位が高い

釣り人が二人いたが

釣りにくそうな感じに見えた


晴れて新垢が着かないと釣れないかもしれない