晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

君は帰らないの?

2017-03-14 06:52:49 | 山野草鳥獣花
昨日は渡り鳥であるツグミの話でしたが、
今朝は人間から疎んじられて少々可哀想なヒヨドリさんのお話です。

兎に角、食欲が旺盛ですね。
野菜も木の実も何でも食べちゃいます。


球になりそこなったハクサイが冬の餌なのかデザートなのか。
葉という葉を食べつくします。


本来エネルギー効率の悪い野菜を主食にしていては、
あの身体は維持できないし、
ましてや海を渡るなどできません。
当然虫などのたんぱく質を補給しているでしょう。

ヒヨドリは日本の近辺にしかいないそうで、
今いるヒヨドリは春になるとより北の地域に帰る渡り鳥なのか、
温暖化によってどこに居ても一緒ということになって、
留鳥として居ついてしまったのか詳しい解明は出来ていないとのこと。


元々は近距離の渡り鳥だったが、
先客の群れが林にいてやむなく里に下りて野菜をほうばるようになったようです。
それに暮らす林を人間が切ったり荒らしてしまって止む無く里へ来ているとも。
イノシシやクマの出没と一緒ですね。
悪いのは人間なのだ。

ハクサイの捕食中に5mぐらいまで近寄れたけど、
小枝に飛ばれてしまいました。
こちらを向いてくれません。
早く向こうへ行けと言われているようで、
その場を離れたら再びハクサイの元へ。


ひよどりの こぼし去りぬる 実の赤き 

蕪村がヒヨドリを詠んだ句を見つけました。

では拙い一句です。

< ヒヨドリが野菜ほうばり居心地よし >
コメント (2)
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