goo blog サービス終了のお知らせ 

晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

玄鳥去

2018-09-20 06:19:34 | 季節のたより
しばらく天候もよく暖かい日が続きましたが、
今日からは再び秋雨前線の影響で雨となるようです。
未だ降っていないけど午前中には降りだすか。

こんな時期に南へ向かう集団がいます。
今年も春から夏にかけて日本の空を舞ってくれました。


二十四節気の白露の七十二候である末侯の「玄鳥去」(つばめさる)が、
9月18日~22日だということです。
ニュース番組で何と読むかとクイズしていましたが、
玄人(くろうと)と書き読むように、
羽根が黒いからツバメのことだそうです。

落日の
 なかを燕の 
  帰るかな 
  ・・与謝野蕪村・・
暖かくなる春先に日本にやってきたツバメが子育てをし、
再び日本から暖かい南の地域 へと帰っていく様子に、
侘びしさを感じさせるとともに、
秋の夕暮れを情感込めて詠んだいい句ですね。


しかし今年なんかひっきりなしに凄い台風が、
日本列島から南方を襲っているから、
かなり辛い南への飛行だと思います。
あんな小っちゃな鳥が大海を渡る体力はどこから生まれるのでしょうか。

< 夕焼けに気づけば帰りし燕か >
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする