晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

霞む湖面

2019-03-11 06:16:42 | 地域の文化や出来事
昨日は昼頃から降りだした春雨です。
シトシトと今朝も降っていますが午前中には上がる模様です。
休日の度に湖面を賑わしていたワカサギ釣りのボートが少ないです。
この冬は大雨が無かったためかなり貯水量が少なくなっています。


入鹿池は寛永10年(1633年)に築造され、
400年近くに渡って下流域の田畑を潤して暮らしを作ってきました。
私の先祖はこの池の湖底に住んでいて、
上流部の現在地へ移住し毎日湖面を眺めていたことでしょう。

しかし福をもたらす池であると同時に凶器なった時がありました。
明治元年(1868年)4月終わり頃からの大雨に耐えられなくなり、
5月13日未明に堤防が決壊してしまいました。
被害は尾張平野全域に及び死者だけでも941人に及んだ記されています。

ため池はダムと同じ機能を持つため、
高度な防堤と貯水管理が求められます。
耐震強度は確認されているものの自然の驚異は、
人を想定を超えることしばしばです。

今日は東日本大震災から8年の日です。
防災の意識と行動を持つ日にしたいと思います。

年度末は町内の各レベレで総会が日曜日ごとに開催されています。
昨日はもはや全住民の過半数に達した長寿クラブの総会でした。
出席者の構成をみると何と2/3が女性です。
新年度から女性役員が多数生まれ、
これも力関係と時代の流れでしょう。

< ため池と侮るなかれ入鹿切れ >
コメント
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