晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

蟄虫啓戸

2019-03-06 06:08:02 | 季節のたより
今日から二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。
そして七十二候によると蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)です。
戸を啓いて顔を出すかのように、
冬ごもりをしていた生きものが姿を表す頃です。

しかしこれだけ毎日暖かければ虫たちは、
とっくに土の中から出て春を謳歌しているでしょう。

私も冬を一枚脱ぎ捨てました。
手足のごとく動いてくれるマイカーの足回りです。


おかげさまと言っていいのか、
一度もスタッドレスタイヤが活躍するシーンに巡り会わずでした。
お守りと考えれば無駄でなかったかな。

雪は降らなかったけど山は動いています。
年末以来行っていなかった栗林に行くと、
大木が倒れて囲ってある電気柵の上にのしかかっているでないか。


車に携行しているチェンソーで切って片づけたものの、
園内はイノシシに荒らされ放題となっていました。
文字どうり「啓蟄」だと顔を出した虫たちにめがけて、
猪との戦いの場となっていました。

きっと豚コレラに汚染されたイノシシたちであろうが、
死骸が見つからなかったのがせめてもの幸いか。

< 啓蟄待てぬ生きものの戦場か >
コメント (2)
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