晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

菖蒲華(あやめはなさく)

2022-06-27 06:06:58 | 季節のたより
6月27日からは七十二候の一つ『菖蒲華(あやめはなさく)』です。
菖蒲華とはアヤメが花を咲かせる頃のこと。
アヤメが咲くと本格的に梅雨到来といわれていましたが、
今年は梅雨じまいともいえるほどで今週は晴れマークが続いている。
アヤメ・ハナショウブ・カキツバタはよく似ており、
非常に見分けがつきにくいですね。

 「いずれアヤメかカキツバタ」と慣用句があるように、
見分けずらいですね。
ましてや花音痴の我には到底区別が付かないので、
これはネット知恵です。
 
先ずはアヤメです

花の特徴は外花被片に網目模様がある

次はカキツバタです

外花被片に網目模様はなく白い斑紋がある

ハナショウブです

外花被片に網目模様はなく黄色い斑紋があります

花の色は同じだし模様が少し違っているだけなので、
素人が判別するには難しいですね。

「何れ菖蒲か杜若」とは、
どちらも優れていて選択に迷うことの例えなんだが、
その語源は平安時代に遡るとのこと。
昨夜も大河ドラマを見たが、
頼朝とは系図がちょっと離れている源頼政が発した言葉らしい。

源頼政が怪しい鳥を退治した褒美として、
菖蒲前という美女を賜る時に、
十二人の美女の中から選び出すように言われて詠んだ歌で、
「いずれ菖蒲」「いずれが菖蒲か杜若」とも。(太平記)

言葉とは何百何千年と生き続けるんですね。
それを思うと現代の言葉は生まれてはすぐ消える。

< 菖蒲も杜若もみんな地球家族 >
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 来年はどうなるの? | トップ | 呉越同舟じゃないけど »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

季節のたより」カテゴリの最新記事