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2022.3.8 『御園山』(284m)  春めく中で里山歩きを楽しむ

   今週は月曜日を「燃料代節約日」として、

在宅で女房と買い物その他。

そして火曜日に極力近場の栗山町に出かけた。

いつも『天狗山』に登るときに利用する、

「不動の沢林道」から、

ある三角点ピークを狙ってスタートしたのだが、

積雪の状態が予想より悪く、

長い距離はきついと判断し、

途中で「御園山」に変更した。

まあ、山の中を歩くことが楽しくて活動しているので、

山名や点名がなくても構わず登るんだけどねえ。

 栗山町南角田の林道入り口をスタートすると、

スノーモビルのキャタピラ痕が続いており、

500mほど先の、

エゾシカの防護柵ゲートまで楽に歩けた。

そしてそのゲートだが、

だれかが開放したまま放置していた。

私がここを最後に通ったのが今年の1月21日で、

その時は確かに閉じていた。

その後誰かが通った際に、

雪を掘り起こしてこじ開け、

そのままにして立ち去ったのだろう。

エゾシカが麓に降りてこぬよう、

高額を出費して設置したものが、

何もならなくなっている。

何故そう言った最低限のマナーを守れないのか!?

除雪されていない林道に入るのだから、

間違いなく「天狗山」に登った登山者の仕業だろう。

こういう輩が増えることにより、

登山者が山から締め出される。

全く山に足を踏み入れる資格なしだ!

 「不動の沢林道」が大きく右にカーブし、

「不動の沢」から離れる地点で林道を外れ、

「不動の沢」に沿って進んだ。

沢の右岸に沿って作業道が伸びている。

作業道はやがて右岸のカラマツ林に向かって登って行く。

天を突くようにまっすぐ伸びたカラマツ林は美しい。

ただそれが枯れた一角を見た。

そしてその近くには杉の木が数本伸びている。

北海道には自生しない杉だ。

林業関係者が植林したとしか考えられない。

 作業道がカラマツ林の中に消えると、

斜面に取り付いて登って行く。

気持ちの良い中を、

何度も振り返って風景を楽しんだ。

そしてほどなく尾根の頭に上がった。

すると沢地形の向こうに「御園山」が見えている。

またこの辺りは木の幹をエゾシカがかじった跡が目立つ。

エゾシカは木の皮を食べて、

食物のない冬を乗り切る。

あんな堅いものを食べて生きのびるんだから、

数がどんどん増えるわけだ。

 尾根筋はすっきりとしていて歩きやすい。

麓で状態が悪かった雪質も、

上部では申し分ない。

「御園山」手前の小ピークをトラバースし、

コルからひと登りで、四等三角点「御園山」。

無積雪期の藪でも登れる、

手ごろでいい山だ。

次に訪れるのはギョウジャニンニクの時期だな。

 下山はカラマツ林の上部尾根を、

そのまま西に向かって下った。

すると広いゴルフ場に出る。

そんな広い風景を楽しみ、

「不動の沢林道」に下った。

麓は気温が上がり、

雪が腐ってズボズボ状態だ。

昼前には駐車地に戻って帰途に着いた。

我が原風景の中の里山歩きは、

いつも楽しませてくれる。

 

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