北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.3.14 『厚軽峠』(389m)~『分監山』(460m) 二日連続で快晴の下!
月曜日の朝、Hiromiが我が家に車を置き、
ハイエースで月形町に向かった。
先週末土曜出勤をしたHiromiは、
早速月曜日が振替休日となった。
月形町豊ヶ丘地区の「豊ヶ丘貯水池」そばに、
「樺戸林道」の入口がある。
今回はこの林道を利用して、
『分監山』の西奥に位置する三角点、
「厚軽峠」に登り、
稜線上の「404m標高点」、「438m標高点」を経由して『分監山』に立ち、
下山は『分監山』の南斜面を下って、
「樺戸林道」から駐車地に戻るという、
周遊ルートを計画した。
8時25分、「樺戸林道」入口をスタート。
ここは『分監山』へのアプローチ地点なので、
前日の日曜日に大勢が登ったのであろう、
スノーシューのトレースが締まっていた。
この『分監山』はつい3年ほど前までは、
誰も訪れることがなく、
人の踏み跡さえなかった。
それがここ3年でやたらと人が増えてしまった。
するとおかしな輩も現れ、
昨シーズンは10m間隔でピンテが付けられるという事態が発生し、
ヤマッパーにこの山を教えてしまった責任を感じ、
付けられたピンテを全て回収した。
固く締まったトレースは『分監山』の南側基部で、
南斜面に向かって続いて行く。
そして我々は林道をそのまま進んだ。
すぐに『分監山』の西側基部を巻くように伸びる林道には、
何ヵ所も急斜面から崩れ落ちたデブリができていた。
スタートして2kmほどで、
右手の尾根に取り付いた。
急傾斜が続く中で、
南向きの斜面に登れそうなところを見つけたが、
もう気温が上がり、
雪が腐ってグサグサだ。
前を行くHiromiが辛そうなので、
短い間だったが先頭を交代。
やっとの思いで尾根の頭に上がると、
雪面はほぼ快適に歩けるようになった。
目指す「厚軽峠」を眺めながら、
雰囲気の良い尾根筋を歩き、
再度南向きの急斜面を登って間もなく、
10時25分、四等三角点「厚軽峠」。
朝は曇っていた空が、
この時点で快晴となった。
前日の「本流越」に続いて、
二日連続の快晴に恵まれた。
樺戸山地や浜益方面の山々が、
済んだ空気の中で実に美しい姿を見せている。
また目指す『分監山』の姿も、
東の方角に見えている。
「厚軽峠」からはいくつものアップダウンを越える稜線歩きとなる。
これがまた楽しい。
ただ歩いても楽しいのに、
快晴の下というこの上ない条件付きだ。
進行方向に樺戸山地の『三角山』(708m)が見え隠れする。
美しい姿だ。
今年初めて遭遇したヒグマの足跡を越えて、
「404m標高点」からの『三角山』が最も美しかった。
また稜線上からは山々の風景ばかりではなく、
石狩平野や空知平野を見渡せるところがあり、
全く飽きることのない歩行が楽しめた。
「404m標高点」を過ぎて次の小ピークに立つと、
目指す『分監山』の姿がグッと近付いた。
直線距離は短いのだが、
まだ左方向から右方向へと、
弧を描くように進むことになる。
そして「438m標高点」で、
『分監山』から『三角山』につながる稜線に合流した。
思えば4年前の3月、
『分監山』からこの稜線にのって、
『三角山』に向かったものだ。
「404m標高点」からは、
700mほどの南向きの稜線歩きで『分監山』に至る。
11時50分、三等三角点『分監山』。
このピークに立つのは何度目だろう?
随分登った山だ。
時間のないときなぞ手軽に登れる割には、
眺望が素晴らしいので気に入っている。
しかし今は人が多いようで、
なかなか足が向かなくなってしまった。
登山道がなく積雪期にばかり登ってきた『分監山』だが、
昨年の9月に藪漕ぎで登ってみた。
結構笹の濃い山だ。
下山は南斜面を下る。
南の直射日光が当たる斜面故、
雪が腐ってスノーシューを深く飲み込む。
それを力の限り踏ん張って引き抜く。
その繰り返しでしんどいが、
Hiromiはその下りが楽しいと言う。
やっとの思いで下りきって、
「樺戸林道」を歩き、
12時50分、駐車地。
いやあ、二日連続の奇跡的な快晴に恵まれ、
楽しかったなあ!
Hiromiと二人、
誠に豊かな気持ちで帰途に着き、
久しぶりに「反省会」!