北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.3.12 『中小屋』(309m) 当別ダムよりふくろう湖を眺めながら・・・
10日「望来山」~「桂沢」の稜線で南側に、
「中小屋2」(三等三角点)が見えていた。
それがやけに目立っており、
「登ってみようかな」と思わせた。
この山には無積雪期にしか登ったことがない。
東側の国道275号線から「中小屋墓地」に入り、
墓地に駐車させていただいて、
NTTの管理道路と林道を伝って楽に登れる。
ところが積雪期となると、
東側の国道沿いには駐車できるところがないため、
これまで登らないできた。
それを今回は西側から登ってみることにした。
西側には手ごろな位置に「当別ダム」があり、
ダム施設のすぐ下流域であれば、
必ず駐車できる場所があると予想した。
またこの度の思いつきで、
改めて地理院地図を確認すると、
昨年まで「中小屋2」と示されていた基準点名が、
単に「中小屋」と改められていた。
「中小屋2」があるなら、
「中小屋1」もあるのだろうと、
地図上を探すもそれは見つからず、
「おかしいな」と思い続けてきた。
これでようやくすっきりした。
「1」も「2」もなく、
「中小屋」は一点だけだったのだ。
11日は「燃料費節約デー」として在宅。
12日の朝当別町に向かった。
土曜日だったが、
Hiromiが出勤日となっていたので、
この日も単独だった。
「当別ダム」の下流部に入って行くと、
予想通り駐車できる場所があった。
とは言っても路上駐車だが、
他の車はめったに入らないだろう。
8時35分、駐車地をスタート。
道路脇の雪壁をよじ登り、
すぐ目の前の尾根に取り付いた。
一晩中気温がプラスのままだったようで、
雪面は融けて腐っている。
ただ、固い層が浅い位置にできているので、
歩行にそう負荷はかからない。
登り始めてすぐだつた。
8時50分、四等三角点「南青山」。
標高が91mでどうでもいいような三角点だが、
一応それを踏んで進むことにした。
「南青山」から少し北側に進むと、
当別ダムでせき止められてできた、
「ふくろう湖」の風景が見渡せる。
そしてしばらく針葉樹林の、
薄暗い中を進んで行くと、
突然前方が開けて林道に出た。
これは地形図にはない林道だった。
しかし歩きやすい林道は長く続かず、
消滅してしまったので、
予定通り尾根筋を読んで進む。
尾根はおおよそ広く、
細い部分はわずかだった。
いくつものアップダウンを越えて、
「中小屋」の基部を通る林道に出た。
これを少し南に歩き、
ピークに続く針葉樹林に入った。
するとわずかな距離で東側が、
スッパリと切れ落ちた地形に出る。
これがこの山の特徴だ。
空知平野の広々とした風景を眺め、
10時35分、三等三角点「中小屋」。
積雪期には初めて立った。
無積雪期に比べると木々に葉がない分、
周囲の風景がよく見える。
ただ風が強く長居はできなかったので、
早々に引き上げた。
そして風のこないところで早めの昼食。
あとは淡々と下り、
11時50分、駐車地。
駐車地に着く手前から吹雪きだして、
いや~な締めくくりとなった。