北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2022.3.5 『登川峠』(573m)~『登沢』(364m) 思いがけない晴天に感謝!
この週末は土日とも雨や雪の予報で、
はじめからモチベーションを保ちにくかった。
そんな中とりあえず土曜日は、
先週、先々週に続いて、
また雨や湿った雪に降られるのを覚悟で出かけた。
我々には天候が悪いから山に向かわない、
という選択肢がないので。
土曜日は朝から降る予報の中、
Hiromiを迎えに行き、
むかわ町穂別の「穂別ダム」に向かった。
どうも「むかわ町」というのが、
どうにもピンとこない。
ここはかつて「穂別町」だった。
それが平成の大合併とかで、
行政区分がややこしいことになってしまった。
穂別町の時代がよかった。
「穂別ダム」の空き地に駐車し、
8時15分、国道を渡って急斜面に取り付いた。
今回の「登川峠」には二度登っている。
一度目は数年前でまだ三角点に興味がなかった頃、
単に無名の「573m峰」として積雪期に登った。
そして二度目は2019年の秋、
Hiromiと三角点を意識して藪漕ぎで登った。
そんな山にまた登ってみることにした。
スタート時点で空は明るい。
降る降るという雨や雪が、
降り出す前に山行を終えたい。
国道脇の急斜面を登り、
広葉樹林に入っていく。
そして針葉樹林へ。
この広い尾根筋の樹木は間隔が広く、
倒木なぞもあるものの、
そう気にはならずに避けて行ける。
この日も前を行くHiromiは快調で、
どんどん先を行く。
それに対して私は、
Hiromiが踏んだ跡にスノーシューを合わせても、
更に一段沈むのでスピードは上がらない。
今年は3月に入っても、
なかなか雪が固まらず歩きにくい。
そんな歩行の中でふと気が付くと、
途中で寄るはずだった「登沢」を過ぎてしまった。
しかたがないので下山時に寄ることとした。
登り始めて約2.5kmほどの、
Co.480でそれまでほぼ北向きだった尾根筋が、
大きく西方向に向きを変える。
すると目指すピークは近く、
南側がスッパリと落ち込んだ尾根を進む。
この辺りからは木の間越しに、
南側の風景が見えている。
降る降ると言っていたものは、
この時点になっても降り出す様子はなく、
かえって良い方に向かっている感じだ。
そして10時05分、ニ等三角点「登川峠」。
南側は穂別の田園地帯が、
北側には『夕張岳』をはじめとした山々が眺められる。
Hiromiと二人、この日ここに登ってよかったと実感した。
下山は登路の尾根をそのまま引き返す。
ところが450まで下った地点で、
Hiromiのスノーシューにトラブルだ。
アイゼンを支える肝心のベルトが切れた。
Hiromiに「応急処置用の小道具は用意してあるか?」、
と尋ねると「ない」。
こいつはホント準備が悪い。
それで私がザックから補正するものを出そうとすると、
「なんも、片足ツボであるけばいいっしょ!」。
「だったらそうしろ」。
確かに見ていると体重の軽いHiromiは、
スノーシューのない足を、
そうそう雪にとられることなく歩ける。
私ならとても無理だが。
11時15分、登路で寄るはずだった、
四等三角点「登沢」。
この後もHiromiの歩行には何の問題もなく、
ゆっくり下って、
11時50分、駐車地。
結局雨や雪に見舞われることはなかった。
それどころかいい天気だったあ!