北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.3.26 『人漁山』(487m)~『鬼首山』(641m)~『十三哩』(258m) 長い尾根歩きで三つのピークを結ぶ
先週末はまた天気予報が良くなかった。
土日だけが雨だと、
なんだかやる気が起きない予報だった。
ところが直前になって、
雨が降るのは土曜日が夕方からで、
日曜日は明け方までと言うことになった。
それで土曜日は以前から計画していた、
『人漁山』(にんりょうやま)~『鬼首山』~『十三哩』(じゅうさんまいる)を縦走することにした。
土曜の朝Hiromiを迎えに行き、
夕張市十三里(とみさと)に向かった。
そこに国道と高速自動車道が、
交わる地点がある。
国道を高架でまたいで高速自動車道が伸びる。
その真下に駐車地を確保できる。
ここを起点にまず『人漁山』を目指す。
7時20分、スノーシューとストックを手に持ち、
JR石勝線と平行して伸びる市道を歩く。
そして500mでスノーシューを装着して雪原に入った。
すぐに高速自動車道の下をくぐるのだが、
その手前に突然エゾシカの死骸だ。
怖くて気持ち悪くて、
そばには近寄れないが、
動物に食い荒らされた様子。
ゲェ~ッ・・・
高速自動車道を越えて尾根に取り付く。
急な尾根はどんどん高度が上がる。
すると250で林道に出る。
しばらく林道を歩き、
地形図の「326m標高点」手前で尾根に取り付く。
これを忠実に登って行くと、
地形図上の「446m標高点」に上がる。
ここからが『人漁山』へ続く尾根となる。
一つの小ピークを越えて急登の末、
7時20分、四等三角点「人漁山」。
このピークに立つのは何度目だろう?
四季を通じて楽しめる山だ。
そしてここから『鬼首山』を目指して、
長い尾根歩きが始まる。
この日は夕方から雨と伝えられていたが、
それが早まる可能性もある。
雨が降り出す前には下山したい。
そこで尾根上約1.5km先の、
「599m標高点」まで進んで、
進退を決めることにした。
尾根はおおよそ幅が広く、
快適に歩いて行く。
そんな尾根上からは、
木の間越しに左右の風景が楽しめる。
「こんなに見通しの良い尾根だったのか」、
と驚いた次第だ。
9時45分、「599m標高点」。
空が若干明るくなった。
この分では11時までに『鬼首山』に立てると判断し、
先へ進むことにした。
歩き出して間もなく、
ヒグマが直前に尾根を横断した跡があった。
『人漁山』からほぼ北向きだった尾根が、
『鬼首山』の700mほど手前で、
北西方向に向きを変えた。
すると右手の眼下に夕張市沼の沢の、
高度感ある風景が広がった。
なかなか迫力ある眺めを楽しんでいると、
先の尾根が細尾根となった。
と同時にエゾシカのフンがやたらと増えて、
それを踏まぬように歩くのが容易ではない。
狭い尾根上でフンを避けて歩いていると、
斜度のきついところは危険なので、
スノーシューをデポし、
眼前のピークを越えて、
また下りだした。
そこでハッとした。
そして前を行くHiromiを呼び止めた。
うっかり『鬼首山』のピークを過ぎてしまったのだ。
ほんの30mほどを過ぎただけだったが。
前方の風景が『鬼首山』を過ぎてしまったことを気付かせた。
戻って記念撮影。
10時35分、『鬼首山』(ニ等三角点:紅葉山)。
四季を通じてもうずいぶん回を重ねて登った『鬼首山』だが、
今シーズンはここも積雪が多く、
風景がまるで違って見える。
それでうっかり通り過ぎてしまった。
ピークまでの細尾根もそうだ。
この時期になるといつも笹が出ている。
予定の11時前に『鬼首山』に立てたことに安堵し、
復路の途中風のこないところで昼食とした。
そしてその後「599m標高点」を過ぎ、
更に1kmほど歩いた地点で、
『人漁山』からのトレースを離れて、
南東向きの尾根に乗り換えて下った。
これを下って下部で一旦林道に当てるつもりだったのだが、
北寄りにずれてしまい、
予定した地点と500mほど離れたところで林道に下った。
そこで登り返す形で林道を移動。
この登り返しがきつい。
そして作業道に入り、
針葉樹林の中を歩いて、
12時55分、四等三角点「十三哩」。
この少し前の地点で、
私の右ふくらはぎに痛みが生じた。
先月起きた肉離れが再発したようだ。
水分は摂取していた。
「歳をとると筋肉がかたくなるからしょうがないか?」、
などと口走るとすかさずHiromiが、
「また弱ったフリすんなって!」。
こいつに殺されるぅ~
「十三哩」から駐車地までは近い。
スタスタ下って、
13時05分、駐車地。
雨に降られることなく予定のルートを踏破できたことに満足し、
豊かな気持ちで帰途に着いた。