北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2022.3.10 『望来山』(もうらいやま・327m)~『別狩山』(べつかりやま・444m) 快晴の下で稜線を行く
今週は水曜日1日だけの出勤で、
来週は月、火曜日と二日間の出勤予定。
なんかいいペースが続くなあ・・・
昨日は朝から快晴の中、
樺戸山地へ向かうべく家を出た。
浦臼町から山に入る予定だったのだが、
あまりにも良い天気で、
空気も澄み渡っていたので、
ふと先日Hiromiと歩いた、
「望来山」~「桂沢」の稜線行を思い出し、
またそこを歩きたくなった。
前回はもやのようなものが空気中に漂っており、
すっきりした風景を望めなかった。
江別市を抜けた辺りで変更して、
道々当別~浜益線から厚田~月形線に入った。
そしてほぼ峠の頂上に当たるところにある、
広い駐車帯に車を停めた。
もう春めいてきた道々の峠では、
除雪車両が道路わきに高く積み上げられた雪を、
次々と崩す作業をしていた。
それだけで道幅が随分広くなったような気がする。
8時25分、駐車地をスタート。
もう3月も中旬となったので、
スノーシューは小型のものを使用する。
道々脇の雪壁をよじ登って尾根に取り付いた。
先月の26日にHiromiと歩いたトレースが、
うっすらと残っていた。
しかしそれとは別にスキーのトレースが続いていた。
明らかに我々が訪れた後だが、
こんなところに来る人がいるんだねえ・・・
8時50分、三等三角点『望来山』。
そこからは樺戸山地がドーンと見渡せる。
前回より確かに空気が澄んで美しい。
ここからはほぼ北に向かっての稜線行となるが、
東側に視界を遮る樹木がないため、
常に樺戸山地の風景を眺めながらの歩行となる。
これが楽しいんだよねえ!
足下の雪は適度に締まっている。
ただ新雪が10cmほど積もっているので、
気温が上がると雪ダンゴとなって、
スノーシューのフレームやアイゼンにつくだろう。
稜線には小ピークが並び、
アップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げていく。
進行方向はもちろんだが、
振り返る風景も実に素晴らしい。
山は晴れりゃあ100倍楽しい!
純白に輝く風景を楽しみ、
10時05分、四等三角点「桂沢」。
ここからは樺戸山地の『神居尻山』と『ピンネシリ山』が、
横に並んでいる美しい姿が見られる。
さて、今回はこの先に進んで「別狩山」を目指す。
「別狩山」は南北に二座ある『別狩岳』とは違う。
山名はなく三等三角点を有する、
基準点名が「別狩山」なのだ。
「桂沢」から更に北に伸びる稜線上を歩き、
一旦60mほど下る。
斜度が急なので滑り降りた。
そしてここからまたアップダウンの繰り返しだ。
最初のピークに上がると稜線が二手に分かれるので、
直進はせず左の稜線にのった。
ここを直進してそのまま進んで行くと、
南の『別狩岳』(666m)に至る。
「望来山」からここまでほぼ北向きだった稜線を、
西向きに変えた。
すると間もなく地形図上の「463m標高点」にのった。
そしてそこから初めて南西側の風景が一望できた。
素晴らしい!
その後二度のアップダウンを経て、
「別狩山」の一つ手前のピークを目指す。
ここで驚いた!
突然前方の樹木が切れて一気に視界が開けた。
前方には純白の「470mP」が、
形の良い姿を見せている。
遮るもののない南側の風景を眺めながら、
一歩一歩登って行く。
そしてピークに立つと更に先に「別狩山」が見えた。
ところがそれは今立っているピークより明らかに高度が低く、
いっぺんに登行意欲が萎えてしまった。
地形図でルートどりばかりを見て、
等高線を読んでいなかった。
「別狩山」に立つためにはそこから100mほど下って、
更に登り返さなければならない。
しかし苦労して立ったピークが背後の来し方より低いとなると、
どうにも先に進む気が失せて、
11時25分、打ち切った。
そこに立って三角点の標石でも見られるなら進むが・・・
「470mP」で絶景を眺めながらいつもの簡単な昼食とした。
山というのは登ってみなきゃわからないもので、
まさかここでこんな風景に巡り合えるとは思ってもみなかった。
下山は同ルートを引き返した。
いくつかのアップダウンを越えた後、
「桂沢」への登り返しがきつかった。
もうかなり気温が上がっていて、
日陰部分の雪がスノーシューに雪ダンゴとなってこびりつく。
それをストックでたたき落としても、
2~3歩歩けばまたダンゴだ。
重くてなかなか登れない。
しかし「桂沢」に上がってしまうと、
あとは南向きの稜線を下って行くだけなので、
陽光に照らされた雪面が濡れるほど融けているのため、
もうスノーシューにはつかない。
下りゆく風景もまた素晴らしく、
楽しく歩いて13時30分、駐車地。
駐車地に着いても空は快晴のままだ。
いやあ、素晴らしい天候の中で、
この上ない山歩きを堪能できたことに感謝!