北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.3.18 『分監奥』(410m) 気持ちの良い尾根歩きを楽しむ
今週は火、水曜日の二日間出勤だった。
来週は水、木曜日の二日間出勤予定。
そして再来週から毎日出勤だと言うが、
いくら観光菓子業界の繁忙期に入るからと言っても、
この状況でそれはにわかに信じがたい話しだ。
木曜日は「燃料節約デー」として在宅。
まあこの日は雨模様でもあったので、
「山に行きたいのに行けない」、
というストレスを抱えることなく休養できた。
そして金曜日の朝月形町に向かった。
月形町に樺戸山地の『三角山』(708m)を源流域とした、
「中小屋川」が流れている。
水量の少ないこの川の左岸に沿って、
一本の尾根が北に向かって伸びている。
そして地形図でそれを辿って行くと、
三等三角点「分監奥」に達する。
この日はそれを狙う予定で家を出た。
月形町豊ヶ丘地区の、
「樺戸林道」入り口を駐車地とした。
ここは先日「厚軽峠」~『分監山』を周遊した際、
駐車地として利用した場所だ。
駐車地からは「中小屋川」を挟んで、
目指す尾根の突端が見えている。
8時25分、駐車地をスタート。
かつてここには「中小屋川」に沿って伸びる林道が、
『三角山』の基部まで続いていた。
しかし災害が続き廃道になってしまった。
なのにどういうわけか、
この下流で一昨年から昨年の春先にかけて、
護岸の改良工事がされた。
その改修された部分を渡渉して、
対岸に渡る予定でスタートした。
ところが右岸の岸にはまだ、
大量の積雪が残っているものの、
対岸の岸は南向きのため、
ほとんど雪が融けてしまっていた。
そしてそこには垂直に近いブロックの壁ができている。
水量の少ない川なので、
渡渉そのものは問題ない。
わずかに雪が残った部分を利用して這い上がった。
少し時期がずれていたなら、
遥か川上から渡渉して、
尾根に取り付かなければならなかった。
渡渉して間もなく尾根の先端に取り付いた。
実に雰囲気の良い尾根が伸びていく。
徐々に高度を上げていくと、
左手に『分監山』の頂上部が見えるようになる。
また右手には木の間越しではあるが、
空知平野の風景を一貫して眺めながら歩ける。
そして時折樹木が切れて、
広々とした空知平野の田園地帯が見渡せる。
こういう尾根を歩くのは実に楽しい。
尾根は時に細く、
時には険しくなるが、
登行不能となることはない。
地形図上の「376m標高点」を過ぎ、
次の「396m標高点」に達すると、
にわかに吹雪となってしまった。
この吹雪と新たに積もった新雪が、
湿って雪ダンゴとなってスノーシューにこびりつく。
この後はそんな雪ダンゴとの戦いだ。
そしてこの辺りから、
行く手に目指す「分監奥」を確認。
ここから一旦深く下ることとなり、
目標まではまだ遠い。
細尾根を下って登り返す。
なかなかの急登だが、
融けた雪面に対し適度にスノーシューのアイゼンが利く。
登り返したピークが、
この日の最高標高である、
地形図上の「437m標高点」だ。
そしてここからは尾根の向きに従って、
方向が90度右に変わる。
この後まだまだアップダウンが続き、
いよいよ「分監奥」への尾根にのった。
あと100m下って100m登り返すと、
三等三角点「分監奥」だ。
しかし目指してきたそのピークは、
今立っている尾根上の一地点より明らかに低い。
そんなピークを目にすると、
どうにも足が向かない。
そこに立って三角点標石を確認できるなら行くが・・・
11時45分、やめた。
いつもの簡単な昼食とする。
さて、下山だが、
またアップダウンを繰り返していくのも時間がかかるので、
「437m標高点」まで戻り、
そのまま「中小屋川」に下った。
もう雪が腐って急な尾根、
斜面を下るのも大変だった。
そして「中小屋川」に下ると、
やはり腐った雪にスノーシューを取られる。
一歩一歩ズブズブと取られてきついきつい。
そんなきつい歩行は消耗させられる。
余計な負荷に何とか耐えて、
14時05分、駐車地。
腐れ雪に疲れた~
しかし予想通りのいい尾根歩きだった。