北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2023.2.12 『天狗山』(栗山・330m) 湿雪降りしきる中で・・・
一昨日の日曜日は、
天気予報で気温が高く、
湿った雪が降ると言っていた。
そこで極近場で遊ぶこととし、
栗山町の「天狗山」に登ることにした。
この「天狗山」や隣りの「御園山」は、
Hiromiのところからだと、
馬追丘陵についで近い山だ。
朝ゆっくり家を出てHiromiを迎えに行った。
そして馬追丘陵を越え、
由仁町から栗山町に入った。
栗山町南角田地区で除雪終点を駐車地とした。
そのころになると予報通り、
湿った雪が降り出していた。
誠にいや~な雪だ。
身体が濡れるので雨具を着用し、
ザックにはカバーをかけた。
しかしHiromiはそのまんま。
駐車地をスタートして、
田園地帯の端を歩き、
「不動の沢林道」に入った。
この林道奥を開削して、
夕張に抜ける道路計画がかつて存在したと聞く。
理由はわからないが、
中止になったその計画を、
今でも実施するよう働きかけている人がいる。
この「不動の沢林道」入口からしばらくは、
その方が所有する山らしい。
スタートして1kmほどで、
エゾシカの防護柵が現れる。
そこに扉があるのだが、
開きっぱなしになっている。
昨冬もそうだったが、
いったい誰が閉めずに立ち去るのか?
エゾシカによる食害を防ぐため、
莫大な費用を投じて作られた柵が、
この愚かな所業でその効果が得られなくなる。
ハンターの仕業か?
柵を越えてすぐ「不動の沢」に下った。
水量の少ない沢を渡渉して、
林道を大きくショートカットする。
そして針葉樹林を抜けて、
上部林道に上がる。
頭上の枝枝に無数の雪塊ができており、
暖気で落下するのが怖い。
一つでも頭に当たったなら、
首の骨が折れて命を落とすことになる。
そんなことを考え、
注意しながら登って行くと、
突然前方30mほど先で、
「バキバキッ!」と音がしたと思ったら、
バサッと太い枝が落ちてきた。
雪の重さに耐えきれずに折れたものだ。
もし我々に当たっていたら、
大変なことになるところだった。
実はこの直前私が前を歩いてペースが落ちていた。
それをHiromiが前に立っていたなら、
私よりペースが速いので、
落下してくる枝の下に達して当たったかもしれない。
たまたま私が前を歩くという偶然が、
ラッキーなタイミングを生んだか・・・
右手に「天狗山林道」が出合うと、
間もなく林道を離れて、
送電線の作業道に入る。
それをしばらく利用したあと「天狗山林道」にのると、
間もなく送電線の下をくぐり、
「天狗山」頂上部の基部に達する。
そしてひと登りで、
四等三角点「天狗山」。
このピークには私製標識が2枚付けられている。
一枚は小さい木切れに、
マジックインキで点名が書かれたもの。
これはバネのようにくるくると、
らせん状になった針金で取り付けられている。
3年ほど前に付けられたもので、
ここ以外の山でも時折目にするスタイルの標識だ。
もう一つはおなじみの黄色い標識だ。
これは付けられて2年近くになるか?
初めてここに登った時には何もなかったが、
だんだんにぎやかになってきた。
下山は同ルートをたどるが、
途中でショートカット。
ふかふかの急斜面を下る際、
いつものようにHiromiが喜んだ。
湿った雪は止むことがなく、
雨具のフードを取ると、
帽子から滴る水が首筋に流れ込んで不快だ。
足早に歩き通して駐車地へ。
いやな雪模様の中ではあったが、
まあそれなりに楽しめて満足。
夕方あらためて「反省会」で締めくくった。