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2023.2.24 『安斉ノ沢』(218m)~『砂利山』(ざりやま・222m)  三笠で里山周遊

 

 昨日はずいぶん久しぶりに降雪がなく、

朝の除雪から行動を開始しなかったのは、

いったいいつからだろう?

とにかく多少の差はあれど、

毎朝雪が積もっていて、

除雪から一日が始まっていた。

 昨日は朝から青空が広がり、

一昨日せっかくの休みを、

どんよりとした雲の下で山に登ったHiromiが気の毒だ。

そんな好天を無駄にすることなく、

7時前に家を出た。

そして三笠市へと向かった。

先日三笠の「坊主山」に登った際、

その東に位置する二つの三角点ピークに、

積雪期として初めて登ってみようと思った。

無積雪期には二度、

小高いところにある、

三笠市中央霊園下部の「前田の池」を起点に、

藪漕ぎで「砂利山」~「安斉ノ沢」を周っている。

それを積雪期の今、

「坊主山」の東に伸びる農道を利用し、

できるだけ奥に入ってアプローチすることにした。

 農道は最終人家を過ぎて間もなく、

大きく左にカーブして下降しだしたので、

戻ってよい位置に駐車スペースを見つけた。

良く晴れた空の下、

-13℃の空気の中をスタート。

駐車地からいきなり広い牧草地に入った。

いや、牧草地なのか荒れ地なのかはわからない。

とにかく広くて気持ちがいい。

広いところが大好きな私にはぴったりの風景だ。

牧草地を横切ると、

地形図に示された広い林道に出たので、

それにのって東の山並みに向かう。

360℃遮るもののない中を歩くのは、

とにかく「気持ちいい!」の一言に尽きる。

それも青空があっての開放感だろう。

 直線的に伸びる林道が山腹に突き当り、

右にカーブを描くころ、

斜面に取り付いて登行を開始した。

背後には広大な風景が広がって行く。

そして間もなく尾根の頭に上がった。

これを南に向かって歩いて行くと、

四等三角点「安斉ノ沢」

無積雪期だと下を走る林道が開放されているので、

難なく登ることができる。

 「安斉ノ沢」を後にし、

東に伸びる尾根上を進む。

すると樹木の切れ目から、

北東方向に「砂利山」のピークが確認できた。

この後は尾根筋が東から北方向へと、

向きを変えていく。

つまり「安斉ノ沢」から、

反時計回りで弧を描くように周って行く。

「安斉ノ沢」から少し歩いた地点で、

尾根筋のすぐ脇に作業道が現れた。

この作業道は無積雪期だと、

雑草がはびこってよくわからない部分があったが、

実際には「砂利山」まで続き、

更にその先まで伸びていることが確認できた。

 辺りの植生が広葉樹から針葉樹に変わって行くと、

目指す「砂利山」は近い。

そして三等三角点「砂利山」

どなたかがピンテに黒マジックで、

点名を書いて木に付けていた。

以前はなかったものだ。

 「砂利山」からは下降尾根にのって、

中央霊園のそばを通り、

更に下って「前田の池」に下り立った。

結氷した池を渡って対岸へ。

そして急斜面を登り返した。

尾根の頭に上がると、

木々の間から西側の風景が見える。

そこで風景が見える方を下降すると、

地形図上の林道に出た。

この林道を忠実にたどって行くと、

最初に林道を離れて「安斉ノ沢」に取り付いた地点に合流。

ここで周遊ルートが完結した。

昼が近かったので昼食とし、

自らがつけたトレース上を駐車地に戻ったが、

このころになると雪面が太陽光で湿り、

スノーシューのアイゼンやフレームに、

雪ダンゴとなってこびりつき、

歩行がきつくなった。

しかし空はどこまでも青く、

見渡す景色はとてつもなく広い。

いやあ、申し分のないいい一日だったねえ!

 

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