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2023.2.23 『福住北』(609m)  降られる前に夕張へ!

 

 長く続いた低温状態が、

一昨日あたりから緩み、

昨日はみぞれや雨が混じる予報だった。

Hiromiがせっかくの休みだというのに、

予定した樺戸山地に向かうのはやめて、

とりあえず「出たとこ勝負」と言うことにし、

空を見上げながらHiromiを迎えに行った。

そしてその時点で唯一空が明るかった、

夕張へと進路を取った。

夕張には登る山がたくさんある。

その中でじきに降り出す予報の湿った雪を、

できることなら避けるべく、

短時間で登れる三角点ピーク「福住北」に決めた。

 夕張市に入り、

道々「夕張~岩見沢線」を走って行くと、

福住地区に入るところにある、

「夕張神社」の前で冬季通行止めとなっている。

以前はこの数キロ先の「夕張メロン城」まで除雪され、

開放されていたが、

近年はこの「夕張神社」前に、

バリケードが設けられるようになった。

またこの通行止め箇所は、

「石炭の歴史村公園」の入口でもある。

そして冬季は除雪されず、

春先になって雪を割り出すのだが、

今冬はどういうわけか、

既に大掛かりな除雪が終わっているようだった。

 通行止めのバリケード前、

できるだけ車を端に寄せてスタート。

広い道々がきっちり除雪されていたので、

スノーシューを手に持ってのスタートとした。

歩き出すとすぐ左手に大きな建物が現れる。

元々は学校だったと思われるこの建物は、

人口の減少で廃校になった後、

高齢者施設として利用されたらしいが、

それも経営困難となり、

廃墟となってずいぶん時が経過したようだ。

健全なうちに廃業とされたのなら、

看板は取り外されたのだろうが・・・

 廃墟の施設跡を眺めて、

間もなく左手の斜面に取り付いた。

すぐに作業道が現れたので、

これを利用して登って行く。

足下の雪が思ったよりサラサラで深い。

スキーにはちょうど良い雪で、

Hiromiにスキーをさせてやらなかったことを後悔した。

そんな雪質もそこに出向いてみなければわからない。

 作業道は思わぬ方向に向かいだしたので、

すぐに離れて斜面を登って行く。

そして斜面には次々に大きな段差が現れて、

それを乗っ越すのがなかなか大変だ。

かつて夕張が炭都として栄えしころ、

この段の一段一段に炭鉱住宅(長屋)が、

びっしり軒を連ねていたのだろう。

 いくつもの段差を乗り越えて登って行くと、

広々とした伐採地に出た。

前方のカラマツ林が美しい光景を見せる。

これが青空の下だったら、

もっともっと美しいだろうに。

そして左手にトドマツの林が現れると、

傾斜が落ちて平たんとなり、

目指す三角点ピークが近くなる。

最後はトドマツの林をぬって、

四等三角点「福住北」。

無積雪期にも訪れているピークだが、

ここは倒れた笹が幾重にも積み重なり、

標石を発見できなかった。

いずれまた探しに来よう。

 下山はほとんど同ルートを下った。

フカフカの雪は、

スノーシューで下る感覚がいい。

楽しく楽ちんに下って駐車地へ。

すると雪が降り出した。

登下降の最中に降られなかったことを感謝!

一旦帰宅していつものように夕方「反省会」。

 

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