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2023.2.18 『千代田』(362m)~『400m峰』  夕張で美しい尾根歩きを楽しむ

 今日は久しぶりに夕張の山へ出かけた。

朝Hiromiを迎えに行き、

夕張市千代田地区に向かった。

そして旧「千代田中学校」のすぐそばに駐車。

ここにはいつも駐車スペースがある。

今回のルートはここから旧「千代田中学校」の裏手に回り、

急斜面を登って尾根筋に取り付く。

無積雪期ならここではなく、

「夕張トンネル」の、

栗山側出口に駐車し、

「千代田林道」ゲートから、

「千代田林道」を利用して「千代田」、

あるいは「400m峰」に登る。

しかし積雪期となると、

「夕張トンネル」前の空きスペースが狭くなるので、

そこに駐車する気にはなれない。

 「千代田」と「400m峰」を結ぶルートは、

無積雪期だとHiromiも歩いているが、

積雪期はどうだったか?

連れて歩いたような気もするが、

記憶は定かでない。

そして本人も歩いたことがあるんだかないんだか、

全く記憶がないので困る。

しかし何度歩いても、

過去の記憶が残らず、

毎回新鮮な気持ちで歩けるんだから、

ある意味得かもしれない。

 駐車地をスタートしてすぐ、

廃校になって久しい、

旧「千代田中学校」の校舎裏手に回った。

すると窓ガラスがほとんど割れ、

中に色々なものが散らかっている様子が目に入る。

この光景を目にするたびにいつも思うのだが、

校舎を解体したり、

中の備品を処分したりということはできないんだろうか?

財政破綻都市としては、

そんな余裕なぞない、

ということなのだろうか?

しかしそれも校舎のすぐ裏が、

人の入らない藪山だから放置しておけるわけで、

街中の校舎なら、

決してこのような状態で放置はできないだろう。

 校舎裏の斜面は斜度があり、

いきなりなかなか大変な登行を強いられる。

ジグを切って一歩一歩登って行く。

そしてこの急斜面を登りきると、

陽光の中に照らし出された、

美しい尾根筋が現れる。

それを忠実にたどり、

一旦下降して再び急登に耐えると、

四等三角点「千代田」

この後はまた一旦下降して、

その後アップダウンを繰り返していく。

周囲の風景が美しく、

いい尾根歩きを楽しめる。

ただ頭上には樹木が雪塊を大量に抱えており、

この後上昇する予報の気温が気になるところだ。

常に頭上に目をやりながら進む。

 尾根筋はルート中のほぼ中間点で、

おおよそ南向きだった方向を、

東向きの尾根に乗り換える。

そしてこのころになると気温が上昇して、

サラサラだった雪面の新雪が、

ジワリ湿気を帯びてきた。

そう感じた時は既に、

スノーシューのアイゼンやフレームに、

雪ダンゴができてしまっている。

そうなると重くて歩くのが辛くなる。

スノーシューを裏返して、

ストックで雪の塊を叩き落すのだが、

ちょっと歩けばまたズッシリと重くなる。

きりがなくても落とすしかない。

そんなことにはお構いなしのHiromiに声をかける。

「スノーシューにダンゴがつくよな?」、

「いや~」。

私のにはついて、Hiromiのにはつかないなんて、

そんなわけがない!

こいつはそんなことも気にならない、

大物と言うか鈍いというか・・・

 

 雪ダンゴを叩き落しながら尾根を歩き、

最後は少々の急登を経て「400m峰」。

地形図上の400m標高点だ。

このピークの南側が伐採地となっているので、

見晴らしが大変良い。

ただ今日は空気自体にモヤがかかったようで、

遠くの景色がかすんでいた。

 簡単な昼食を済ませて下山開始。

中間点までは往路のトレースをたどったが、

そこから尾根に沿って走る「千代田林道」に下った。

気温の上昇で雪塊の落下が多くなるため、

極力危険は回避したい。

 林道を歩いて「千代田」の直下まで戻り、

急登を経て尾根上に上がった。

Hiromiは難なく登って行くが、

あとに続く私はもうヘロヘロ。

尾根筋に上がると中学校の校舎は近い。

最後は急斜面をスノーシューで滑り降りて完結。

また校舎を眺めて駐車地へ。

このルートの記憶が全く残っていないHiromiは、

今日も面白かったって!

 

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