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2023.2.19 『石油沢』(171m)  濃霧に翻弄されて・・・

 

 昨日はひどく怖い思いをした。

朝Hiromiの車を我が家に置き、

石狩市厚田区方面に向かって出発した。

ところがすぐ濃霧に飲み込まれた。

しかしすぐ濃霧の外に出られるだろうと、

そのまま走行するも、

どこまで行っても逃れることができない。

霧は濃淡があって、

より濃いときにはほんの一寸先が見えない。

そんな状況の中で、

無灯火の車が前方から突然現れる。

この状況下で無灯火という神経が理解できない。

中には白いボディで無灯火という車もあり、

真っ白い中でそれが突然眼前に現れた時は、

「ドキッ!」

また青信号でも徐行しながら交差点に進入すると、

交差する道から乗用車とトラックが、

そちらは赤信号であるにも関わらず、

止まらず侵入してきて衝突しそうになった。

窓を開けて思わず「バカヤロウ!」

赤信号が見えないのか?

そんな状況の中での走行は非常に危険なので、

当別町でコンビニの駐車場に避難し、

しばらく様子をうかがった。

これまでこんなに濃く、

広範囲に広がった濃霧を経験したことがない。

 コンビニの駐車場で「どうしようか?」、

と考えを巡らせ、

Hiromiから「帰ろうか?」

とも提案があったが、

濃霧の中の走行を考えると、

また来た道を帰るのも危険だ。

歳をとってくると、

臆病になるが慎重にもなる。

霧が晴れるまでどこかに登るしかない。

そこで直近の当別町金沢地区へと移動した。

そして先日『伊達山』に登った時に利用させていただいた、

地元消防団の駐車場隅に駐車した。

 隣りの「金沢会館」横から入山した。

すぐに急斜面を登る。

気温が高く雪が湿って重いので、

急斜面を登るのには都合がいい。

その後見事な針葉樹林の中を登る。

すると突然作業道が現れて歩きやすくなる。

この作業道を利用して、

南北に走る上部林道につなげるのは、

前回「金沢」~「伊達山」を歩いた時と同じだ。

そして今回は林道に突き当たった地点で、

前回とは逆の北に向かって進路を取った。

この当別町が管理する林道は、

そのまま北に向かって行くと、

中小屋の巨大アンテナ前を通り、

やがて「ふくろう湖」付近に下って行く。

無積雪期には歩いているが、

積雪期の歩行は初めてだ。

 積雪期は風景が全然変わり、

何とも広く雄大な光景が広がる。

広々とした風景の中で、

直線的に伸びて行く林道を気持ちよく歩く。

そんな風景を眺めながら歩くことだけでも価値がある。

 林道出合いと目指す「石油沢」の、

ほぼ中間地点に当別町のゲートがある。

そのゲートそばの木に、

「監視カメラ設置」の表示板があった。

不法投棄を監視するためのものだが、

この手の表示はこれまで、

「脅し文句」だけだと思っていた。

ところが実際にカメラが設置されているのだ、

と言うことを今回初めて知った。

 林道はどこまでも広く、

スタートしてから約4km歩いたのち、

林道を離れて樹林に入った。

目指すピークは林道のすぐそばだ。

少々の登りを経て、

三等三角点「石油沢」

ここには黄色地に黒で、

点名を縦書きされた私製標識が去年つけられた。

このスタイルの標識は、

先日の『伊達山』と同様のもの。

作者はどの程度の範囲で活動されているのか不明だが、

とりあえずは二例確認した。

 簡単な昼食の後復路の行程に入った。

また広々とした林道を、

往路のトレースにのって歩く。

我々がつけたトレースにのって歩くと、

歩きやすいもんだからHiromiが速くてねえ。

別に追いかける必要もないのに、

ついペースが上がってしまって辛いのよねえ。

サイボーグHiromiは決して休まないしぃ・・・

もうヘロヘロとは言わないが、

くたくたぁ・・・

 最後は急斜面をスノーシューで滑り、

金沢会館に下って完結。

往復8kmの歩行を終えた。

そしてこのころになると霧も晴れ、

安全に帰途に着くことができた。

それにしてもひどい濃霧だった。

一旦帰宅して「反省会」。

 

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