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2023.2.26 「210mP」  瑞穂ダムで地震崩壊地を巡る

 

 先日の日曜日はまたまた除雪を済ませて家を出た。

そうたくさん降るわけではないが、

まあよく毎日降り続くものだ。

そんな新雪が私の住むところから、

南幌町~長沼町と走って行くとだんだん多くなり、

どこも除雪されていない。

そしてこの朝の目的地だった、

栗山町東山地区の「雨霧林道」入口に至る農道には、

車一台のタイヤ痕しかなかった。

まあ田舎道だから当然と言えば当然だが。

しかし「雨霧林道」にはわだちができており、

奥で林業が活動していると思われた。

わだちが深かったため、

車で入ることは止めて、

町道脇にスコップで駐車スペースをつくった。

そして準備していると車が1台やってきて、

そのまま林道に入って行った。

ハンターの車だった。

「参ったな」と思っていたら、

また1台やってきて林道に入って行った。

こうなってはもうそこに入る気にはなれず、

すぐに移動した。

どこも除雪されていない中を南に向かって走り、

アプローチ地点を見てまわるが、

とにかく除雪されていないのだから、

必ず除雪車が来るわけで、

そこに車を置いてはおけない。

結局安平町まで走り、

「瑞穂ダム」に向かった。

ところが「瑞穂ダム」周辺は、

この時期になっても積雪が中途半端で、

山肌は笹がむき出しになっており、

とても入る状況ではない。

そんな状況の中で活動することはただ一つ。

「胆振東部地震」によって崩れた、

崩壊地を見て歩くことだ。

これは以前からやってみようと思っていたことだったので、

まあ、よいタイミングだった。

 「瑞穂ダム」で冬季通行止めのゲートそばに駐車。

一旦ダム湖に下って結氷した湖面を眺めた。

そして通行止めではあるが、

除雪された林道に戻り、

南側の沢形に入った。

するとすぐ崩壊地の風景が目に入る。

地震直後は崩れた土砂と倒木が、

沢地形全体を埋め尽くしていたのだろうが、

それは既にかたずけられている。

 沢形から崩壊した急斜面を登って、

縦横に走る作業道に上がった。

この辺りは伐採地で広い風景が広がる。

この風景を見たくて、

この辺りを歩いてみようと思っていた。

胆振東部地震による崩壊地は、

ずいぶん目にしてきたが、

やはりここも想像通りの風景が広がる。

崩れやすい砂状の地質が、

とにかく広範囲に存在しているのだ。

 この日は冷たい風がけっこう強かったので、

風を避けて簡単な昼食を摂り、

南に向かっていた進路を、

「210mP」の基部で西向きに変えて下降した。

そして作業道が消失したところで藪に入り、

尾根を下って行くとシカ柵だ。

柵の内側を下ると藪が濃いので柵の外を下りたい。

するとすぐそばに柵をまたいで越せる高さまで下がった部分があり、

そこから外に出て下った。

最後は駐車地のすぐそばに出て終了。

歩いてみたかったところを、

思いがけなく歩けたことに満足。

ゆったりとした気分で帰途に着いた。

この日で11連休が終わった。

11連休中山に向かわなかったのは、

朝から吹雪いていた20日だけ。

その他の10日間は全て山に登った。

但し、燃料費と相談しながら近場の山を走り回った。

私にいくら時間を頂きましても、

決して無駄には致しません。

金はないけれど「山」、そして人生は楽しいねえ~

 

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