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2023.3.5 『望来山』(もうらいやま・327m)~『桂沢』(470m)  素晴らしい尾根歩き!

 

 日曜日は全道的に晴天という予報で、

とっておきの風景を楽しみに出かけた。

 日曜日の朝Hiromiの車を我が家に置き、

当別町青山に向かった。

そして青山地区から道々を厚田方面へ。

すると峠状の地形となり、

そのピークから厚田側に下って行くと、

左手に広い駐車帯が現れる。

ここは冬季間も常に広く空けられている。

今回はこの駐車帯を起点に活動した。

 準備を整えてスタートしようとすると、

駐車帯のすぐ上の高みから、

3人の男性がスノーシューで下りてきた。

中の一人は袋のようなものを引きずっている。

どうやら山登りではないようだ。

近くまで下りてきたので尋ねてみた。

「猟かい?」と。

すると先頭の男性が、

「いやいや・・・」、

とだけ言ってあとを濁したのでそのまま立ち去った。

彼らはいったい何をしていたのか?

見当もつかない。

 道々を反対側に渡ってスノーシューを装着し、

北側の山へと入って行った。

無積雪期だと既に廃道の、

古い林道が続いている。

少々の登りを経て樹林に入るが、

すぐに抜けて前方の視界が開ける。

そして広い頂上部の中に、

三等三角点「望来山」

東側に樹木がないので、

樺戸山地の風景が丸ごと見渡せる。

久しぶりにここからの風景を楽しみ、

進路を北に向けて歩き出す。

長い尾根歩きの始まりだ。

 「望来山」から北に向かう尾根は、

右手(東側)に一貫して樹木がなく、

常に樺戸山地の風景を眺めながら歩くことになる。

アップダウンを繰り返し、

徐々に高度を上げて行く。

東側が崖状となった部分は、

笹やその他のブッシュが顔を出している。

いよいよ春に突入と言った感じだ。

そんな中で一ヶ所Hiromiが、

クレバスに足を取られた。

しかし浅いので問題はない。

この辺りもこの冬は積雪が少なかったようだ。

 尾根ははっきりとした3つ目の急登を経ると、

それまでも広がっていた風景が、

更に一段と広がり、

東側の風景だけではなく、

背後に南の風景も広がった。

このルートを歩いたのは、

昨冬が初めてだったが、

そんな風景に一気に引き込まれ、

毎シーズンここを歩きたくなる。

そして背後の風景が広がったと思ったら、

今度は前方に純白の斜面が広がる。

前日新たな降雪があったので、

山肌は「白」そのものだ。

この純白の尾根にトレースを刻み、

登りきった先のピークに立ち、

四等三角点「桂沢」

このピークからは、

『神居尻山』(947m)~『ピンネシリ山』(1,100m)~『隈根尻山』(971m)の眺めが、

特に素晴らしい!

ただこの日は空気全体にモヤがかかったようで、

スッキリとはいかなかった。

それでもいい眺めだ。

そんな雄大な風景を眺めながら、

いつもの簡単な昼食とした。

バウムの儀式も行ったが、

初登ではないので本来は儀式外だ。

ただ単に在庫のバウムの賞味期限が、

もうじき切れそうだったので食べただけ。

 下山は同ルートを引き返す。

今度は南に向かって、

尾根上をゆっくり高度を下げながら歩き、

雄大な風景を楽しむ。

こんなにルート中のほとんどの部分で、

遮るもののない風景を楽しみながら歩けるところは、

そうそうありはしない。

心より満足して駐車地へ。

Hiromiもこの日ここを歩けたことを喜んだ。

帰途でまだ全面結氷が続く「ふくろう湖」を眺め、

帰って「反省会」!

 

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