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2023.3.3 『野々沢』(249m)  積雪期は短縮ルートで

 

  今週は月~木曜日と、

4日間出勤して今日から三連休。

ただ春先の注文がけっこう多くなってきているので、

その状況によっては平常勤務に戻るかもしれない。

そうなると山に通う回数も減ってしまうねえ。

 積雪期の山は無積雪期とは趣が全く異なる。

無積雪期に藪を漕いで歩いた山々は、

それらが皆雪の下となり、

スッキリした尾根や斜面を歩けるようになる。

するとまるで違う山であるかのような錯覚を覚える。

そんなギャップを楽しみながら、

最近は里山を歩いている。

 今日は岩見沢市と三笠市の境界線が走る、

「市来知川」(いちきしりがわ)に沿って伸びる農道に入り、

除雪終点を駐車地とした。

この農道奥には農家が一軒だけあり、

そのための除雪なものだから、

適当な感じで少々の降雪なら除雪されない。

以前もここに入ろうとしたことがあったのだが、

降雪の後の除雪がなされておらず、

スタックしそうな気配となり、

途中で引き返したものだ。

除雪終点は林道の入口に当たるところ。

その先にもわだちは見られるが、

実際に車で入るのは無理だ。

 このところの暖気で雪面が締まったので、

小型のスノーシューを装着してスタート。

農道を水源池に向かって歩いた。

500mほど歩くと「一の沢水源池」へ。

この先は「野の沢林道」が続いており、

無積雪期には「野の沢林道」から支線林道に入って、

「野の沢」(三等三角点)の基部まで進む。

そして今回は積雪期である故、

距離を短縮する。

水源池の氷の上を歩き、

対岸に渡って尾根に取り付くことにした。

ここまでは三笠市側を歩いてきたが、

この水源池に下り立った時点で、

岩見沢市に足を踏み入れたことになる。

その後は目指すピークまで、

岩見沢市の領域だ。

取り付く尾根はどれでもよいのだが、

なるべく斜度が緩い尾根を選ぶ。

ただ足下の雪が締まっているので、

少々斜度がきつくても楽に登って行ける。

 尾根筋をたどって行くと、

予期せぬ作業道が現れて、

これを利用すると更に楽に歩ける。

作業道はやがて地形図上の、

破線林道に吸収された。

この破線林道はこうして見ると立派だが、

無積雪期は雑草に覆われているものと思われる。

この破線林道の更に上部では、

実際にそういうことになっている。

 林道を歩いていると、

突然小規模な伐採地が現れた。

伐採地の風景は規模が小さくてもいいものだ。

そんな風景の中で、

数の少ないエゾマツが目に入った。

針葉樹林のほとんどがトドマツなので、

エゾマツはそうそう目にしない。

この両者は樹皮が全く違う。

トドマツはあっさりした感じなのに対し、

エゾマツの樹皮はウロコのような感じだ。

そのウロコ状の樹皮がなんだか気持ち悪くて、

どうにも好きになれない。

森林のほとんどがトドマツでよかった。

 「野の沢」の基部に達して林道を離れた。

急な尾根を登りきると斜度が落ち、

平たんな地形となる。

それを進んで行くと一旦下がって、

目指すピークへと登り返す。

そして三等三角点「野の沢」

ここに立つのは何度目か?

ただ積雪期に立ったのは初めてだ。

周囲を樹木が覆っているため視界は効かない。

すぐにピークをあとにした。

そして一旦林道に下って、

目の前の尾根を登り返す。

するとそこに伐採地が現れ、

東から南にかけての展望が広がる。

ここがこの山に登るにあたって最も良い地点となる。

 しばし風景を眺めて下山開始。

登路のルートが最短と思われるので、

それをたどって下った。

林道から作業道、

そして水源池へと下り、

氷の上を歩いて農道に戻った。

 駐車地に戻ると雲行きがあやしくなってきた。

時間が早いのでもう一座。

雪よ降らないでくれ~

 

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