北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2023.3.19 『望来峯』(もうらいみね・260m)~『東望来山』(ひがしもうらいやま・269m) 快晴の稜線行!
当別町の「ふくろう湖」西3kmほどのところに、
南北に走る稜線がある。
200m台のピークがいくつも見られるが、
その中に「望来峯」と「東望来山」がある。
いずれも三等三角点を有する。
またこの稜線上を、
当別町と石狩市の境界線が走っている。
「望来峯」には昨秋単独で、
長い林道歩きの末、
藪漕ぎでピークに立った。
そして「東望来山」は積雪期に二度、
無積雪期は一昨年Hiromiと、
藪漕ぎでピークに立っている。
それを今回スッキリした雪の上を歩いて、
両ピークを結ぶことにした。
両ピークの間隔は3kmほどあり、
「当望林道」林道を利用すると、
両ピークの中ほどに達することができるので、
稜線上にのった後、
一旦「望来峯」を目指して北上し、
戻って南下して「東望来山」に立つことにした。
日曜日の朝Hiromiの車を我が家に置いて、
当別町の「ふくろう湖」に向かった。
そして「ふくろう湖」に架かる、
「望郷橋」手前の駐車帯を利用することにした。
この駐車帯は17日に除雪して開けられたことを、
ちょうどその日「沼ノ沢」から下山したところで確認していた。
8時35分、駐車地をスタート。
とびっきりの好天の中、
スノーシューを手に持って歩き出した。
「小松の沢橋」を渡ってすぐ、
尾根に取り付くつもりだった。
その時点でスノーシューを装着しようと思っていたが、
雪面はカリカリでツボ足OK!
しかし日中気温の上昇で、
足下の雪が腐ることを想定して、
スノーシューを背負って進むことにした。
地形図上の「180m標高点」を過ぎると、
地形図にはない林道が現れたので、
これにのって歩を進めた。
すると予想通り「当望林道」に吸い込まれた。
あとは「当望林道」を進むだけ。
高度を上げて行くと、
北東方向に『神居尻山』(947m)から、
『ピンネシリ山』(1,100m)にかけての山塊が見えるようになる。
空はどこまでも晴れて青く、
白い山々とのコントラストが美しい。
9市50分、稜線上。
ここは石狩市と当別町を結ぶ、
「当望林道」の峠に当たる。
ここまで高度を上げてきて、
この先はゆっくりと、
厚田区望来に向かって高度を下げて行く。
一休みしてスノーシューをデポし、
北へと伸びる稜線にのった。
ここから1.8km先の「望来峯」を目指す。
この稜線は期待通り、
目にする風景が美しかった。
前述の『神居尻山』~『ピンネシリ山』が、
常に輝いて見えている。
ただ稜線ゆえにアップダウンが激しく、
ところどころで雪が腐ってズボり、
体力を消耗させられる。
ただHiromiはその消耗が見られず、
どんどん先へと進む。
そして昨秋登った西からの藪尾根を過ぎて、
10時40分、三等三角点「望来峯」。
融雪が進み標石が顔を出していた。
その周りの笹の切り口は私が切ったもの。
なんだか妙に懐かしくなった。
またここからの素晴らしい眺めも予想通りだった。
ピークには長居せず引き返した。
またアップダウンを繰り返し、
11時35分、再び「峠」。
簡単な昼食を摂り、
雪面がかなり緩んできたので、
スノーシューを装着して、
今度は南下し「東望来山」を目指す。
「東望来山」までは1kmちょっと。
青空はどこまでも続き、
空気はとにかく澄んでいる。
高度を上げると背後に厚田の山々が美しい。
こちらもアップダウンを越え、
最後は急登に耐えて、
12時25分、三等三角点「東望来山」。
この三角点標石もちゃんと顔を出していた。
二つの三角点を結んだ後は、
「東望来山」から東に下降する尾根にのった。
この尾根はほとんどが針葉樹林の中のため、
せっかくの晴天の中で薄暗い。
しかし固い雪面を下るのは速く、
やがて沢床へと下った。
融雪が進みスノーブリッジが崩れている。
水量の少ない沢をそのままスノーシューで渡る。
ただ沢床から岸に上がるのも大変で、
Hiromiがなかなか上がれずにいたところで、
その横をひょいと上がった。
するとHiromiが、
「おっ、どっから登りやがった?」。
「やがったって、オバン、どっから目線よ!!」。
こいつにはあきれかえる。
こういう言葉が自然に出てくるんだからねえ・・・
沢から「小松の沢林道」に上がり、
てくてく歩いて行く。
もう気温もかなり上がって、
暑いのでアウターを脱いだ。
Hiromiなんか最初から薄着だもんねえ。
13時40分、駐車地。
帰って「反省会」にはちょうどよい時間だ。
それにしても素晴らしい天候の中で歩いた、
約11kmは楽しかったねえ!