北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2023.5.3 『上田』(126m)~『高岡山』(137m) 魅力的な丘陵地帯
3日の祝日は気温が6月下旬なみ、
との予報だったので、
風通しの良いところを歩こうと、
当別町弁華別に向かった。
弁華別の西側には緩やかな丘陵帯が広がっている。
弁華別で道々から、
「パンケチュウベシナイ川」に沿って伸びる農道に入った。
そして3kmほど走ると、
「五の沢林道」入口となる。
この林道は舗装されており、
石狩市厚田区に抜ける。
「五の沢林道」入口左手に南へ伸びる、
砂利の無名林道が続く。
この日はこの入口を駐車地として、
徒歩で砂利の林道に入った。
この林道にゲートはないが、
広く美しい風景が続くので、
あえて徒歩で侵入した。
すると早速不法投棄だ。
見たくはないが目に入る。
わずかな距離の樹林を抜けると、
一気に前方の視界が開け、
直線的な林道が続く。
そして林道の両側が伐採地となっているので、
とにかく周囲の風景を遮るものがない。
実に良い風景の中を歩いて行くと、
またまた不法投棄だ。
せっかくの風景が台無しだ。
それにしてもこの「自分さえよければ」、
という人間は何とかならないものか?
こういう不法投棄を平気でしておいて、
帰れば善人ぶった生活を送っているかと思うと、
腹が立ってしょうがない。
歩き始めて1kmほどで、
林道横に四等三角点「上田」。
三角点部分が削られず残されたようだ。
その後も直線的な林道が続く。
東側には緑の「石狩平原GCC」が見えている。
そして駐車地より約2km歩いた地点で、
右手の刈りわけ道に入った。
無名林道はその先で笹に覆われ、
進行不能となっているので、
自ずとこの刈りわけに入る。
すぐに小規模送電線が現れ、
その向こうにも広い風景が広がる。
この辺りは伐採地とは思えず、
どういった土地なんだろう?
とにかく私が好む風景が続き、
やがて前方に目指すピークが見えてくる。
最後は刈りわけ道を離れ、
笹薮に入ってピークを目指す。
この笹薮はルートをうまく取ると、
薄めのところを歩ける。
昨秋一度このピークに立っているが、
今回よりかなり笹の濃い部分を登った。
笹をひと漕ぎして、
三等三角点「高岡山」。
昨秋標石周りを笹刈りしたので、
わりときれいなままだった。
ここでエピソードを思い出した。
昨秋ここに立った後、
あるヤマッパーの記事を拝見していると、
「高岡山」という見出しがあった。
そこで開いてみると違うピークを、
「高岡山」と思い込んでいた。
地理院地図で確認すると、
このピークのほぼ北約3kmの地点に、
「137m標高点」が記されている。
どうやらそれを「高岡山」と勘違いしたようだ。
誰かが「高岡山」として軌跡を載せると、
何人もがそれに続く。
皆間違った軌跡をスマホに写しこみ、
それを信じて後に続く。
工夫も努力も何もなく、
ただ人の軌跡を頼りに入山するヤマッパーの滑稽なところであり、
また危険なところでもある。
山中でスマホを落としたら?
あるいはスマホが故障したり電池切れになったら?
恐ろしい話しだ。
もちろんヤマッパーの中には優れた能力、
強靭な体力をもつ登山愛好家もいる。
しかし大半は前述の人をまねるだけだろう。
ヤマッパーさん、
一度立ち止まって自らの立ち位置を確認しては?
身の丈に合った、
自らの山登りを志すようお勧めしたい。
復路でもまた広く美しい風景を堪能し、
途中雪が融けて日が浅い草原に腰を下ろして昼食。
そして不法投棄を横目で見ながら駐車地へ。
この美しい丘陵帯には何度も足を運ぶことになるだろう。