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2023.5.20 『切勝沢』(キリカツザワ・209m)  意外な風景にうっとり・・・

 

 土曜日にむかわ町で「奥春日」から下山し、

ゴルフ場入口を過ぎて、

春日二区へと車で移動。

農家の横から林道入口に入った。

農家の畑へと続くような林道で、

少々わかりにくい。

林道入口にゲートは設置されていなかったが、

そこを駐車地として徒歩でスタートした。

農家の裏手に当たるこのそばには、

真っ黒い牛が数頭寝そべっていた。

それを目にしたHiromiが、

「モ~ッ!」、

「・・・」、

「モ~ッ!!」、

「・・・」、

反応のない牛たちに不満そう。

こいつは以前羊の放牧場で、

「めぇ~っ!」、と声を出すと、

いっせいに「メェーッ!!」と返ってきた。

家畜と会話できるつもりでいるのか?

 

 スタートして間もなく、

電気柵が現れたので、

Hiromiが絶縁体を握って電線を下げてクリア。

そしてそれを元に戻そうとして、

一瞬腕に触れてしまった。

「いてっ!」。

この線に触れると、

やはり痛いらしい。

 電気柵を越えるとすぐ、

左手に広い畑の風景が広がった。

何の畑なのかはわからないが、

とにかく広くて美しい。

そんな風景に見とれて更に歩を進めると、

林道が牧草地の中へと続き、

ほとんど消滅してしまった。

地形図にははっきり記されている林道なのだが・・・

この林道を終点まで進んだ後、

藪に入ってピークを目指す予定だったが、

しょうがないので牧草地に入った。

そこには古い有刺鉄線の柵があったが、

鉄線が地面に落ちている個所もあり、

既に放牧地としては利用されていないことが伺える。

しかし放牧地である故、

広くて美しい。

まさかここでこんな風景に巡り合えるとは・・・

 放牧地を過ぎて樹林に入った。

地形図上の林道がうっすらと続いて行く。

そしていつしかまたはっきりとするが、

やがて終点を迎え、

目の前に送電線の鉄塔が現れた。

すると背後にむかわの風景が広がった。

但し、この時点では太平洋から、

湿った空気が入り込んでくるのがよく見えた。

いずれここもガスに覆われる、

と思うと何とも惜しい気がする。

 鉄塔からは藪漕ぎと思ったが、

地形図にはない古い作業道が続いていた。

まあ、作業道がなくても、

辺りの植生を見ると“藪”なぞなく、

どこでも歩ける状態なので問題ない。

 作業道は尾根筋に沿って伸び、

とうとう目指すピークまで続いて、

下降していっている。

そこで、四等三角点「切勝沢」

ここに立つまでの間も、

周囲の緑が美しかったのだが、

曇り空に変わって、

美しさが半減してしまった。

 下山は登路のルートを引き返した。

そしてまた放牧地の風景を楽しみたかったのだが、

既に低いガスが覆いだしていて、

がっかりさせられてしまった。

それにしても意外な風景を目にできたことに満足し、

駐車地に下って帰途に着いた。

 この日は私の女房の誕生日。

それも70歳の「古希」だ。

帰路で女房の大好物であるエビと、

ささやかな花を買って帰った。

そしてあらかじめ用意しておいた、

のし袋に入れた3万円をプレゼント。

おめでとう!

そしてこれからもよろしく!

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