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2023.4.30 『御園山』(284m)  雨降りしきる中でネギ採り!

 

 昨日の日曜日はまた雨だ。

日曜日の雨は、

4月9日、16日、23日に続き、

これで4週連続となった。

こんな悲劇的な月も珍しいが、

とにかく週一休みしかない、

とっても嫌な4月は過ぎた。

 この日は天気予報で、

雨から逃れようがないと覚悟したので、

最初から雨具着用で藪漕ぎと決めた。

そしてギョウジャニンニク採りをすることにした。

Hiromiはギョウジャニンニクなんかに全く興味がないどころか、

むしろ嫌いな植物だ。

どうもニンニク系の香りが苦手なようだ。

それでこの日の企画は拒絶されるかな?

と思ったが、

簡単にOKサインが出され、

ホッ・・・

Hiromiも歳とともに、

以前のようなガツガツ感がなくなり、

まぁるく柔軟になったようだ。

 朝Hiromiを迎えに行き、

栗山町南角田の「不動の沢林道」へ。

林道を進んでエゾシカ防護柵手前に駐車。

雨具着用でスタートした。

雨は止む気配なく降り続く。

しかし雨具にヘルメット着用なので、

もう雨はさほど気にならず、

林道から沢筋へ。

そして藪に突入した。

笹に覆われた古い作業道を進み、

適当なところで斜面に取り付く。

笹の密度が増し、

スピードが極端に鈍る。

藪の薄いところではHiromiが前を行くが、

濃くなると私が先に立つ。

 濃い笹は長く続かず、

前方の尾根筋に上がると、

丈が低く薄い笹原に変わる。

尾根筋は明瞭で、

誰がつけたかピンテが目立つようになる。

そしてひと登りで、

四等三角点「御園山」。

私の原風景の中の一座だが、

樹木が密生して視界は効かない。

雨は相変わらず降り続くが、

ここでネギ採り開始だ。

ちょっと時期が遅れたものの、

十分食べごろのネギ畑。

こういうことを始めると、

つい夢中になってしまう私だし、

Hiromiを長く待たせてはいけないと、

黙々袋に詰めていく。

ところがこの日は、

Hiromiもまた採ることに熱中した。

Hiromiが山菜採りをここまで真剣にやるとは、

あまりにも意外で驚いてしまった。

Hiromiの協力のおかげで、

30分も採るとレジ袋(大)3つが満杯となった。

そしてこの大量のギョウジャニンニクをどうするか、

と言うと、

全て私のアルバイト先の仲間にあげてしまう。

 レジ袋3つをザックに詰めて下山。

濃い笹の中はできることなら歩きたくないので、

近くのゴルフ場に下ろうか、

とも考えたが、

もうシーズンインでGWが重なり、

雨でもプレーしている可能性があるため、

登路と同ルートを下った。

そんな中を歩くと当然ダニがたくさんつく。

それを林道に下りて確認。

と、その前に、

沢筋を歩いていると、

近くの針葉樹林でヒグマが低く唸り声をあげた。

こちらははっきりと鈴を鳴らしているのにねえ。

 駐車地に戻り、

後かたずけを始めると、

ようやく雨が上がった。

途中のコンビニで弁当を食べて帰途に着いた。

そして家に帰り、

ギョウジャニンニク大嫌いの、

女房を刺激して波風を立てぬよう、

「全部会社に持っていくやつだから」、

と情けない言い訳をして、

1時間半かけて台所で全て洗った。

一方女房はHiromiの依頼を受け、

2週間前から制作を続けてきた、

トートバッグの完成が目前だった。

そして完成!

夕方の「反省会」に出かける時点で、

女房からHiromiに手渡した。

前にスマホケースを作ってやった時、

赤い革を使って喜ばれたので、

トートバッグも赤だ。

Hiromiも大変気に入ったようでよかった。

トートバッグの制作を終えた女房は、

早速Hiromiから次の依頼である、

二つ目の財布の制作に着手した。

うちの女房はえらい!

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