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2023.5.14 『芦ノ沢』(499m)  若葉のころ

 

 14日の日曜日は三笠市の「桂沢湖」へ。

2年ぶりに桂沢湖岸から、

「芦ノ沢」(三等三角点)に登ってみることにした。

Hiromiが未踏の山だったので、

大いに乗り気だった。

ただこの日は天候が良くない予報だったため、

「雨に当たらなきゃいいな」、

程度の期待しかしていなかった。

ところが朝から晴天に恵まれ・・・

 素晴らしい青空の下、

「桂沢湖」に向かい、

国道452号線に乗り換えて、

夕張方面に方向を変えた。

そしてすぐに「桂竜橋」を渡り、

「桂沢トンネル」をくぐった。

トンネル手前から左手の斜面に続く、

地形図上の林道は既に廃道で、

その痕跡すら見られない。

トンネルをくぐった後、

ヘアピンカーブを越えると、

左手に林道の入口が現れる。

この入口に駐車してスタート。

この山は99%林道歩きだ。

 スタート時点で利用した林道は、

「桂沢林道」らしい。

既に廃道で車両の通行は不可だ。

新緑が美しい中を歩いて行くと、

やがて前方の視界が開け、

突然「桂沢湖」の風景が広がる。

そして背後には『芦別岳』を中心とした、

夕張山地の風景が広がる。

また南には『夕張岳』だ。

いきなりこの風景を目にしたHiromiが、

思わず感嘆の声をあげた。

 大変よい風景を眺めた後は、

わずかな藪を越えて立派な林道に出た。

これは「上一ノ沢林道」で、

目指す「芦ノ沢」へと誘ってくれる。

 この日は林道歩きにストックを利用してみた。

すると楽なもんだねえ。

積雪期はストック必携だが、

無積雪期は使用することがほとんどなかった。

去年の誕生日に、

Hiromiがせっかくプレゼントしてくれたものを、

使っていなかった。

もうかっこなんかつけていられないから、

積極的にストック使うことにする。

 林道は一ヶ所、

送電線の下をくぐる場面がある。

すると視界が開け、

広い風景を眺められる。

地形図上の「401m標高点」そばで、

送電線の鉄塔に接し、

桂沢湖の美しい風景を望むことができた。

そしてこの辺りがルートのほぼ中間点だ。

この後はまた淡々と林道歩きが続くものの、

その路面を見ると、

最後に車両が走行したのはいったいいつなのか、

と言った具合で落ち葉に覆われた路面に変わった。

 林道を包む木々には若葉が生い茂り、

実に春らしく、

誠にうっとりとさせられる雰囲気が続く。

もう少し季節が進んでからの、

濃い緑色の世界も美しいが、

この時期の淡い色もなかなかいいものだ。

 450で目指すピークの基部に達したので藪に突入する。

なかなか濃い笹で進むのが大変だ。

Hiromiなんか、

背丈以上の笹に飲み込まれる場面があった。

そして三等三角点「芦ノ沢」

2年前に標石周りの笹を刈ったが、

そのときのままのような気がする。

Hiromiが初登のバウム儀式。

 下山は同ルートを引き返す。

登っているときには気付かなかったが、

思いのほか高度を稼いだようで、

下りの傾斜が楽をさせてくれる。

またほぼ中間地点でよい景色を楽しみ、

最後は「桂沢湖」の風景を眺めて駐車地へ。

この林道はほとんど視界がなかったと記憶していたが、

どうしてけっこう良い風景を目にできたので、

次回は木々の葉が落ちた晩秋に訪れてみたくなった。

その案にHiromiも「いいね!」

すぐ帰途に着き、

夕方改めて「反省会」。

 

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