北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2023.6.4 『馬追山』(マオイヤマ・273m) おやぁ、Hiromiが山菜採りぃ!?
4日の日曜日はまた雨だった。
日曜日に雨が降ると言うのは三週連続になる。
ただこの前日もむかわ町で、
霧雨に降られたけどねえ。
日曜日の朝雨が降る中、
どこに登るか決められず、
とりあえずHiromiを迎えに行った。
その時点で小降りにはなったものの、
予報ではその後本格的に降ると言う。
それではどこかへ、
と言う気になれず、
直近の「馬追山」に登ることにした。
そして道々「夕張~長沼線」の登山口へ。
車3台を停めるのがせいぜいの、
狭い駐車場には他車がなかった。
人が多い山も雨が降ると誰もいない。
雨は嫌いだがそんな点だけはいい。
上下雨具着用で登山口をスタート。
この日の気温は16℃と、
ひんやりした感じだったので、
雨具を着用するには良い気温だった。
登山口からいきなり伐採地に出る。
広々として実に良い景色が広がる。
それが今は緑鮮やかな世界となり、
ずいぶん久しぶりにこのコースを歩くHiromiがプチ感動!
Hiromiはもともと雨を嫌がらない。
私が横で雨に対する不満を並べ立てても、
隣りで涼しい顔をしている。
Hiromiはとにかく、
身体を使って歩ければよいのだ。
体力を消耗させることに喜びを感じている。
広い伐採地を抜けて、
尾根筋に続く登山道を歩き出すと一旦雨が止んだ。
けっこう草がかぶってきた登山道を、
ほぼ一直線に歩いて行く。
そしてコース中の最高標高点を過ぎると、
左手に有刺鉄線を張り巡らした、
航空自衛隊基地の鉄柵が現れる。
これがつや消しで、
この山を好きになれない理由だ。
左手にしばらく続く鉄柵の風景は嫌だが、
右手の笹原にはタケノコがちらほら見える。
山菜採りに興味のないHiromiと一緒なので、
旬のタケノコは横目で見るだけ。
ところが一言、
「タケノコ出てるわぁ」、
と言うと、
「えっ、ホント!?」。
食いついてきた!
そして自ら笹の中に潜り込みだした。
山菜になんか、
全く興味がなかったやつだったのに、
いったいどうしたことだ!?
思い当たるのは、
昨年の今頃山を歩いていて、
Hiromiに遅れまいと、
わずかばかり採ったタケノコを、
「量が少ないから」と言って捨てると、
「もったいない」と言って拾って持ち帰り、
自分なりに調理してうまくいったことだ。
それでタケノコが「美味い」と思ったのだろう。
往路ではのんびりしていられないので、
とりあえず歩を進めて、
一等三角点「馬追山」(通称:瀞台)。
そう、ここは一等だ。
ピークに長居はせず、
登りなれたピークをすぐ後にした。
そして復路の登山道でタケノコ採りに熱中。
Hiromiが笹に潜る、潜る!
その結果レジ袋(大)がけっこう満たされた。
私としても馬追丘陵で、
そこそこ太いタケノコが、
こんなに採れるとは考えもしなかった。
手の平に袋の持ち手が食い込む、
重たい袋を提げてHiromiが前を行く。
気の毒なので「持ってやるぞ」と言うと、
「いや、大丈夫」。
それでもきつそうで、
持ち手を右、左と頻繁に替えるので、
「持ってやるって!」、
「いや、大丈夫」。
あつかましいこいつも、
十分採ってもらった恵みを、
持ち帰る助けは固辞した。
登山口近くの伐採地まで下り、
タケノコの皮むきを始めると、
雨がパラパラっと降ってきたので、
撤収して駐車地へ。
一旦帰宅して、
夕方いつものように「反省会」。
その後夜中までかかって、
タケノコの処理や調理に時間を費やしたHiromiだった。
※竹がない北海道では、笹の子を「タケノコ」と呼んでいます