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2023.6.24 『365m峰』  花咲く伐採地で

 

 土曜日の朝上砂川町で、

「二股」(三等三角点)に登った後、

その登路で目にした伐採地に登ることにした。

その辺りに三角点はないが、

地形図上には「365m標高点」が記されている。

昨年の同時期にHiromiと、

東側の林道を伝ってこの辺りの伐採地に登ったが、

そのときは伐採地の中の最高標高をとって、

「360m峰」とした。

それで今回は逆の西側から林道を利用して登り、

「365m標高点」を踏むことにした。

 道々「奈井江~上砂川線」の、

「上砂川トンネル」を、

上砂川町側から奈井江町側に抜けて少し走ると、

左手に林道の入口が現れる。

この林道を利用して登ってみることにした。

林道の入口には十分な駐車スペースもあった。

 チェーンゲートを越えて林道に入ると、

路面は雑草に覆われ、

久しく車両が侵入していないようだ。

少し登るとワラビの群落があり、

時期にはけっこう収穫できそうだ。

草付きの林道を更に進んで行くと、

エゾシカの頭蓋骨が落ちていた。

こういうものはできることなら目にしたくない。

 ゲートより1kmほど歩き、

290で藪に入った。

斜度のある笹の斜面を登って行く。

そして60mほど高度を上げると、

明瞭な尾根にのった。

地形図を見ると、

この尾根は『御料山』へと続いている。

これを『御料山』とは逆の北方向に向かった。

小ピークに登ると、

そこが「365m標高点」だった。

ここに三角点はないが、

何かの標石が埋められており、

三角点に立った気分だ。

北東方向の樹木が切れ、

『イルムケップ山』がくっきりと見える。

 尾根を更に先へと進むと、

突然前方が開け、

広大な伐採地の中に飛び出した。

これよこれ!

この風景を楽しみに登ってきたのよねえ!

伐採地の中は、

いたるところにジギタリスプルプレアが咲き乱れる。

まだ満開にはなっていないが、

十分美しい。

ただそんな花や風景に見とれて歩いていると、

「いてっ!」。

足もとのアザミのトゲに触れる。

 この日の予報は終日曇りで、

雨が降るところもある、

とのことだったが、

なんの!

時間の経過とともに青空が広がり、

とうとう晴天となった。

青空の下のこの世界がまた格別だ。

空知平野の向こうに樺戸山地が良く見える。

しばらく作業道や笹の中を歩いて、

グルリ360度の風景を楽しみ、

いつもの簡単な昼食とした。

 下山は伐採地をそのまま西に下降し、

少々の藪漕ぎで林道に戻った。

するとほんの先にゲートが現れた。

う~ん、美しい山だったねえ!

 この後もう一座に登るべく、

林道を歩き出したのだが、

ちょっとしたトラブルで引き返し帰途に着いた。

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