宇宙飛行士などがよく言う言葉に「宇宙から地球を見ていると、そこには国境線など見えないし、そこで人間同士が争っていることがとても小さく滑稽に思える」というものがあります。
彼らが言う宇宙は、せいぜい地球から500kmしか離れていないところでしかなく、それで宇宙全体を表現したものでは勿論ないですが、飛行士たちのいう事は理解できる気がします。立花隆氏の「宇宙からの帰還」という本の中でも、アポロ計画で宇宙に行った複数の飛行士たちによるよく似た話が載っていて、おもしろく読んだことがあります。
先日、少し早熟な小学生の塾生の女の子が、これに関して彼女独自の感慨を私に話して聞かせてくれました。
その話の内容も、話の仕方そのものも、小学生らしいたどたどしさは感じられるものの、いかにも10代初めの瑞々しい感性で溢れていて、ああ、これが本を読んでいる子の立派な発現のひとつなんだなあと、しみじみ感心した次第です。
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