面談の目的とは

2012-06-27 14:05:56 | 学習塾・勉強の仕方

定期テストが終わり、ほぼ答案が返却されていますので、目下鋭意保護者面談を実施しています。

極力生徒本人も同席させていますが、いくつか共通した現象が見られて興味深いものがあります。

 

 ①生徒の顔つきや態度が普段塾で見せているものと違う。

 保護者を前にすると照れがあるのか、或いは親子関係があまりよくないか、はたまた、たまたまその日だけ気分が悪いのか、そのあたりはよく分かりませんが、妙に黙りこくったり、ひどくなるとふて腐れた態度にさえ見え、「こんな面もあるんだ」と思います。

 保護者の方は、そういうのに慣れているのか、あまり動揺したところは見せないことが多いですが、普段家での様子がこれではきっと大変だろうなと思います。

 

②いまだに「何をどう勉強したらよいかわからないようなんです」などといった発言が出飛び出します。

 ここでも何度か書いたことがありますが、「どう勉強したらよいかわからない」などという生徒の殆どが、まともに教科書すら読み込んでいませんし、保護者の方もそれに気付いていないか、または気付こうとしません。

 中学生にもなってなにからなにまで、それこそ手取り足取りおしえなければ何も出来ないのだとしたら、そのこと自体が問題ですし、それに対して何度も繰り返し指導しても尚そういうことをいうのでしたら、きついですが、それはもうカウンセラーに相談でもしてみたらいかがでしょうかという、そんな話でもありますよね。

 面談では、私は極力正確に伝わるよう、飾った表現などは使わず、きつく聞こえてしまうことを承知の上で、現在の問題点や課題を箇条書きで列記して、次にそれをどう具体的に改善していくかについて、期間を定めた方法の数々を提案しています。

いや、提案というよりも、保護者の方として、または生徒本にとして確かに望むものがあるのなら、それに沿って行動して頂けるならまず間違いなくその望みを達成できますよという、いわば具体的なアドバイスです。

 幸い、どの保護者の方も非常に熱心ですので、日々の経過と共に、殆どのケースでその効果は確かに現れていくというのが、実際です。

 これから油断しがちな夏休みを迎えます。

ここで緩んでしまうと、休み明けの前期中間テストでしくじってしまうでしょう。

 

そういう愚をおかさないこと、そのための引き締め策を練る。これもここで行う面談の目的のひとつです。

 


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何事もひどくならぬうちに

2012-06-21 19:05:58 | 学習塾・勉強の仕方

 個別指導塾ですと、いろいろなタイプの生徒が入塾を希望して説明を聞きに来ます。

 

 その中でも、毎年あるパターンとして、中3になってから「これではまずい!!」と慌てて塾に入ってくる子供たちがいます。

 

だんだん授業について行けなくなったから、というのが大体の理由ですが、入塾前の体験授業をしてみると、状況がかなり深刻であることが明らかになる場合もあります。

 

中3でありながら、小学校4年ぐらいの計算が出来ないままであったり、中1で覚える基礎単語すらかけない、という状況・・・おそらく中2の時点でかなり大変なことになっていたはずです。

 

講師の立場からすれば、「何でこんなになるまで放っておいてしまったのだろう・・・。」と思わずにはいられません。

 

「塾に行けばなんとかなる。」そのような考えもあります。

 

しかし現実はそうはいきません。

 

以前の記事でも申し上げましたが、述べたことがありますが、塾には魔法の力はないので、そこまで遅れが酷いと、正直な話、受験までの数ヶ月で完全にマスターするのはまず無理です。

 

中3はただでさえ受験までに時間が限られています。

 

その中で、遅れた分を取り戻しかつ中3の勉強も進めなくてはいけない、しかも何科目も・・・考えただけで大変なものを積み上げてきてしまったことがお分かりになるかと思います。

 

もちろんこのような生徒さんが入塾されても、わたしたちのところでは、各生徒に合わせた個別カリキュラムを持って全力でサポートしてまいります。

 

ただ、その道のりはかなり険しいものであることを覚悟の上で臨んでいただきたいと思います。

 

でも、このような手遅れ状態にならぬうちに、早めに対処していただきたいというのが講師たちの心底の願いです。

 

 


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鉄は熱いうちに打て

2012-06-20 16:40:14 | 学習塾・勉強の仕方

 先週行われた中間テストの結果がどんどんと返ってきています。

 

教室内でも、生徒たちは、お互いの結果発表をして、喜んだり、悔しがったり、慰めあったり…といろんな反応を見せていました。

 

よい結果だったなら、何故よかったのか、そして、思うほど取れていなかったなら、何が原因だったかを、テスト終了後のまだ余韻がある今のうちにしっかりと分析することは本当に大切です。

 

といいますのは、二期制の学校では、次のテストは夏休み明けとなり、まだまだ先だ、と油断してしまいがちです。

 

テストというのは、短期間1発勝負というより、普段の積み重ねがものをいいます。ある意味でそれまでの自分の取り組みの総決算となります。

 

それで、結果を分析することで、よかれとおもってやっていた学習方法で改善すべきところは何か、また、もっと普段からやっておくべきことは何か、先生に言われるのでなく自分で見つけ出すことが出来ます。

 

教室で生徒たちを見ていますと、講師や先生から「やりなさい」といわれることより、生徒自身が「これをやらなきゃ。」と思えたことのほうが長続きして取り組めています。

 

学習をより効率のよいものに変えていく上で、生徒自身が気持ちを持って取り組めるのが一番です。

 

「鉄は熱いうちに打て」とあるように、時間がたてば子供たちの気持もなえてしまいますから、まだテスト結果で一喜一憂している今のうちにしっかりとした反省をしてもらいたいと思います。

 


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厳しいものは厳しく

2012-06-19 19:29:56 | 学習塾・勉強の仕方

昨日の内容にもつながりますが、面談で保護者に志望校のことを尋ねると「行きたいところがないんです。」とか「どこに行けますか。」と返ってくることが少なくありません。そして、そういう方に限って、最終的に中3の進路決定の時期になって、「今の成績で入れるところでいいです。」と言われます。

 なると完全に受身姿勢というか、欲がない、もしくはそれが感じられないというのがここ最近の傾向のように思えます。

 受験指導をする側としては、甚だ頼りないといいますか、「なんだかなあ」という気がします。

「ここは本番の試験で今の30パーセント増し以上取らないと難しいかもしれない」と厳しいことをいわれて、「じゃあ、やってやろうじゃないか!!」くらいの根性のある生徒はいないものでしょうか?

 とここまで書いて、しかし、これが今風の子供たちの素顔であり、素直な反応であろうとも思いました。というのも、そういう風なことは、いまやあちこちでごく普通に見聞きされることで、これらを総合して「今の子供たちは覇気がない」などというのでしょう。

 厄介なのは、そんな子供たちに歩調を合わせるような風潮が周囲の大人たちにも垣間見えることで、それらは見る人によって「子供におもねっている」とか「遠慮している」とか言うこともあれば、酷くなると「一蓮托生」などと評する人もいます。

 ものには程度というものがありますから、全てをひっくるめていうことはもちろん出来ません。

しかし、多くの子供たちにとって、いわば人生最初の試練とも言うべき高校受験に際して、これが厳しいものでないとは多分誰も思ってはいないはずであって、であれば、そういう共通認識に立って、大人たちこそ、ここは厳しさを前面に出していかなくてはならない局面ではないかと思うわけです。


 

 

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やらないからできない

2012-06-15 19:00:49 | 学習塾・勉強の仕方

子供に向かって「あんたはやればできるのに」とは、大人たちがよく使う叱咤激励の言葉です。

実際、殆どすべての大人たちが、殆ど全ての子供たちにこの言葉を投げかけた経験があるのではないかと思います。

 それほど、この言葉には真実味があるということなのでしょうか。

「でも」と私は思います。

「やればできる」

この言葉は、大抵の場合「やっていない」から言うのであって、問題はいかにして「やらせるか」にあるのではないでしょうか。

子供たちの中には、いい気になって「そうか。やればできるのか」などと好き勝手な解釈をし、「だったら今すぐにやらなくてもいいんだ」などと、これまた好き勝手な結論をこじつけて、そのためやっぱり相変わらず「やらない」状態を続けるという救いがたい例も少なくありません。

「やればできる」のは、すなわち「やっていないからできない」のであって、では「いつやるのか」「何をやるのか」をひざ詰めで押さなければ、それまでやってきなかった子供が独力でことを始めることは期待できないというのが、これまでの経験からくる私の結論です。

 


 

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モチベーション

2012-06-14 18:01:05 | 学習塾・勉強の仕方

 

目下中間テスト中の生徒たちは、今日も16時から塾につめて対策授業と自習でみっちりのスケジュールをがんばってこなしています。

 

特にこの1週間はテスト前で部活がないため、普段サボりがちな生徒も毎日夕方から終了時間まで自習に打ち込んでいます。これが普段から出来れば文句なしですが…。

 

でも実はその中に普段からもせっせと自習に通って来る生徒もいます。

 

普段の様子を見ていると、宿題や塾のワークとは別に問題をひたすら解いていました。よく見てみると、自分でそろえた問題集でした。たしかに数多くの問題を普段から解いていくことは一番よいテスト勉強です。それに加え、あるときはコンピュータを使って熱心に視聴していました。なんでも、授業で聞いても分からなかったから、とのこと。分からないことを早めに解決すること、これを普段から出来ているなら、本当に理想的なパターンです。かといって、テスト前にも手を抜かず、相変わらずマイペースに勉強に取り組んでいます。

 

他の生徒と何が違うのか…それはモチベーションがしっかりあるということです。

聞いてみると、高校でやりたい部活があり、そのために志望校がはっきりと決まっているからだそうです。

 

このように目標がしっかりあるということは、勉強をする上で大きな強みです。できれば、中学生生活早いうちからこのような目標を持てるといいですね。

 

市販のものですが、高校の学校案内(公立も私立も掲載されている)なるものがあります。どんな学校があるのかという情報がなければ、目指したい目標も持てません。それで早いうちから(反抗期に入って会話が難しくなる前から)親子で一緒にそういった案内などを見て学校について話し合っていくのもよいかと思います。「こんな学校があるんだね~」と親子で見ながらいろいろ情報を仕入れてみてください。

 


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テスト直前!

2012-06-12 17:05:46 | 学習塾・勉強の仕方

早いところでは今日からテストが始まりました。

 

このところ、生徒たちは連日やってきては、夕方から最後まで教室につめて、熱心に自習に励んでいます。

 

テスト目前に何をしたらいいでしょうか。

 

当たり前のことですが、すでに暗記作業、問題集の演習は一通りやってあるはずと思います。(もし、それすらまだだ…。と思う生徒さんがいたら、次回はもっと早くから取り組みましょうね)

 

はやり直前は、今までやった問題集やプリント(もちろん学校でやったものも含む)で出来なかったものをしっかり復習しておきましょう。

 

また、国語の漢字や英語の単語は既に練習して覚えている状態だと思いますが、ひととおり、書いてテストしてみるとよいと思います。

 

英語の本文表現の勉強は、和文英訳(本文の日本文を見て、英文に直す)をしっかりやっておくと、表現の使い方と共に、英単語もまとめてチェックできるのでおススメです。

 

上記のことは、暗記も問題解きもしっかりやり終わっていることが前提ですし、それが理想です。

 

しかしそこまで勉強が出来ていない場合、どうすればいいでしょうか。

 

その場合はとにかく問題を出来るだけ多く解いてください。片っ端から解いて、答え合わせして間違いなおしをすること、これを繰り返すことで、覚えてない用語や単語なども少しずつ暗記できると思います。

 

でもあくまで、これは勉強不足状態の人に薦める方法です。

 

本来これは普段からやっておくべきことで、ちゃんとやってあれば、かなり学力がつきます。次回のテストの時の参考にしてくださいね。

 

ではまずは前期中間をがんばってください!

 


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塾を替えるということ

2012-06-09 13:51:01 | 学習塾・勉強の仕方

  

毎年、ほぼ一定の時期と期間、それまで学習塾に通っていた生徒が他の学習塾に異動するケースが多く見られます。

 統計を立ててみたわけではないので、多分に感覚的なものかもしれませんが、4月の終わりから5月の中ごろにかけてと、9月と12月、それに1月から2月にかけての時期がこれに当たります。

 塾を替わる生徒とそれを決定する保護者の方には、それぞれの理由があるのだと思います。

辞めていかれる塾の側にすれば、ウチの何がいけなかったのかと少々落ち込むことになるでしょうが、それはそれで致し方ありません。かつて、ウチにもそういうことはありました。

 今年に限って言えば、しかし、よその塾を辞めてACSに入ってくることを望まれる方のほうが多く(教室によっては、それのみという場合もあります)、少し複雑な気持ちになることもあります。

 そこで、ACSでは、よその塾から移ってこられる生徒&保護者の方には、時間をかけた面談を行うようにしています。

そこで、元の塾の何がお気に召さなかったのか、そして、今後何を目指したいのか、何を望まれるのかをしっかりヒアリングした上で、改めて当会のシステムをご説明します。

 その場合、先方のご要望が当会の方針とあまりにかけ離れたものであったなら、そこははっきりとその旨をご説明し、潔くまた別の塾をお探しになるようお勧めします。

 縁あって当会をお選び頂くことのなった場合には、当然ながら既存塾生たちに対してと同様、ベストを尽くして学習指導を行って参りますし、その間頻繁な三者ないし二者面談を通じて常によりよい方向へのシフトチェンジを行いながら、最終的な目標である受験での成功を実現して。参ります。

 


 

 

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一貫するということ

2012-06-06 21:48:58 | 学習塾・勉強の仕方

 

昨日、コンスタントにやることの効果について書きました。

今日はその続きです。

昨日書いた内容は、あたまに子供の姿を描きながらのものでしたが、今日は保護者の方をイメージしています。

というのは、実際にあることですが、教育熱心なお母さんがおられ、いつも細かな点まで目が行き届いているなあと感心することが多い反面、その方針がくるくるとよく変わってしまうのです。

例えば、向こう3ヶ月間のタームを区切って、どの教材を使い、どの単元をメインに指導するかなどを綿密に摺り合わせているにも関わらず、当日になって急に「あれやれ、これやれ」といった風に別の要望を言ってこられるというようなケース。

一回二回ならまだしも、これが頻繁であれば、折角の学習指導計画も無いに等しく、従ってこれは効果的とはいえません。

折角子供たちがコンスタントに勉強するようになってくれても、それを包む保護者の方針がこれでは勿体ないですよね。

 


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テストに臨んで

2012-06-05 19:35:54 | 学習塾・勉強の仕方

前期中間テストが行われているか、または直前ということで、中学生高校生の皆さんの顔に緊張感がみなぎってきました。

 それはそれでよいことではあるのでしょうが、でも、こういうときだけ緊張感を持って、テストが終わったら、またはテストがないときは全くと言ってよいほど緊張感のない生徒というのも確かにいて、これでは何にもなりません。

この欄でも何度か書きましたが、勉強の効果を少しでも上げていくためには、「コンスタント」であることが欠かせません。

 普段からこつこつやっている人と、テスト前だけ勉強する人とでは、条件が同じ生徒であったなら、まず間違いなく前者の方が好結果を残すでしょう。

 良くない例ですが、仮にこのテストで思うような結果を残せなかったなら、ここでは是非その理由をしっかり見つめ直して次回以降につなげられるようにしてほしいと思います。

 それにしても、テスト本番までまだ日がある生徒の皆さんは、目下全開中のテスト対策ゼミを受講して一歩でも二歩でも前に向かって努力してください。


 

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あっという間

2012-06-01 22:14:50 | 学習塾・勉強の仕方

必ずしも勉強が得意とはいえない生徒が、「今日の授業、あっという間に時間がたった」といってくれる時があります。

私たちは、毎日毎回、様々な工夫をしつつ、どうしたら子供たちがより分かりやすく勉強できるかを考えて授業をしています。

勿論、年間を通じ、或いは月単位、週単位で定められた大まかなスケジュールというものはあって、授業はそれを基にして進めていくのですが、工夫というのは、その気になれば数限りなくできるものです。

そうした中で、上に書いたように、子供たちがこれに集中して取り組んでくれて、「あっという間に終わってしまった」といってくれること。これは最大の褒め言葉の響きがあります。

今日の授業もそうでしたが、今日は更に嬉しい言葉が。

土曜日曜は基本的に授業を入れていないのですが、その二日間にも授業を入れてほしいというのです。

そう言った生徒たちが入会してきたころの「勉強をやらされている」様子が嘘のような、この言葉。

しかし、「先生、やってよ」と言われた当の私が、明日は他の教室での授業の予定が以前から入っており、せっかくのその要望に応じてやれないのが、少し残念な、そんな金曜日の夜でした。

 


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