自律学習とは

2011-08-31 22:18:33 | 学習塾・勉強の仕方

ACSアカデミーで、講師が張り付いて行う授業に並行して行っているPC活用学習は、これに臨む生徒の情熱の込め方如何で、その効果には大きな差が生まれます。

 

例えば、この夏期講習期間だけを見ても、毎日やってきて、少しずつでも自分で考えて勉強を進めてきた生徒は明らかな進捗を示したのに対し、そうでない生徒の場合は、もう一つ伸び悩んでいるケースが見受けられます。

 

これはこれで「自立学習」或いは「自律学習」の範囲のことでもあり、そういう意味では授業の括りではないのですが、それならその分尚更生徒個人の姿勢の問題ということになります。

 

この場合、それは学習塾だけの守備範囲とは言い切れず、寧ろそれ以外の場面、例えば自宅での過ごし方や生活サイクルの問題などの影響の方がはるかに大きいと言えます。

 

ある中学生の例ですが、ご家庭とも繰り返し学習指導の方針や方法論について話し合いを積み重ね、塾としてそれに忠実に則った指導を展開しているにもかかわらず、その話し合いで決めた自宅での過ごし方や課題への取り組みに対して、これらを全くスルーしたままであっては、何をどうやってもその効果は限定的にならざるを得ません。

 

そもそも学習塾で教える時間的制約を補うための自立的学習の組み入れである筈なのに、そこのところをないがしろにしたままで効果を云々すること自体、かなり厳しいものがあります。

 

これまでの何度かここで書いてきたことですが、学習効果を上げるということは、単に目先の勉強~どの単元をいつ、どう勉強するか~などといったことに矮小化して考えることではありません。

 

元々自立型取り組みが出来る子であればともかく、そうでない子の場合、如何に生活全体のサイクルの中にこれを取り入れていくかに成否の多くが掛かっています。

 

 

次回、ACSで導入しているPC活用(併用)の自立型学習について、これを上手に活用している生徒のケースと、逆に、それが出来ない子のケースをもう少し具体的に書いて、特に後者について、最も典型的な例を挙げ、それへの警鐘を鳴らしたいと思います。

 


 

 

 

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多少厳しいですが

2011-08-30 18:25:02 | 学習塾・勉強の仕方

 

ACSアカデミーには、様々な生徒が通っています。

 

オール5の子もいれば、オール3の子もいます。

 

  成績のそうした違いは、ここに至るまでの経緯によるものが大きく影響しています。 

 

オール5の子は、それを維持するための勉強をし(勿論更に上を目指した弁教をしますが)、そうでないこの場合、いかにして引き上げていくかを考えて、それを様々な策で実行に移していきます。 

 

その際、大切ないくつかのポイントがあります。 

 

一つには、塾の方針を受け入れてこれを実行していただくことです。

 

塾には塾の方針があって、様々なメソッドの積み重ねの上に、その時その時で最も適したやり方を採用します。

 

稀に、家庭の方針をそこに挿入し、更にはそれを優先することを要求される方がいますが、塾は雇われの家庭教師ではなく(正確には、家庭教師も家庭教師としての確立されたメソッドがありますから、総てを家庭の方針受け入れで進めるわけではないでしょうが)、箸の上げ下ろしを指示するかのような注文は受け容れかねます。

 

 

もう一つは、何事もそうですが、事を始めてから成就するまでは時間が掛かるという事実を受け入れ、この間「待つ」ということをしていただくことです。

 

これも稀ですが、学習塾に入れさえすれば、その日から早速勉強が出来るようになるなどと思い込んでいるかのような、そんな早とちりをする方がいます。

 

100人に一人くらいはそういうこともあるかもしれませんが、これはまず無理な話です。

 

ここのところを、十分に余裕の心で受け止めてください。

 

何年生で入会されるかの違いはあるにせよ、それまでの経緯というものもあって、その中にはマイナス要因もあったはずです。

 

いわば、過去からのマイナスの遺産もそこにはあるわけで、一朝一夕で物事が良い方向に回転するなどということは、まずあり得ません。

 

以上、少し厳しい意見(考え方)のように聞こえるかもしれませんが、それでもこれは少なくとも大筋で間違ってはいないと思うのですが、いかがでしょうか。

 

 


 

 

 

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常識

2011-08-29 15:38:31 | 学習塾・勉強の仕方

今日、二組の入会説明がありました。

 

正確には、行った説明は一組でした。

 

もう一組は、先方からの申込みで設定した説明会であるにもかかわらず、連絡なしにキャンセル、正しくはすっぽかしとういう、なんとも後味の良くないものでした。

 

最近この種のことはなかったのですが、以前何度か似たようなことがあり、しかし、これは非常に迷惑なことですので、それ以来暫くの間、入会説明や体験授業などの予約をいただく際には、お名前・ご住所・電話番号をお聞きしてからこれを受けることにしていました。

今後、あるいは期間を設けてまたこれを考慮しなくてはならないかもしれません。

 

と言いますのも、説明会にせよ体験授業にせよ、私どもは余った時間に片手間でこれを行っているのではありません。

 これを行うに当たっては、他の予約との調整を図ったり、他の業務を後回しにして対応したりという作業を行っています。

 しかし、そういうことを敢えて言わずとも、自ら予約を入れながら連絡なしにキャンセル(すっぽかし)というのは、そもそも常識以前の問題ですよね。まともな大人の行為とはとてもいえないのではないでしょうか。

 

 

 新たにご予約を入れて下さる皆様にはご迷惑をおかけして大変恐縮ではありますが、そういうことですので、是非ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

尚、本日無断キャンセルされた方につきましては、今後当会に対するお申込みご質問の類は、一切お断りいたします。

 


 

 

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9月の受験生受け入れにつきまして

2011-08-26 21:01:59 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

ACSアカデミーは、9月も来年受験する中学3年生の受け入れを行っています。

 

過去のある時期は、ここから先の同学年の生徒さんの受け入れは、既存の受験生たちへの責任から制限させていただいたことがありましたが、去年と今年は、それをやめ、原則総ての受験生の受け入れを再開しました。

 

但し、そこでは一定のステップがあります。

 

まず、ご入会に際しまして、なるべくご本人同席での面談をさせていただきます。

 

これは、そこから先、受験本番までの残り時間の短さを考えて、極力生徒さんの現状の学力その他を把握させていただくことと、ご本人のやる気の度合いを見させていただくことを目的としています。

 

端的に申し上げて、この部分(生徒ご本人のやる気の問題)がある一定以上固いものであれば、活路は開けます。

 

逆に、ここが欠けていたりした場合には、例え今ある程度のレベルであったとしても、そこから先、ドラスティックな伸長は期待できないと思います。

 

また、受験生の場合、悠長に体験授業を行っている時間的余裕がありませんので、ここでは入会説明をさせていただき、疑問点などがあった場合には、そこで極力説明させていただくことでご了解頂き、一日でも1時間でも早く実際の授業に取り掛かります。

 

これは、受験塾としての長年の経験と矜持から、ACSアカデミーがこれに対して持っている自信の強さの表れであると解釈してください。

 

 

 


 

 

 

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小学生も真剣

2011-08-25 14:50:07 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

 

 

 

もうすぐ終わる夏期講習。

 

だからといって、ここで気の緩みは許されず、小学生と言えども、今日も真剣な眼差しで机に向かう。

 

 

 ある4年生の女の子は、夏期講習で一生懸命に勉強した漢字の総まとめテストで、緊張しつつも見事満点を取って見せ、

「お母さんに見せます」といって嬉しそうに帰っていきました。

 

 


 

 

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時には宿題アシストも授業に

2011-08-24 19:49:47 | 学習塾・勉強の仕方

夏休みの学校の宿題を塾内でアシストすることがあります。

 

決して安直な教え方、たとえばカンニングもどき行為はしませんが、アシストすることでその科目・その単元の考え方や問題の解き方を教えることは、その時点で立派な授業になります。

 

昨日は、まったく予期していなかった科目のアシストをすることになりました。

 

技術の科目で「等角図を描く」というものです。

 

これが結構難しく、センスにもよるのかもしれませんが、なかなか皆スムーズに描けません。

こういうものを教えるの

も、この時期ならではの塾内風景です。

 

また、保健体育や社会などで、社会問題の比較的難しいテーマのレポート作成なども、押し並べてみんなの苦手とするところです。

 

カンニングさせないことを念頭に、しかも効率的に理解を高める方向で教えるのは(しかも、往々にしてぶっつけ本番的に)講師としての力量を大いに問われるものですが、これはこれで中身の濃い有意義な授業ではあります。

 

 

 


 

 

 

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前期末テスト対策は毎日行いますよ!

2011-08-22 22:13:00 | 学習塾・勉強の仕方

(お知らせ)

 

夏休みも今週と来週を残すのみとなりました。

 

そして、9月にはいると、すぐに中学生のほとんどと高校生の一部は、学校で前期末テストが待っています。

 

そこで、ACSアカデミーでは、今週からレギュラー授業の新年度プランAのコースをお取りいただいている方は、授業料はそのままで、毎日授業に来て、ここで5科目総てのテスト対策を受けていただくことができます。

 

普段は英語や数学などを受講している皆さん、社会や理科や国語などの科目をここで一気に詰めて行きましょう!

 

詳しいことは教室長に直接お尋ねください。

 

また、塾外生の方も、この時期だけのテスト対策授業を受けていただくことが可能ですので、こちらもお電話などでお尋ねください。

 

お待ちしております。

 

 


 

 

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夏休み最後の10日間講習のご案内

2011-08-20 13:26:01 | 学習塾・勉強の仕方

本日から2011夏期講習第三部が始まりました。

 

7月20日から開いている夏期講習に申し込みできなかった中で、次に該当する方のお申し込みをまだ若干名受け付けています。

 

該当する方の例

 

     今からでも遅れや苦手を少しでも取り戻しておきたいという強い希望を持っている。

 

     9月半ば頃に行われる予定の学校の定期テスト対策を今のうちにしっかり行っておきたいという前向きな考えを持っている。

 

     夏休みの宿題処理が沢山残っている。または、やろうにも難しい内容のものが多い。

 

 

それぞれの目的の違いで組むべき講座の数などが異なり、それによって講習費用に違いがありますので、こちらを参照してくださるか、またはお電話・メールなどでお問い合わせください(メールの場合は、タイトルに「夏期講習第三部問い合わせ」とお書きの上、ACSアカデミーサイトのトップページ左上のMAILボタンをクリックしてお入りください。お待ちいたしております。

 

尚、夏休みの残り日数を考え、この第三部はお申し込み即講座開始とさせていただき、ここでは通常行う無料体験の制度はありませんのでご注意ください。

 


 

 

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効果的な休憩も

2011-08-18 19:47:11 | 学習塾・勉強の仕方

学習塾ですから、この欄で扱う話題の多くは「どう勉強すべきか」といったものになりがちです。

 

しかし、何事もそうですが、ただ闇雲にやれば成果が上がるかといえば、決してそうではありません。

 

ことを上手く運ぶために、私たちは時々効果的な休憩をとらなければいけません。

 

私は好きでよく山に登りますが、このとき、ペースを考えずに登るのとそうでないのとでは、疲労度その他の点で大きな差が生まれます。

 

専門家によって多少ニュアンスは異なりますが、登り始めて最初にとる休憩と、その後再開した登りで再び三度取る休憩とでは、時間間隔やそこで補給すべき栄養などが違います。

 

勉強も同じです。

 

ここでどう休憩を取ればよいかは、与えられた条件や、それをする個々人で違いますが、ACSアカデミーでは、少なくともここで行う授業あるいは勉強に際しては、責任を持ってその生徒一人ひとりに適切な休憩指示を与えます。

 

生徒は、それらを自らの体と心でしっかり受け止めて、「そうか、これだけの勉強量に対してはこれだけの休憩が必要なのだ」ということを学習してくれることと思いますし、それが自宅での学習でも有効に活かされることと思います(家で過度に甘やかされたりしていない限り)。

 

 


 

 

 

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提出物を出して 成績を上げること

2011-08-17 15:58:43 | 学習塾・勉強の仕方

学校から渡される通信簿に書かれた評価の言葉は、いわば「学校用語」の典型のようです。 

成績表(通信簿)を渡されて、これを教室に持参した生徒が、「先生、これどういう意味?」と尋ねてきます。

 特に多いのが「関心・意欲・態度」あたりでしょうか。

これには様々な見方や解説の仕方があるでしょうが、最も端的にこれらを言い表したものが「提出物」でしょう。

そして、提出物とは、必ずしも宿題がすべてではありません。

ノートの作成や、テスト直しの結果表のようなものまで幅広く指示されたものの全体を指して、これを期日までに出しなさいというのが「提出物」です。

多くの生徒は、これがどれだけ重要かということを、それこそしつこいほどいうのですが、それでもなかなか言葉の通りには受け止めてくれなくて、10回の提出物を10回全部完璧に仕上げて期日内に出す生徒の数は少ないようです。

 これはいかにも勿体無いことで、このことが自らの評価(成績)を引き下げてしまうのだということを、通信簿を見た初めて実感するという愚をこれまで何度見てきたことでしょうか。

ということで、ACSでは、昨年に続き、この後期からこの提出物管理(作成から提出まで)を今まで以上に徹底してまいります。

 

特に、昨年の藤沢校では、公立中に通う塾生の「学校から出された課題」、要するに提出物の完遂を目指して、これの徹底的な指導を行ってきました。

 

それまでも、生徒たちには提出物の持つ意味と、それがいかに成績に影響するかを力説してきてはいたのですが、その場ではみんな納得して、しばらくの間はそれを守るのに、時間が経つと元に戻ってしまいがちでした。

 

きけば 「だって友達もまだ出してないって言ってるし、提出物なんてそんなに重要じゃないとも言ってる」などと言った答えが返ってくることもありました。

 

だからといって、そういう誤った考え方を認めることは出来ませんので、そこでまた正しいことを伝えるのですが、そういうことの繰り返しでは限界があると感じるに至って、それならもうそのこと自体を塾のシステムに組み入れてしまおうという考えになった訳です。

 

若干の企業秘密もあり(笑)具体的な手法については詳しくは書き切れませんが、結果だけを見れば、後期中間、つまり12月のはじめくらいに出される成績(内申)は全ての生徒で明らかな上昇を勝ち取りました。

 

全ての生徒、つまり100パーセント、生徒の成績を、それも最大では9教科の全科目、最低でも5科目の内申を上げた事実に、各自は目を見張っていました。

 

勿論、提出物というのは、ただ出せばそれでOKというような簡単なものではありません。

 

期日の遵守は勿論ですが、その完成度も求められますし、「完成度」の定義も、これをどう捉えるかによって切り口も、注ぎ込むべき努力の幅も度合いも違ってきます。テクニカル的なものもあります。

 

そういった諸々の事を指導しつつこれを行っていくのですが、その過程で生徒たちは学習の仕方や姿勢について思うところ大であったようで、必然的に知識の量、つまり学力も増していくことを実感してくれたようです。

 

ACSアカデミーは、今年もさらにこれを発展させて皆さんの成績の大幅な底上げを図ってまいります。

 

 


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勉強面以外の指導

2011-08-15 20:20:33 | 学習塾・勉強の仕方

ACSアカデミーは学習塾ですから、その目的とすることはあくまでも生徒全員の学力向上にあり、その結果としての成績アップと志望校合格にあります。

 

尚、ここで言う志望校合格とは、私立中受験、公私立の別のない高校受験と大学受験並びに高卒認定資格を指します。この他、漢検や英検などの検定合格もあります。

 

しかし、近年どうしたわけか、こうした目標とは別に、子供たちの素行や行動などの面に対しても最低限の関与をしなくてはならない場面があります。

 

割合にすればおよそ100人の生徒に一人くらいではありますが、平気で道端に空き缶やお菓子の袋を投げ捨てたりする子がいます。

 

そういう行為を見つけたときは、私はかなり厳しくこれを叱ります。

その叱り方は、もう殆ど問答無用です。

 

子供がなにかの悪さをしたときは、そのケースによってはそのときの事情などを確認する意味で本人の言い分を聞いたりすることもありますが、上に書いたような行為では、そんな言い分など聞く必要はありませんから厳しく叱ります。

 

これは比較的単純なケースですが、子供たちが悪さをするとき、或いは悪さとまではいえなくても、マトモな大人たちの考え方に反するような行為をするときは、その事情には複雑な要因が絡み合っていることも少なくなく、一概に子供たちが100パーセント悪いと言い切ることは、少なくともそれが発覚した時点で即断定することは出来ず、従ってよく話を聞かなくてはなりません。

 

その上で、その素行や行動に対して学習塾として最低限関与すべき点に絞った対処をすることになります。

 

但し、これはごく稀ですが、保護者の方の中には、私たちに対して、本来ご家庭でするべきそうした教育的対処を、いつでもどこでもしてくださいというようなお考えの方がおられますが、流石にそれは違うと思います。

 

私たちのそれは、あくまで学習塾としての範疇の対処に限りますし、そういう立ち位置であるべきと考えています。

 

 


 

 

 

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今しか出来ないことをやる

2011-08-12 23:06:30 | 学習塾・勉強の仕方

前回書いた「自分で学習計画を立てて実行できる子」の続き。

 

ここで書いた趣旨は「こうなる為に、学習量の絶対的な多さ」が決定的な役割を果たしましたという点にポイントがあります。

 

普段学校がある時期は、学習の量を確保するのがなかなか難しいですが、夏休みなどのまとまった期間は絶好のチャンスです。

 

「この期間だからこそ出来ること」「この期間でしか出来ないこと」を色んな学習の中から選び抜いて、そして粛々と実行していく。

 

今進行中の夏期講習は、愚直にこの路線でひた走っています。

 

夏が終わるときには、必ずや自分の中に進歩と変化が感じられることを目指して。

 

 


 

 

 

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自分の頭で考え始めた小学生たち

2011-08-10 22:13:43 | 学習塾・勉強の仕方

小学生相手の夏期講習は、上の学校のそれとは少し異なります。

 

上の学校の生徒の場合には、この時期の勉強の仕方について、何をどうするべきなのかの考え方や具体的な方法についてある程度理詰めで臨まなければならない部分がありますが、小学生の場合には、それも必要ですが、どちらかというと、そういう質的なものよりも、まずは「量」重視といったむきがあります。

 

そういう意味で、最近つくづく「量は質をカバーするという思いを強くしています。

 

そう、勉強の効果を上げることを目的としたとき、そこには必要な条件というものが必ずあって、それが「量」だと思うのです。

 

今、それまであまり勉強の習慣がなかった小学生の夏期講習がほぼ毎日組まれています。

 

毎日朝から夕方までびっしり授業が組まれているのですが、彼らの場合、私立中受験という目的がありますので、これは絶対に必要なことです。

 

でも、なかなかそれに相応しい勉強のスタイルが出来ていなかったところが悩みの一つだったのですが、連日の夏期講習をこなしていく中で、彼らの中に自然に「これではいけない」「受身で勉強しているのではいけない」という考えが浮かんできたのか、いつの間にか自らそれまでの学習習慣を見直して、そこで反省すべき点は改め、新たに導入すべきことを計画の中に組み入れるといったことを始める子が現れ始めています。

 

勿論、そういうことは講師がその指導の中で絶えず陰に陽に彼らに提示して入るのですが、ここで書くのは、それとは別の次元でそういう発想をし始めた子たちのことです。

 

思えば、これはまさに「まず勉強の絶対量を確保して、これを着実に消化していく」中で自然に彼ら自身の中に培われたものであって、そのことがとても嬉しいと思います。

 

自分の頭で「何をどうしたらよりよくなるか」を考えて、そしてこれを実行することがどれだけ大切なことであるかを、彼らはこれからの彼ら自身の人生の中で実感していくのだろうと思います。

 

そうした考え方や、それに基づいたやり方からもたらされる果実を手にしながら。

 

 

 


 

 

 

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8月15日以降は

2011-08-09 21:35:09 | 学習塾・勉強の仕方


今週末からお盆休みを取るご家庭も多いと思います。

日本は、平安時代のかぐや姫の時代から8月15日を境に、精神世界にも何がしかの変化が生じる民族であり、それは現代にも通じていますよね。

15日を過ぎれば急速に秋の気配が増してくることも、実際の季節の変化とは別に、各自の心の中に
生じる変化の一つなのだろうと思います。

でも、そんな中でも変化しないことがあります。
子どもたちの心の中は15日を過ぎても依然として夏休みモードのままであって、
黙っているといつまでたっても9月からの勉強再開モードに入りません。

9月には、ほとんどの学校で前期末テストが行われるのも関わらず、です。

そこで、ACSアカデミーでは、15日を過ぎてからは、もう夏休みモードを塾内から払拭します。
そうして、次の学習項目において、夏休みの締めくくりと秋のスタートダッシュをかけます。


7月までの遅れや苦手単元の克服のスピードアップ
夏休みの宿題のうち、まだやり切れていないものを撃破する
前期末テスト対策に突入する


休み気分は、お盆までですよ。


 

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自分の頭で考えること

2011-08-08 21:44:40 | 学習塾・勉強の仕方

子供たちに勉強を教えていながら(教える立場でありながら)、答えを間違うのはもってのほかですが、ただ答案用紙を見ただけでは、講師が間違って教えたのか、そうでないかを見分けることはなかなか難しい面があります。

 

はじめに生徒に考えさせ、答えを書かせた際、仮にそれが間違ったままであったときに、すぐにそれを直さず、一度自分の頭で考え直させたりすることが後々役立つこともあり、間違ったままの状態でとりあえず少し先の問題まで進むことがあります。

 

というのも、間違えた答えを書いた問題のすぐ後の問題で、前の問題の正解に結びつくようなヒントを得られることもあり、そういうプロセスと経験の延長で理解が進む場合もあるからです。

 

しかし、そうはいっても、時間の制約の中であまりこれで時間を使うわけにもいきませんので、例え効果があってもあまりこの手法は使えません。

 

ですから、自分で解く→答えを間違う→考え直す→正解するというプロセスは、自宅でもこつこつ勉強できる子向けのやり方ではあります。

 

時間は少し余計に掛かりますが、その分確実に理解度が高まり、また定着度合いも維持できる勉強の仕方を少しずつでもよいので身につけたいと思いながら、今日も授業を進めています。

 


 

 

 

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