後期中間テストの前1ヶ月を切りましたので、教室では目下テスト対策授業を「毎日」実施中です。
普段週に2回とか3回曜日を決めて通塾している皆さんが、この期間中は基本毎日、それも教室が開いている時間帯は制限なしに勉強をしにやってきます。
中には欲がないというか、怠け癖というか、この「毎日」というのを忌避しがちな子も稀にいないでゃないですが、ほとんどの子達は熱心にやってきて、自ら様々質問したり、自学したり、勿論対策のための授業に取り組みます。
これへの取り組みの姿勢がそのままストレートにテスト結果に反映するのだということは、これまでの経験から私たちにもよく分かっていますので、当然こちらも真剣勝負です。
楽しみな塾生がいます。
塾生は基本みんな楽しいのですが、彼の場合、のんびりゆっくりの性格プラス、入会してくるまで勉強らしい勉強を系統立ててやってきた形跡が極めて乏しく、その点で葉ハンデを背負っていました。
入会後、かれこれ1年が過ぎましたが、はじめの半年はやっていて実際何度途中で諦めようとしたかわからないという悲惨な状態でした。
そんな彼を「楽しい」という目で見られるようになったのは、そこはやはりテストの点数や成績面の目に見える向上があるからですが、それだけではありません。
最初あれだけ勉強に対する忌避の態度が激しかった彼が、最近のテストの結果に着実な手ごたえを得てくるに従って、塾以外の場所~自宅でも一人でコツコツ自学を積むことができるようになってきたのです。
はじめの段階が、彼の中に勉強に対するきっかけとでもいうべき種蒔きをすることにあったとすると、今の彼は蒔かれた種からはっきりとした芽が出てきたところといえます。
これを、学校の先生や私たち塾の人間の目の届かない自宅においてできるようになってきたことは、これから確実にそこに大きくて強い生命力の花が咲く準備が整ってきているということであり、それが現在進行形で良い方向に進みつつあることが「楽しい」理由なんです。
公立中は明日、私立中は明後日、それぞれ英検が各学校で行われるので、この3週間の総まとめ的に、本日はこれの対策授業を行いました。
英検もこのところ、その出題スタイルが変わってきていますので、これに備えるこちらも諸々工夫を凝らしていますが、肝心なことは、やはり生徒一人ひとりが平素どれだけたくさんの英文を読んでいるか、或いはいないかの積み重ねの有無にあります。
まあ、これなどは英検に限らずすべての科目に言えることではありますが。
いずれにせよ、明日の各自の頑張り、健闘を祈っています!