次に、伝記を読む効用ですが、前回同様、これも個人的な経験を基に書きますので、そのつもりでお読みください。
まず、私自身が小学校1年生のとき、有隣堂で買った「偉人の話」という伝記の本以来、これまで読んできた主なもの(人物)を書いてみます。ー
■キュリー夫人 ■源義経 ■宮沢賢治 ■細川ガラシャ夫人 ■石川啄木 ■徳川光圀 ■ジョン・F・ケネディ ■ロバート・ケネディ ■ミレー ■モーツァルト ■チャーチル ■大黒屋光太夫 ■ジョセフ・ヒコ ■ジョン万次郎 ■東郷重徳 ■石原 莞爾 ■広田弘毅 ■石坂 泰三 ■本田宗一郎 ■石田礼助 ■孫正義 ■太宰治 ■田中角栄 ■堀 達之助 ■フォン・シーボルト ■シーボルト・イネ ■コロンブス ■シュリーマン ■アンネ・フランク ■ビートルズ ■カレン・カーペンター ■ビル・クリントン ■J・エドガー・フーバー ■野口英世 ■徳田虎雄 ■沢田研二 ■ジャン・コクトー ■ジェンナー ■松下幸之助 ■中内功 ■エジソン ■ヘンリー・フォード ■デール・カーネギー ■大山倍達 ■三浦美幸 ■白瀬矗 ■ジョージ・ワシントン ■石原裕次郎 ■関 鉄之介 ■ジェフ・エメリック ■毛沢東 ■浜口雄幸 ■井上準之助 ■幣原喜重郎 ■月形潔 ■川路聖謨 ■良寛 ■前野良沢 ■間宮林蔵 ■高野長英 ■北条時宗 ■テレサ・テン ■梶原一騎 ■マリリン・モンロー ■ピーター・ローフォード ……… きりがありません。
少なく見積もっても、ここに書き出した10倍は読んでいるのではないかと思います。
で、自分で言うのもなんですが、こうした人物の生き方、その人生の時々における考え方などを行間から読み取る訓練が(その正確さは別として)、これらを読むことでできました。
空理空論ではなく、またフィクションではないため、どんな風に読むかにかかわらず、これらはまさに生きた教材となります。
で、手前味噌ですが、私は子供のころから少なくとも学校の国語や社会の教科書を読んで、中に何が書いてあるかを掴む能力は人並み以上にありました。
そんなこと自慢にもなりませんが、テストでの読解問題などは、学生時代、毎回ほぼ満点です。
決して何かに秀でてなどいない凡人の私ですらこうなのですから、「読書習慣→伝記を読む」という訓練で文章に対するアプローチが他の人でも向上しないはずがありません。