無能だの陰気だのとポロカスに言われっぱなしだった菅さんの任期もまもなく終わりとなり、出しては引っ込め感染拡大してはまた出しては引っ込めのなにやってんだかだった緊急事態宣言もその任期と共に終わりとなるそうですね。その事自体の良し悪しは1ヶ月2ヶ月のうちには判明するのでしょうが、気になるのは子供たちの学校の日程がどうなるか、です。学校も(勿論学習塾も!)様々に工夫を凝らして子供たちの勉強への諸々の悪影響を軽くしようと努力されていることは重々承知の上で敢えて書きますが、それでも子供たちの気持ちの弛緩と勉強の遅れは否定のしようもなく、それらが今回の緊急事態宣言解除によって改善への方向変換を迎えることになるのかどうかに目下最大の関心があります。
10年位前のことですが、横浜市内の私立女子高に通っていた子が都内の大学受験合格目的でしばらく通塾していました。
その子はまあまあ良くできていましたが、国語、特に論文の書き方が大の苦手でした。言いたいことをどうまとめるか、まず導入部をどうするかから苦手で、ですから授業はいつもマンツーマンで手取り足取りといった感じで進めていましたが、講師を悩ましていたのは、この子が使う言葉がいかにも話し言葉感満載の、およそ論文には適さないものの多さでした。
例えば、平気で「なので」とか「てゆうか」とか「みたいな」なんていう、それこそ読む者をして「なにこれ」と唸るような言葉の連発で、これがこの子に限らず今どきの子たちの普段の話し言葉の習慣からきたものである故に、これを修正するのに本当に苦労しました。(この子はその後、第一志望であった都内のR大学に見事合格しました)
あれから10年。
先日、久しぶりに媒体を使って講師の募集をかけたところ、都内の大学に通う子が応募者の中にいました。
勉強のおしえ方はまあまあとしても、この子の場合、その話し方、言葉の用い方が、懐かしいあのイラッとする話し言葉のオンパレードで、今どのようにこれを改善いていこうか苦心しています。極端な話、授業で使う言葉の中にのべつまくなし「なので」とか「みたいな」なんて言われて授業を受ける子供たちにこの悪習が伝染するのを防ぐためには、この講師そのものを教室から放逐しなくてはならないことだってあります。教室では勿論国語だって教えているのですから、そこで」使う言葉というのは、そのくらい細かなところまで気を配らないといけないと思っています。
低気圧が近づくと頭痛か起こるという説があります。それが正しいのかどうかは分かりませんが、神奈川県は大雨が近づいたいるようで、私の頭痛が酷くなってきました。今日は久しぶりに1日休養し、ずっとベッドで横になって、時折窓から灰色の雲一杯の空を眺めたりしています。