以前に、英語を苦手にしないためには、単語の読み書きを身につけるようにということを書きました。
単語が覚えられるようになったら、次にどのように勉強したらよいでしょうか。
問題集をやる!これが普通のやり方だと思います。実際にそうしている人も多いでしょう。
問題集は英語の文法を練習し、最終的に自分で分を組み立てられるようになるのが目標です。またもし教科書準拠の問題集であれば、教科書本文中に出てくる大切な表現を使えるようになるよう問題が作られています。
単語を覚えた、では問題をやってみよう!といざワークを開いても、「…分からない…そうだ、答えを見てやろう。」という風になったことはないでしょうか。
このように答えを見てやっても、あまり身につきません。
では、なぜ問題が解けないのでしょうか。
それは、英語の文(英語の言い方)を覚えてないからです。
例えば、This is ~.の文をやっているとしましょう。
これは~です、というには、とりあえず英語の型としてThis is と始めます。is の 後には「これはペンです」といいたければa pen、「これは飼い犬だ」と言いたければ my dog と入れればいいのです。
そして、これは~ですか、と質問にしたければ、これも英語の言い方の型があり、Is this といい始めます。
このように英語には、表現によってそれぞれ言い方の決まりがあります。それをきちんと覚えていれば、英作文の問題がでても、どのような言い方で文を作ればよいか、あまり悩まずに組み立てられます。
では、この英語の型をどのように覚えればよいか。
ここでやるべきことが音読です。
声に出して英文を読むのです。一番おススメなのは、まずは教科書本文の音読です。
すらすらと読めるようになるまで、繰り返します。たどたどしい読み方や棒読みな音読ではあまり頭に入ってこないので、できれば教科書対応のCDを聞きつつ、ネイティブの人のように読むようにしてください。そうすると長い表現でもすらっと覚えられます。例えば、How long are you going to stay?(どのくらい滞在するつもりですか。)と言う文があります。ネイティブ風で言える様になると、How longが1かたまり、are you going to stayが1かたまり、と7語の文を2かたまりで覚えられるようになります。
このように音読によって本文表現を覚えていった上で、ワークにやってみると答えられるものがたくさん出てくるようになります。
なかなか文法が覚えられないと思う人は、是非ネイティブ風の音読に取り組んでみてください。