公立中学校生徒の学力が二極化しているように思えます。
データを基にした見解ではなく、個人的な意見ですが。
雑駁とした意見ではありますが、この数年のものを見た場合、かつて「よくできる側」対「それ以外の側」の比率が3対7であったのに対し、今のそれは1対9にも思えます。
もっとも、「出来ないから塾に来る」ということを重ね合わせてみることが必要なので、学校全体、あるいは地域全体でみると、もう少し違った結果になることも考えられます。
ただ、これについて、同じ学習塾仲間と話をした中では、その多くが同じような見解を持っていることも明らかになりましたので、大まかにはそういうことなのではないかと。
では、なぜこうなったのかを考えると、そこにはたくさんの理由や事情があると思います。
先日この欄で書いた「現実を見る」の中身ともかぶりますが、この「なぜ」を考えることが、事態の改善への大切な第一歩になります。
逆に、それ抜きに何かをしたとしても、それが的を絞った行動であるか大いに疑問ですし、もしかしたら全くの徒労という結果につながっているかもしれません。
で、その「なぜ」ですが、それをマクロにとらえることから始めて、ミクロをみる。
そのうえで、個別の解決策を打ち立てて実行し、一定期間内に成果を出す。
これが正しいやり方です。
ありがちなのが、「現実も実態も見ようとせず、大した行動もせず、しかも継続もしないで結果をほしがる」という、誤解を恐れず言ってしまえば、ずいぶんムシの良い話だと思うのですが、いかがでしょうか。