今ここにある危機

2012-10-24 12:58:15 | 学習塾・勉強の仕方

 

来年の公立高校入試のシステムが大きく変わることは既に皆さんが承知していますが、

では、それに打ち勝つために必要なことをいましているかといえば、殆どの人が「まだ」と答えるのではないでしょうか。

少なくとも、全員が「やってますとも!」とは言わないと思います。

これにはさまざまな理由があると思いますが、そのひとつが、「人間は目の前にない危機を認識できない」という特性があると思います。

「来年から受験のシステムが変わる」→「自分(または自分の子供)もそれから逃れられない」→「でも受験はまだ先」→←「だからまだやらない」

こんな図式でしょうか。

受験システムの何が変わるのかはこの際置いておくとして、人間のこのような特性はあらゆる場面で見られます。

関係者の方がこれを読まれたら気分を悪くされるかもしれませんが、10何年か前に大手証券会社である山一證券が破綻したとき、そのニュースが飛び出したのは土曜日の午前でしたが、前日の夕方時点では殆どの社員が「ウチが破綻なんてするわけない」と思っていたといいます。

そう楽観していた社員の目の前で、山一から資金を引き出す大量の顧客たちが窓口に列を作っていたにもかかわらず、です。

そういう例は、たくさんあります。

書こうと思えばいくらでも書けますが、それをすることが目的ではありませんのでしませんが、しかし、人間は目の前に危機がなければなかなかこれうぃ認識できないばかりでなく、「目の前にあっても」認識できない悲しい生き物であることが少なくとも否定できない事実であることがわかります。

受験の話に戻せば、(対策を)しようがしまいが受験の日は来る。

そしてそのときになれば自動的に「あ、言われていたことはこれだったか」とわかります。

そういうことから言えば、その日の「あ、これか」は、実は今既に目に見えない形で受験生とその保護者の方の目の前に「目に見えない形で」起こっていることでもあるのだと、そう言いたいわけです。


 

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三者面談の意義

2012-10-22 21:26:47 | 学習塾・勉強の仕方

この時期、学校で行われる三者面談では、前期の成績表に関する評価(AやBといったもの)について、一通りの説明がなされることが少なくありません。

そして、その面談の後で行う塾での面談では、その話を受けて、その評価が何を意味しているのか、そこから何を汲み取って、何をすることが今後のために役立つかを話し合います。

学校の面談の前に塾での面談を希望される方も少なくありません。

その場合は、そこで準備した内容を携えて学校の面談に臨み、そこで遺漏のない面談を実現することにつなげています。

それはともかく、前者の場合、そもそもそれらの評価について、それを書いた学校の先生が何を伝えたいのかを押さえておかなくてはなりません。

言い方を変えれば、その先生から見て、その生徒の何を評価し、何を評価していないかを汲み取ることを、まずもってその生徒と保護者の方自身が理解しておくことです。

例えば「意欲・関心・態度」という評価項目がBであった場合、その項目が具体的に何を指すのか、直近のテスト問題であれば問題番号の何番がそれに該当するのかを知らなければ対策の練りようがありません。

まあ、しかしそうは言っても、なかなかこれを適格に掴むことは難しいでしょうから、それを塾での面談で細かく解析するのですが、いずれにしても、こうしたプロセスをしっかり踏んで先に進むことが肝要であって、それ抜きに進んでも、問題の所在が分からないままでは、正しく進むべきコースも分からないのではないでしょうか。

この時期行っている面談は、そうした意味合いを持っております。


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個別指導の特徴とは

2012-10-20 19:25:13 | 学習塾・勉強の仕方

ACSアカデミーの教室。

月曜日から金曜日は、毎夜赤々と照明を灯し、ここでめいめいが勉強にいそしんでいます。

ACSアカデミーは個別指導型の学習塾です。集団型指導とは多くの点で異なります。生徒一人ひとりの個性や条件などの違いによって、その生徒にとってどちらの型がふさわしいか。

現在通っている皆さんは、その答えを個別型に見出して通っているわけで、そこでは「質問しやすい」「分からないところをなおざりにして先に進まない」などを理由の一つに挙げています。

個別指導型だけがそうであるわけでは決してありませんが、それでもこうした理由をここで挙げてくれるのは、彼らの中にそうした意識がしっかりあることの証拠でしょう。

であるならば、私達の側でも、その期待を裏切ることは決してしない気概を持って日々これに当たっています。

そして、私達がほっとした気持ちになれるのは、そうした日々の積み重ねの結果、彼らの理解が高まり、或いは深くなることと、その末で手にする成績の確かなアップ、そして受験において、輝く合格証を手にした時です。

 


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定期テスト対策授業受講生募集につきまして

2012-10-18 21:24:58 | 学習塾・勉強の仕方

中学3年生のて定期テスト(後期中間)まで、平均して3週間となりました。

今週から、レギュラー授業の中身も鋭意テスト対策授業に切り替えて対策を講じていますが、来週からは更にこれを推し進めます。

また、2年生・1年生の同様対策授業も続きます。

これらテスト対策授業は在籍生の皆さんが中心となりますが、この時期だけのスポットだけの参加も受け付けております。

3年生については、内申算出の資料としては今回のテストが最終になりますし、それ以外の学年生の皆さんも、次とその次、つまり学年末テストで高校受験の内申(今学年分)が出ることになりますので、従来以上に力を込めてこれに臨まなくてはなりませんよね。

スポットでのご参加は0120-513-955へお気軽にどうぞ。

 


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国語力の低下に歯止めをかけるACSの試み

2012-10-16 21:56:35 | 学習塾・勉強の仕方

年を追うごとに強く感じるのが、子供達の国語力の低下です。

「昔は」などと書くと、単なる懐古趣味みたいに感じられてしまうかもしれませんが、それでも昔はもっと子供達に国語力があったように感じます。

何故でしょうか。

何故こんな風に感じるほど子供達の国語力が低くなったのでしょうか(これに対して「いや、逆ですよ。子供達の国語力は年々高くなっていますよ」という人がいたらお目にかかりたいです)。

最近、数学者の藤原正彦さんが書いた本を読みました。

藤原さんも子供達の国語力低下に関してはかなりの危機意識を持っておられ、それを様々な角度から考察し、且つ具体的な提言をなさっています。

その中で私が特に強く共感したものに、単純に国語の授業時間をもっと増やすべきというものがあります。

勿論、ただ授業時間だけを増やせばそれで全てが解決するなどと短絡的なことは思いませんが、少なくともこれが出発点の一つである事は確かであると思います。

その上で、「傍線部が何を指すか」などといった瑣末なことばかりを追いかけるような読解ではない、本物の国語の名文をじっくりと読み下すような学習を推進することと、それを出来る有能な国語の教師を揃えることが肝要だと思うのです。

そう思わざるを得ないほど、とにかく今、多くの子供達の国語力が確実に低下していると、これはもう本当に強く感じている昨今です。

そこで、ACSアカデミーでは、特定の生徒達を対象に(本当は全ての生徒達を対象にしたいのですが)、まずは自らの文章力を身につけ、これを高めていくことを目標とした作文の宿題を毎日課しています。

当然一日や二日でどうこうなるものではありませんが、それでも毎日これを励行していくうちに、子供達の中に確実に文章力がついていくのを感じます。

 


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「やれ」「やってるよ」の応酬

2012-10-15 21:29:10 | 学習塾・勉強の仕方

保護者と生徒を交えて行う三者面談では、大抵避けて通れない話題があります。

それは次のような問答(或いは、言い合い)です。

 

親&塾「何で真面目にやらないんだ」

子供「やってるじゃないか」

ほぼ全ての組み合わせで繰り返されるこうしたやりとりは、すなわちこの問題(「やれ」「やってる」)が如何に普遍的であるかを物語っています。

こうしたとき、私は次のように言います。

「君ね。この場合「やってる・やってない」の判断は君が下すものではなくて、その様子をみている周囲の大人たちがするものなんだよ。

「やってない」というのは、大人から見てそう思わざるを得ないのであって、それでも君が「やってる」と言いたいなら、最近の成績がそれにふさわしいかどうかをよく、見直してごらん」

そういうと、これも大抵の場合、子供達はぐうの音も出なくなって、そこから先は比較的素直にこちらの話を聞くようになります。

しかし、それも家族ではない第三者の私達がそこにいるからであって、これが家族だけであったなら、やはりそうそうスムーズには運ばないのではないかと思います。

思うに、子供達に話をするに際しては、そのゴールをどこに置いているかをよく考えて、なるべく適切な話法を用いることが鍵のような気がします。

というわけで、ただ今面談真っ最中です。


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今週の保護者面談の主題&目的

2012-10-09 19:19:06 | 学習塾・勉強の仕方

 

藤沢校教室には、授業の開始や進行、そして終了などを知らせたり確認したりするための大きな時計が設置されたいます。

この時計が奏でる時報のチャイムはウェストミンスターの調べですので、耳にはとても心地良く、集中して勉強している生徒達も、この音が鳴ると、一瞬ほっとした表情を浮かべたりすることがよくあります。

 

ところで、今各学校から前期成績表が配られています。

特に受験生の場合、次回、つまり後期中間での成績が即ち内申ということになりますので、今ここでの成績をどう受け止めたらよい、あ受け止めるべきかについては、その人毎にこれをよく分析しなければなりません。

毎年のことですが、ここで一喜一憂してあいまうことで、ここから先本当に冷静になって、且つ全力を傾けなければならない局面で失敗してしまう例が少なくありません。

ACSアカデミーでは、そういうことをしないで済むように、というよりも、もっと積極的・建設的に今回の成績表を受け止め、今後に活かしていくことを目的とした保護者面談を今週から実施しております。

以上、お知らせでした。


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レイアウトを変更しました

2012-10-08 16:16:58 | 学習塾・勉強の仕方

三ツ境校の教室内レイアウトを写真の通り、一部変更しました。

今までもそうでしたが、それ以上に個人の空間を作り出すことで、よい意味での密閉感を演出しました。

授業でもこれを使用しますが、すでに一部の生徒たちが好んでそうしているように、一人で静かに行う自習空間としてこれを

使うことも可能です。

また、講師1名に対し、生徒2~3名を対象に授業を行うために、白い大きなテーブルを用意しました。

とての大きくて綺麗ですので、ここでも生徒たちは気持ちよく自習などをできます。その横には、これも大きく綺麗なホワイトボードを

設置してありますので、これを自由に使って頂くことももちろん可能です。

その他、大型の書棚を二本搬入してこれに見易く教材類を収納しましたので、ご自由に取り出してお使いいただけます。

以上、「使いやすく」をメインテーマに行ったレイアウト変更のお知らせでした。


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