この前、「塾を選ぶなら直接目で見て体験して」と言うようなことを書きました。
それ自体はまったくもって正しいことです。
ですが、そうするあまり、そこの過度の期待を抱くべきではないという思いもまたあります。
どういうことかといいますと、いまでも10人に一人くらいお見かけしますが、塾に入れたからあとは放っておいても成績は上がる筈」などと(勝手な)思い込みをなさる例がありがちなことです。
「塾に入れたから」全てが絵に描いたようにうまくいくなどということはあるはずがありません。
一部の例外を除いて、学習塾に入ってくるお子さんは多かれ少なかれ勉強に苦手なものをもっていますし、放っておいても勉強するような自主性ももっていないことのほうが圧倒的に多いです。
そういう現実の中から塾での勉強をスタートするわけですから、その成果が現れてくるまでには当然のタイムラグというものがあります。
個人的な感覚では、1~3ヶ月位で漸くペースを掴み、その後半年くらいで目に見えて成果が現れてくる、そしてその後は緩やかなカーブを描いて更に上昇していくと言うようなイメージです。
最初の3ヶ月間をじっと我慢の子で見守れるかどうか。
短兵急に結果を追い求めて子供を理不尽に追い詰めていかずに済むか。
塾だけに限りませんが、子供にはその数の分だけ個性がありますし、生活の習慣やサイクルというものもありますよね。
し¥それらと塾のほうしんとをどう一体化させていくか?
その中であれこれ試行錯誤しながら同じ方向を目指してだんごになって戦っていく( ←良い表現です~われながら)のですから、そのあたりをよくお考え頂く心の余裕を持って、そういうことが出来る塾かどうかをしっかり見極めていただくことが肝心だとおもいます。