誰もが言うことですが、1年なんてあっという間です。
あと数時間で2014年も終わります。
去年も一昨年もそんなことを言っていました。
何を言いたいかというと、ここは学習塾の場ですから、やっぱり日々の努力というか、勉強面に関して
「やってもやらなくても」時間がたつのはあっという間ですし、一度過ぎ去ったものは何をどうしても取り戻せない」
ということです。
正直な話、これは子供だけの話ではない部分があります。
保護者の方の中には、「いつか誰かが何とかしてくれるだろう」「いつか子供が勝手に目覚めてやり始めるだろう」くらいの甘い認識でおられることが、数や割合は少ないものの、存在しました。
当然ですが、そんな期待がそのとおりにかなうことなどまずありませんから、その間がんばって努力してきた子達とは、勝負の場(受験その他のテスト)でははっきりとした差という現実を突きつけられることになります。
そして、その時になって「やっぱり自分自身でちゃんとしておけばよかった」などという、これまたありきたりの後悔の念が沸きますが、もはや遅過ぎです。
思うのですが、子供の勉強は、よほど突拍子もない低レベルの子を同じく突拍子もないハイレベルの学校に合格させるのでもない限り、やって出来ないなどということはあり得ません。
言葉を変えれば、「やれば出来る」のです。
でも、やらない。やろうとしない。やっても3日坊主。
一日に8時間も勉強しろなどといっているのではありません。
受験直前の高校3年生ならそれくらいやってもやり過ぎではありませんが、平素の日々において、たとえば苦手な単元をなくすとか、今70点のテストを90点以上にするなどといったレベルの話ならば、一日1時間から2時間もあれば十分に達成可能なんです。
その1時間すら作り出そうとしないなら、もはや出来るようになろうという欲そのものを放棄したほうがよほどすっきりします。
そこで、実際に自助努力を伴わせながら上を目指す生徒(そしてそれを後押しする保護者)の皆さんと向かい合う時、そこには向かい合う組み合わせの数だけ対応の仕方があります。
Aさんで有効だった方法がそのままB君でも使える、ということは現実には少ない。
私たちの教室では、そのあたりをどう組み合わせ、積み重ねていくかに重きを置いて指導のベースとしています。
当然の話ですが、だからといってお湯を注いで3分で出来上がり的に点を取れるようになることはありません。
それでも、集団指導の学校の授業でわからなかったものをわかるようにするという点においては、こうした個別の対応で補っていくことがたぶん最も効果的な方法のひとつではあると確信しています。
今日は、きわめて当たり前のことを今書いています。
すなわち
自助努力をしなさい。根拠のない他力本願意識は捨てなさい。
今の自分の力やレベルから目をそらすな。
その上でわからないところを個別にしっかり教えるから、そこでまた自助努力のエンジンを回しなさい。
短兵急な結果を求めず、果実を手にするには一定の時間が必要だという意識をしっかり持ちなさい。
ということです。
これらを「~しなさい」という形で書いたのにも理由があります。
これらは、私たちが子供にお願いするものではないからです。
もしもおだてる様な物言いでなければやらないのであれば、それは私たちの塾風にはもはやマッチしませんので、どうぞご自由に、という話です。
年が明ければ、中学高校生の皆さんは、すぐに2月に学年末試験が待っていますね。
2月には高校入試もあります。
3月までの日々は、冒頭書いたごとく「あっという間」に過ぎていくと思います。
一日一日を完全燃焼させましょう。
みなさん、良いお年をお迎えください。
今年も1年間、ありがとうございました。
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