今何をするべきかの決断

2010-11-08 16:14:37 | 日記

 

 

今年のプロ野球日本シリーズは、もう一つ盛り上がりにかけていましたが、それでも終わってみれば、今年のプロ野球も全て終わったんだなあという寂寥感のようなものを感じます。

 

ところで、プロに限らず、野球を見ていると、いや、野球に限らず、多くのスポーツを見ていると、子供たちの勉強にも参考になるところが実に沢山あるものだなあという気がします。

 

別に、スポーツを見て子供にこれを参考にして頑張れ、などといったお約束事のようなことをいうのではありません。

 

言いたいことは、「勉強の仕方」、或いは「させ方」です。

 

野球のことから書きましたので、これを例に書きますが、このスポーツについて、巨人軍の終身名誉監督の長嶋茂雄氏が、「間合いのスポーツ」と表現しています。

 

ここでいう間合いとは、局面に応じて選手個人、或いはベンチを含めたチーム全員が、「そのとき自分(達)は何をすべきであるか、を考えてから行動(プレー)に移すということだろうと思います。

 

私は、これをもっと狭い意味で考えることもあります。


そこでは、監督個人の意志決定或いはその結果下される決断や命令・指示がことのほか重要な鍵になるのではないかということです。

 

監督は、「今やるべきことは何か」を決定し、その上で選手にそれを実行することを要求します。


そして、その結果が上手くいった時、そこで賞賛される大部分は選手個人の側にあって、これを指示した側は日陰に回っています。

 

その時々で何をすべきかを考え、指示すること。


子供の勉強の面では、特に、子供が正確な判断力に欠けるときには、大人が責任を持ってその方法を考え、的確に指示を下すことがなにより大事です。

 

勿論、子ども自身がそれを考え、試行錯誤して正解に至るという過程を辿らせることも大切ですが、野球の例で言えば、技量の備わった一人前の選手であっても、そこにはやはり指示が必要なこともあるのであって、そういうときに的確な指示を出せるだけのものをその立場の人間が備えていることが必要であることはいささかも変わりません。



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臨機応変

2010-11-06 22:11:34 | 日記

 

 

気分の波の激しい生徒がいます。


調子の良い時は3時間も4時間も休みなしで勉強できるのに、逆のときは10分もやらないという極端さ。

 

こういうタイプと向き合うとき、私たちはどういうスタンスであればよいでしょうか?


一つは、文字通り本人の思うとおりにやらせる方法。


これですと、全く法則性や規則性が読めないし組み立てられないので、なかなか効率的な勉強をしづらいという、これはもう分かりきった欠点があります。


 

一方、生徒対講師、或いは子供対大人という関係、或いは序列といってよいかもしれませんが、そういうことをしっかりと伝えた上で、あくまで大人主導で組み立てた学習計画を遂行していくという、こちらはオーソドックスな方法ではありますが、従来からの方法。

オーソドックスというのは、奇をてらったものではない分だけ昔からの当たり前の方法であるわけですので、結局はこれが最も理に適った方法ではないかと思います。

 

もっとも、私たちACSもそうですが、個別指導型の学習塾の場合、多くはオーソドックスの中にも随意生徒の個性を考えた弾力的対応を取ることが可能ですので、その意味では理想的なミックス型指導法なのではないかと思います。

 

 


 


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個性に沿った教え方

2010-11-06 12:09:15 | 日記

 

 

子供たち、特にまだ年端も行かない子供に勉強を教えている時に思うことに「この教え方でよいのかな。違うやり方でもっと効率的にできないものかな」という自問自答があります。

 

というのは、子供たちには大人に無い種類の個性が既にあって、例えばある子はこちらの話を言葉だけから素直に受け留める能力に長けているかと思えば、また別の子は、倍の時間をかけて、尚且つ豊富な資料を併用しないとなかなか理解が進まないタイプであったりします。

 

こういうとき、大人の理論~多くはカリキュラム編成上から来る時間的制約など~で、ある程度画一的な指導に拘泥されることが、果たして純粋な意味での正しい教え方であるのかどうかという、そういった疑問です。

 

これはそう簡単に答えが出ない問題ではありますが、それでも、まだ頭の柔らかい子供に何かを注入したり、それを基にして自分たち自身の考え方ができるようにしていく過程においては、極力弾力的で余裕をもった指導であるべきだと思うわけです。

 

 


 



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テスト直前対策につきまして

2010-11-05 22:17:26 | 日記

 

 

定期テスト直前ということで、あCしゃ土曜だけでなく、日曜日も教室を開けて、テスト対策授業を申し込まれている生徒の皆さんと共に、来るテストを戦い抜く姿勢を共有します。


 

日曜日の分に限り、まだ若干名の余裕がありますので、まさに直全対策ということにはなりますが、ここで確実に点数を積み上げたいとお考えで、且つ意欲のある方は、明日の夕方までに直接お電話にてお申し込みください。

 


 



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物分りは悪くとも

2010-11-04 15:56:34 | 日記

 

 

教室内でケータイを操作していたり、イヤホンの線が繋がっているので確認したら、音楽を聴きながら自習していたり、ひどい場合には授業中もそれをはずそうとしない子さえいます。


勿論そういう子は圧倒的少数ではあるのですが、それでも私はそういうことをここでは許しません。

一度ならず保護者の方にも注意をしましたが、驚いたことに毎回一定の割合で、保護者自身が、子供がそういうものを塾に持っていくことに疑問も抵抗も抱いていないことに毎回驚きます。

それでいて、塾での面談などで「そういうものをいじってばかりでちっともまじめに勉強しなくて」などといわれます。

 

家の中でなら仕方ないとしても、最低限、塾に行くに際して、子供がそういうものを持ち込まないようにしていただくことが必要ではないかと思います。

 

このように、学習塾の中において、勉強をすることの前に、持ち物をチェックしたり、行動面の良くないところを矯正したりするということが、年を追う毎に確実に増えてきているように思います。

 


そして、殆どの子が、こちらからのそうした注意や矯正を、たとえ少しばかり時間がかかったとしても、最後には受け入れて、本来あるべき勉強のスタイルに自らを持っていくのですから、これはやはり大人としてしなくてはならないことであるのだと改めて思います。

 


言わなくてはならないことはしっかりと言うことが大切であって、言わなくても分かってくれる、などと大人のほうから勝手に物分りの良いところを見せる必要はないのだと、そんな風に思います。

 



 

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備えあれば…

2010-11-03 18:00:17 | 日記

 

「まだ大丈夫、今すぐにやらなくても」などと言う保護者の方がたまにいます。


ひどくなると「分からなくなってからやります」とまで言う方もいて、さすがにそういうことを聞くと脱力しそうになります。

 

一方、何につけても早め早めに手を打って、まさに「備えあれば憂いなし」を地で行っている方もいて、そういう家庭のお子さんは、結果的には非常に効率の良い時間の使い方をしていることになります。

 

どの部分が効率的なのかというと、結果として、最少の時間で最大の学習効果を手にしているという点です。

 



なんだかツイッターみたい書き方になってしまいましたが、見事に対照的な姿ですので、敢えてここで触れておこうかなと思った次第です。

 


 




 

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3年生用 定期テスト追込みプログラム

2010-11-02 17:42:31 | 日記

 

 

前回も書きましたが、今月初旬から中旬にかけて、近隣公立中学校3年生の後期中間テストが実施されます。

 

この試験で内申点が出る、極めて重要なテストです。


塾生の皆さんは、毎回のテスト同様、ここでもレギュラー授業以外の「定期テスト対策プログラム」を受講して各自得点アップを目指します。

 


今ACSに通っておられない皆さんも、スポットとしてのこのプログラムをお受け頂けますので、是非ともお早めにお申し込みください。

 


 

 

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いよいよ後期中間テスト!

2010-11-01 17:54:58 | 日記

 

 

11月に入りました。


近隣の公立中学校では、10日ぐらいから後期中間テストが始まります。


この試験で内申点が算出されるテストはほとんど終わります(一部の小テストなどはあります)。

 

よもや、ここにきてまだのんびりしている生徒はいないと思いたいところですが、なかなかどうして、ここにきても「まだ大丈夫。まだ後がある」などと「え?」と聞き返したくなるような台詞を吐く子が100人に一人くらいいます。

 

そういう子は、もはや隔離して、一人きりでやってもらわないと他の生徒への悪影響が懸念されます。

「隔離」とは、半分冗談ですが、勉強は、所詮一人でやるものです。

 


「友達と一緒に」とか、「問題を出し合って」などというのは、勉強ごっこであって、本当の勉強スタイルとは言えません。


 

教室では、日々講師が繰り返し繰り返しこうしたことを言っているのに、それにも関わらず、なかなかそれが完全な形にならないということの問題がどこにあるのかについて、ご家庭でも真剣に考えていただけたらなあと思う次第です。



 

 

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冬期講習のご案内(早期お申込割引)

2010-10-30 15:40:29 | 日記


冬期講習予約が入ってきています。

え?もう冬期講習? などというのはちょっとのんびりし過ぎかも。

受験生にとって、本番前の最後のまとまった時間がこの冬期ですし、年が明けたら受験(後期選抜)はもう「来月」になるんですよね。

尚、11月中にお申し込みいただいた方は、講習費の割引制度がございます。

学年やお申し込み回数などによって割引率に違いがございますので、お申し込みの際直接お問い合わせください。



→もっと詳しく



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高校合格判定模試実施のお知らせ

2010-10-29 20:19:35 | 日記
10/30(土)、藤沢校で午後1時から、高校合格判定模擬試験第8号を実施致します。(保土ヶ谷天王町港は11月)

受験後約10日で結果が返却されてきますので、そこに表された具体的な有望圏、可能圏、現時点での再検討高名や、今後後期選抜までの日々で攻略しておくべき具体的な単元などをこれによって参考にできます。

中学校における進路面談に向けた事前準備資料ともなりますので、中学3年生の皆さんは、是非チャレンジしてください。

若干名ですが、当日でも受付可能です。

ご希望の方は、明日12:50までに直接教室までお越しください。塾外生も可です(試験自体は有料)。





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おりおりのスポット授業

2010-10-29 18:47:50 | 日記

 

 

この数日、一気に寒くなってきたのを受けて、これをチャンスとばかり、講師たちが生徒に気候や季節の変動・変化などの話と、それらに付随するいろいろな話をしています。


 

なぜ日本海側に冬、大雪が降るのかを、季節風、海流(対馬海流)、山脈の位置・配置とその高さなどを具体的に話に挿入しますので、地理と理科の勉強になります。


 

はやぶさがイトカワから帰還して人々のロマンを掻き立てた時は、太陽と惑星の関係や動き方など、或いはロケットの推進メカニズム、そもそも太陽系の起源がどのようなものであったかなどについて、やはり生徒たちにスポットの特別講義を行い、好評を得ました。

 

最近では、上の他に、次のようなスポット講義を行いました。


 

     地球から20光年離れた惑星から人工的な光の信号が発せられているのが観測されたというニュースを引用して

     光年の捉え方。例えば光の速さで地球から月まで行ったとしたらどれくらいの時間がかかるか(正解は1秒ちょっと)

     その速度で地球から一番近い恒星まで行けば約4年。では、今の最先端ロケット技術で行けば何年かかるか(正解は約15万年)

     厚さ1ミリの紙を何回折れば月まで届くか(技術的可能性は考慮しない)(正解は39回)

 



 

子供たちは結構こういう話が好きなんですよね。



 

 

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そろそろ暖房の季節

2010-10-28 16:31:59 | 日記

 

 

今日は、朝から冷たい雨が降り続いています。


教室も少し冷え冷えした感じでしたので、今年初めての暖房をつけました。

 

エアコンの吹き出し口から暖かい風が緩やかに放出されて、この時刻、室内はとても快適です。

 

ところで、勉強するに際しては、この快適さがクセモノで、これが嵩じるとすぐに眠気が襲ってくるので、快適さと効率とは必ずしも協力関係にあるとは言えません。

 


「頭寒足熱」


 

教室においても、ご家庭においても、この頭寒足熱の環境維持が大切かと思います。




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心が折れるって

2010-10-27 20:36:17 | 日記

 

 

「心が折れる」などと言う言い方が流行っているようです。


言い方はどうであれ、何かをするに当たって、途中で諦めたり投げ出したりしてしまうことに変わりはありません。

 

問題は言葉、或いは表現の方法ではなく、実体がなんであるかということに尽きます。


諦めたり投げ出したりすることにある種の後ろめたさがあるような場合には、人間は(特に子供は)あれこれ理由をこじつけて周囲のみならず、己自身さえも騙そうとする傾向があるといいます。

 

一般に甘やかされた子供、もしくは今現在生活に緊張感やルール遵守の精神の乏しい子供は、特にそういう傾向が顕著です。


 しかし、そういう子供に対しても、試験や成績や受験という関門は他の子と平等にやってきます。


そういうときに、普段の状況を考えて、そこで不本意な結果に終わることを初めから受け入れるのであれば、それも致し方ないこと思います。


しかし、大方の子は、その場において、悪あがきするものです。


これはいかにもみっともない。


 

そういうことを予想できない子も子ですが、それをも予想できるはずの周囲の大人たちが平素から子供たちに注意を喚起して(よい意味で)追い込んで行く事が、最低限こういう悲喜劇を防ぐことに繋がるのではないかと思います。




 

 

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目標の定め方

2010-10-26 22:23:24 | 日記

 

 

勉強だけでなく、何事かをするに当たっては、目標を持つことが大切です。

というよりも、目標が無ければなかなか前に向かって進めません。

 

そして、この場合、目標とは適切なものであることが必須条件です。


突拍子もない目標であれば、初めからそれを目指す意欲など持ちようがありませんし、逆に、あまりにも達成が容易な目標であったなら、そもそもそんなものを目標と呼ぶべきではありません。

 

具体的には、各人が個別に定めるべきものですが、ごく大雑把に言えば、こんな感じでしょうか。

 


「頑張って頑張って、尚頑張ってもう少し先(上)にあるもの」

 

 


 

 



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