続き
例えば、部活に熱中するあまり肉体疲労に年中苛まれ、それがために一日1時間程度の自学の時間さえなかなか取れない子がいるとしたら、その事自体がマイナスの意味での教訓になります。同じループに自ら陥るような真似はしないことです。ただし、部活による時間のなさや肉体疲労を自分の学習努力不足の常習的言い訳としている子もいないではないので、周囲の大人ならそのあたりはきちんと見分けることも必要です。
■教訓→部活は学習時間を確保できる範囲で行うこととし、もしもそれが出来ないなら考え直すこと。
親としては当たり前の行動なのかもしれませんが、勉強しろ勉強しろと口でいうだけで、そう言う親は子供の目の前でしょうもないテレビ番組に興じたりスマホでゲームなんかに勤しんでいる無様な姿を見せつけることを続けると、そのうち子供は「自分はどうなんだよ」「などと反発心を持ち出し、「勉強?もう今日の分はやったよ」とか「今日は宿題も出ていないから」などと嘘を吐きます。
塾のサイドから見ると、明らかに家庭学習の習慣がないことがわかり、そのあたりを考慮して子供に宿題をだしたりもするのですが、、そういうことを保護者に伝えた場合、常に一定数の保護者が「(勉強しろって)言ってるんですけどねえ」と言います。「(勉強しろって)言ってるんですけどねえ」というセリフの次には何が出てくるのでしょうか?
「言ってもやらないんですよ」とでも言いたいなら、それはそれでよしとしても、もはやそれは塾の側の問題ではなく、家庭の問題です。断言しますが、家庭学習(予習復習や宿題処理)を満足にせず、週に2回や3回2〜3時間位塾に通うだけで魔法のように成績が上がるなどと思うなら、そもそもそういう安易な考え方から直して行かなくてはなりません。50人に一人くらいはそういうタイプの子がいないではないですが、大多数はそうではありません。そのことを保護者の方がまず悟るべきです。ここからは、「言わなくても出来る子」から強引に期待だけ90%の参考要素を探すのではなく、「言ってもやらない子」に何をどうやればやらせることができるかを真摯に検討することが、即ち教訓です。「やれって言ってるんですけどねえ」というセリフを吐くことから生まれる成果はありません。
■教訓→言うだけでは駄目と知ること
マスターKです。
田村先生に変わるのもあと少し。今日は私が書きます。
長年(実に23年!)学習塾をやってきて、様々な家庭の様々な子供が、まさに様々な形ややり方で勉強に取り組む姿を見てきました。そこでよく考えたことは、これから新たに取り組む子どもたちにとって、これらの何をどのように参考にしたら利益の再現〜利益の拡大再生産に結び付けられるだろうかということです。これは、切ってみれば勉強面における生活の知恵を追うことでもあります。
というのは、同じ学校の同じ先生の下、同じ教科を学習し同じテストを受けるという共通部分の多い場面で、自分以外の子供達はどこでこれがうまく行っているのか、反対にどこが上手く行っていないのかを冷静に見つめて自分の場合との違いを見直し、そして今後に生かしていくというのは、十分理に叶った手法だからです。
今、共通部分の多い場面で、と書きました。
確かに共通部分ですが、しかしここで勉強していく子供達一人ひとりの個性、育つ環境、或いは親からの遺伝的資質までがすべて異なりますので、そうしたことを十分に加味して対処していくことがここでは大切です。
少し前、とある保護者の一人が、あまりに怠惰な子供の日常を見て腹立たしげに「なんで俺にできてこいつにできにのかわからん。俺はできた」と方言してみせたことがありましたが、この方は少なからず誤解しているか、もしくは目の前の現実を全く見ていません。
この方が「俺はできた」と誇らしげに言ってのけるレベルがどの程度のものなのかはわかりませんが、ここで100歩譲って確かにこの方が昔勉強をして「出来た」のであっても、だから子供も出来て当たり前、などと決めつけることがそもそもおかしい。
私は上の行で「遺伝的資質」という言葉を用いましたが、私は「親が出来たのなら子供も自動的にできる」などとは決して思いませんし、思わないから言いもしません。ですが、この方は、少なくともこの点において大きく間違えています。むしろ子供に対してそういうスタンスで臨むこと自体が、あまり好ましいやり方ではないと思います。そういう意味で、私はこれをマイナスの教訓、良くない例と捉えています。
次に続く
昨日、教室に行く直別、南瀬谷のとある場所に一時停車して暮れて行く空を眺めていました。
山村暮鳥さんの「おうい雲よ」の詩を思いました。
こんにちは、田村です。
先日、マスターK と話をしていて思ったのですが、
やはり勉強とは自分に対するストイックさだと再認識しました。
今自分が何ができていて何ができていないのかを把握し、しっかりと自分の実力に向き合い、一つ一つ課題を解決していく。
また、塾の授業だけでなく、家庭学習の習慣も身につけないと結果を出すのは難しいでしょう。
私はアーチェリーを高校の時から続けているのですが、今では選手でもあり時にはコーチとして指導することもあります。
指導している際にもよく同じことを思います。
「弓を引く時のフォームの研究もしていなければ、体力づくりもしていない。ただ漫然と的に矢を放っているだけでは上達しないよ…」
どんなスポーツにも言えることですし、勉強においてもそうですよね。
当塾の授業を通して、自分に対するストイックさを身に着けてくれたら嬉しい限りです。(^ω^)
こんにちは。
新教室長の田村です。
私自身はこの三ツ境という土地に詳しくないため、最近は周辺をいろいろと見て回っています。
さて、私が授業をすることが今後増えていきますが、
難しい表現ではなくわかりやすい言葉や例えを使うことを心掛けています。
また、生徒さんの反応も見ながら進められるのも個別指導の良いところで、
学校の授業だけでは難しい勉強もより習熟度を高められるのではないかと
考えています。
今までと変わらずACSアカデミーは運営していきますのでこれからも宜しくお願い致します。
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