先週のある中学生の授業。
この生徒は週1回数学を受けますが、学校でも家でもきちんとやっているそぶりが見られず・・・前回の記事に書いたような、典型的な「塾にほぼ丸投げ」状態。
そのため、やはりこの間の記事に書いたようなこと(学校の授業をきちんときいてくること、家でその日に学校で習ったことを復習すること)を本当にやらないと、週1回の授業では学校に追いつくことすら危うい、ということを懇々とはなしました。
すると、ぼそっとつぶやきました。・・・「どうやって家で勉強したらよいか分からない。」
この生徒のように、勉強しなくてはいけないことは分かっていても具体的にどうやったらよいか分からない、と困っている生徒もよくいます。
今回は具体的に、「勉強」として家でやるべきこと、をいくつか書いてみます。
英数についてのみ挙げてみます。
1.英語の教科書の文章をきちんと音読できるよう練習を繰り返す。
2.単語を見ないでも書けるように練習をする。
3.教科書の文の日本語訳から英語に直す練習をしてみる。
4.1~3までできたら、その単現の文法問題を問題集で解いてみる。
生徒たちの傾向を見ていると、この1~3は一番おろそかにしがちな分野です。 しかしテ ストでは、意外と教科書本文に出てくる表現がかなり出題されるので、これらをやっておくかどうかでかなり結果が違ってきます。重要項目と思ってください。
1~3をきちんとやれれば、教科書に合った問題集の問題はかなりすむーずにとりくめる はずです。 英語が苦手で、問題をやろうにも全然分からない、と思う人は、まず1~3をしっかり取り組んでみてください。
5.(数学)学校で習ったのと同じ単元または項目の問題を問題集から探して実際に解く。
数学の勉強は単純にただ一言、「問題練習」この言葉につきます。
学校でとったノートあるいはプリントで、まず解き方を見ます。どうしてこういう式変形にな るのか、とか、どうしてこういう式がたつのか、など考えてみて、理解できたなら、自分ひとりで解く練習です。学校でやった問題を似たものを問題集から探し出し、自分で解いてみてください。
解き方が分かってきたなら、早く解けるように制限時間を決めて解いてみてください。 例題などの解き方を見なくても、問題を見ただけですぐ解きはじめられるなら、自分のものになったと思ってよいでしょう。
これら1~5は英数の勉強の基本です。 音読練習だけでも勉強になるんですよ。こんな風に比較的取り組みやすい課題を1~5で掲げてみました。 これならやれそう!と思うものがあ ったら、 まずは15分でもやってみてください。 ただ焦りは禁物。すぐに目覚しい結果が出る ものではないので、 続けていくうちに結果が出るものだと思って、気長に取り組んでみてくだ さい。