子供達の鋭い意見

中学生達の授業と授業の間の小休憩に、彼ら、彼女らが話しているのを聞いていて、ある種複雑な気持ちになりました。その話題は、緊急事態宣言から始まって、コロナに関して政府のやることの目に見えるような後手後手ぶり、自らガースーとか言い出して国民に媚でも売ろうとしたのでしょうが、哀れなまでに滑ってみっともなさをさらけ出した我らが哀れな総理大臣に至るまで、子供達は政治をはじめとしたニュースなどには疎いものだと思い込んでいた事を恥じなければならないほどの情報通ぶりと、そして実に辛辣なコメントの連発ぶりでした。冒頭「複雑な気持ち」と書いたのは、私の中のその驚きと、そして子供達が発する辛辣な批判の対象たる人物が、今や多くの成人達にとっても、少な目に見てもほぼ同様な姿にしか見えていないであろうことの、この国の政治家のあまりの貧相さに対してです。最後の方で、ある子が「安倍さんの方がよかったね」というと、すぐさま別の子が「ふん、あんな嘘つき」と吐き捨てていました。子供達、侮れず。