昨日の夜の保護者と生徒との面談で、ここしばらく聞かなかった台詞をまた聞きました。
「どうやって勉強したらよいのか、そのやり方が分からないんです」
こういう台詞を聞いた時、私はいつもこう訊き返します。
「では、今どのような勉強をしているのですか? 教科書は読み込んでいますか? 問題集を使いこなしていますか?」
大抵は、もじもじしながら「…家。教科書を読んでいません。問題集も、やったりやらなかったり」などと答えてきます。
昨日もそうでした。
子供がそういうと、同席してくださったお父さんが、「それじゃあ話にならないんだよ」と、静かに諭すように子供に語り掛けていました。
それから、もう少し具体的な教科書の読み方、問題集の使い方、科目の優先順位、一日の中、一週間の中での時間の使い方などを説明し、更にその子の個性に合わせた工夫の仕方などを加えて合計約1時間の面談を終えたのが、午前零時近くでしたが、肝心なことは、それらのアドバイスを子ども自身が実行に移すかどうかであって、それがなければ仕事帰りの疲れた体で夜遅くの面談に来てくださったお父さんのご苦労も水泡に帰すだけですので、そこのところはしっかり考えて、必ず実行するんだよと、何度も念を押した次第です。
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