気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

連休 5月花形歌舞伎

2015-05-08 12:20:46 | 芝居

 今年の連休は晴天続き、気持ちの良い日が続きました。

皆様は、いかがお過ごしでしたか?

 

 わが家は、4日の歌舞伎以外は家で過ごす予定でしたが、急遽、善光寺に行く事になりました。

なんと1週間前なのに、長野駅至近のホテルがとれたのです

 

 まずは歌舞伎の報告。

今年の初めまでは結構な数の芝居を見ていましたが、生活が落ち着くにつれ、数が少なくなりました。

私の現実逃避場所はやはり芝居だったのかな~。

最近は題名の羅列、または写真のみ、なんて手抜きでしたが、これからはちゃんと感想が書きたいわ。

 

         

5月4日 花形歌舞伎夜の部 明治座にて

       「あんまと泥棒」     市川中車 市川猿之助

       通し狂言 「鯉つかみ」  片岡愛之助

 

「あんまと泥棒」  老いたあん摩・市川中車(香川照之)、泥棒・市川猿之助。

           金貸し兼業の強欲なあん摩の家に押し入った泥棒が、あん摩の巧みな話術に乗せられ、すごすごと家を出ていく話。

 

           泥棒の猿之助は生きが良くって、江戸言葉も、立ち姿も粋でほれぼれ。

           それに対し、中車は芝居がリアルすぎて重たい。

           こんな歌舞伎の可笑しみのある芝居は、もっと軽快に演じた方が良い。

           途中 「・・・・しちゃって」 という 「しちゃって」 言葉が2か所入ったが、江戸言葉ではなく、アレッという違和感が残った。

           軽妙さを出したかったのだろうが、逆効果。

           強欲な爺さんを演じても、どこか粋な江戸を彷彿とさせるような人物像にしてほしい。

           香川照之は名優だと思うが、歌舞伎はまだまだ・・・・・だと思う。

 

「鯉つかみ」   主人公 片岡愛之助 (何役も演じる) 他に 猿弥、壱太郎、亀鶴、中車

            

           俵藤太(たわらのとうた) が民に害を及ぼす大百足退治をするが、そのため琵琶湖は血で汚れ、鯉の精たちは苦しむ。

           鯉たちは藤太の子孫の釣家を恨み、末代までたたると誓うが、壮絶な戦いの末、退治されてしまう。

           鯉は被害者なのになぜか退治されてしまうというのが、いかにも歌舞伎らしい不条理。

           

           早変わり、宙乗り、本水を使った池の中の立ち回り、久々の猿之助一座の面目躍如たる大活劇。

           スピード感あふれ、最後の立ち回りに観客に驚きの歓声と笑いと拍手で大いに沸いた。

           人間より大きな鯉は尾ひれで相手をぶっ飛ばし、口から大量の水を吐いて、愛之助と戦う。

           前3列の観客はビニールシートの水よけが配られていたが、元後ろまで水が飛んでいたかもしれない。

           これでもか!というぐらい長時間戦うので、お互い力を振り絞り、力尽きるまで戦っている様子が、もう面白くて!!

           愛之助も 鯉も頑張っていた。

 

     腹を抱えて笑うっていいですね。 満たされた気分になりました。

 

  最近の着物

あまり着ていなかったけど、少し載せます。

  

1月頃。ピンクは若い頃の着物で、歌舞伎に着て行った。

 

4月に着た着物。

向かって左は義母のの大島。 右は名もない紬だけど気に入っている。

縞の帯は立川G店のセールで新古品を500円で購入。 作り帯に直した。

 

           

           

      

            

 

 

コメント (8)
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