気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

戸隠・善光寺両参り その2 

2015-05-25 15:07:10 | 旅行

2日目 6日 (2日目)

 朝4時半起床。 4時半です こんなに早く起きるなんてめったに無い。

夫によると、5時のバスに乗り、5時半には善光寺に着きたいとの事

 何で 

何のために早起きするのか、私はイマイチわかってないけど、行ってみましょう。

何か 面白い事がありそう 

 

 

     その前に 善光寺御開帳とは?

        数え年で7年に一度、秘仏であるご本尊の御身代わり「前立本尊」を本堂に迎え、扉を開け開帳すると言う行事。

        この前立本尊は鎌倉時代に作られ、重要文化財。

        本尊は、秘仏なので、誰も見たことが無い。

        なお、前立本尊を見る事ができない人のために、前立本尊と紐で結ばれている回向柱が、本堂の前に建てられている。

        柱に触れる事で、如来さまのご加護が得られると言う。

                                 

        これが前立本尊。前回の御開帳に来た時は、混み合っていて、回向柱に触るだけでも1時間ほど待ち、

        本堂に近寄る事も出来なかった。今回はどうなることやら

 

バスを降りて参道を歩き、5時半到着。

5時半でも人出が結構ある。 ここは善光寺山門。

 

 本堂に入り、内陣に入るチケットを買い、端に並ぶ。

前方では 「お朝事(おあさじ)」 という、善光寺すべての僧侶が出仕して、読経が始まっている。

しばらくすると、僧侶たちの前面の畳敷きの広間・内陣が開放され、前立本尊の良く見える場所に座る事ができた。

30分間、前立本尊の前で、お祈りする時間を持つことができる。

手を合わせて拝む人あり、お喋りする人ありですが、善男善女はここで一時厳かな時間を過ごす。

驚いたのは、畳の上に30分も過ごすことができたのは5時の回と5時半の回のみ。

私達のあとは、内陣に入っても流れに乗ってお参りするだけ。 同じ料金を払っていてもえらい違いだ。

早起きは三文の得なんですね。

 

 その後50分ほど並んで、お戒壇巡り (ご本尊の下の暗闇を巡る)。

次は御印文頂戴 (ごいんもんちょうだい 善光寺の宝印を押されたものは極楽浄土に行けると言う行事)の所に行き

布に包まれた大きなスタンプ状の物を  僧侶から頭にポンと押してもらう。

子供に戻ったようでなんだか嬉しい。

 

           

これが回向柱。触るのに、9時になると30分待ち、1時頃だと2時間待ちだそうだ。

連休中なので特に人が多いのですね。

写真上の方に、前立本尊と結ばれている紐が見えますね。

                  

夫に言わせると 私達は前立本尊を直接拝んだので触る必要が無いそうだ。

でも、ガラガラだったので、丁寧に撫でてきた。 ご利益倍増、お願いします

山門に上がってみた。向こうに見えるのは仁王門。まだ8時前。

お数珠頂戴 (おじゅずちょうだい) だけができなかったと夫が残念がっていた。

9時頃、ふと本堂前を見ると、沢山の人が跪き、道を作っていた。

急げ~~と夫の声

跪き、頭を垂れると、善光寺で一番偉い僧侶が、数珠をポン、ポンと頭の上に次々置いていく。

本堂に入る前のみの行事だとばかり思っていたけれど、読経の後帰る時もお数珠頂戴があるとは知らなかった!

「思っていた行事はすべて完了」 と夫は大喜び。私も楽しかった。

お寺って、昔から色々趣向を凝らし、善男善女が楽しめるようになっているのね。

楽しめてご利益があるなんて、競って、善光寺参りや伊勢参りに行くはずです。

 

 

牛に引かれて善光寺~ですね。

親子の牛の像はM乳業の寄進  微笑ましい~

銅の牛は前回来た時も撫でたので 今回も同じアングルで。

 

さて、まだ十時。

 

前夜は 戸隠の有名な蕎麦屋の直営の店に入ったけれど、イマイチだった。

そこで美味しいお蕎麦を食べたい一心で、小布施へ。

昔研修旅行で来た時に、美味しい蕎麦屋に出会ったような気が・・・・

夕方の新幹線まで、時間もあるし 小布施へ。

 

小布施は葛飾北斎が長逗留した場所。

写真は彼のパトロンとなった豪農商、高井鴻山記念館。

落ち着いた小路。

 

念願のお蕎麦。

夫が地元の観光ボランティアに美味しい蕎麦屋を聞いたら、「そんなの土地の人間に聞くなよ」 と言われたらしい。

差し障りありますものね

でも僕ならここに行くと教えてくれた。

汁も蕎麦も文句なく美味しかった。 私はくるみ蕎麦、量も多い。

名前が・・・思い出せない。記憶が戻ったら書きます。  (富蔵屋でした!)

             

             

ボタン満開の小布施ミュージアム中島千波館。

信州リンゴジュースを飲みながら、残りの時間をゆっくり過ごした。

 

 一泊二日の長野の旅でした。

急に決めたのに、夫の奮闘で、充実した旅になりました。

私だったら、こんなに善光寺を楽しむプランにならなかったわ。

信仰心ある夫婦ではないけれど、神社仏閣巡りは結構楽しいです。

でも次の日はさすがに疲れました。

夫は普通に会社に行ったけど、疲れた~を連発してました。

 

        

コメント (12)
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