2日目 6日 (2日目)
朝4時半起床。 4時半です こんなに早く起きるなんてめったに無い。
夫によると、5時のバスに乗り、5時半には善光寺に着きたいとの事
何で
何のために早起きするのか、私はイマイチわかってないけど、行ってみましょう。
何か 面白い事がありそう
その前に 善光寺御開帳とは?
数え年で7年に一度、秘仏であるご本尊の御身代わり「前立本尊」を本堂に迎え、扉を開け開帳すると言う行事。
この前立本尊は鎌倉時代に作られ、重要文化財。
本尊は、秘仏なので、誰も見たことが無い。
なお、前立本尊を見る事ができない人のために、前立本尊と紐で結ばれている回向柱が、本堂の前に建てられている。
柱に触れる事で、如来さまのご加護が得られると言う。
これが前立本尊。前回の御開帳に来た時は、混み合っていて、回向柱に触るだけでも1時間ほど待ち、
本堂に近寄る事も出来なかった。今回はどうなることやら
バスを降りて参道を歩き、5時半到着。
5時半でも人出が結構ある。 ここは善光寺山門。
本堂に入り、内陣に入るチケットを買い、端に並ぶ。
前方では 「お朝事(おあさじ)」 という、善光寺すべての僧侶が出仕して、読経が始まっている。
しばらくすると、僧侶たちの前面の畳敷きの広間・内陣が開放され、前立本尊の良く見える場所に座る事ができた。
30分間、前立本尊の前で、お祈りする時間を持つことができる。
手を合わせて拝む人あり、お喋りする人ありですが、善男善女はここで一時厳かな時間を過ごす。
驚いたのは、畳の上に30分も過ごすことができたのは5時の回と5時半の回のみ。
私達のあとは、内陣に入っても流れに乗ってお参りするだけ。 同じ料金を払っていてもえらい違いだ。
早起きは三文の得なんですね。
その後50分ほど並んで、お戒壇巡り (ご本尊の下の暗闇を巡る)。
次は御印文頂戴 (ごいんもんちょうだい 善光寺の宝印を押されたものは極楽浄土に行けると言う行事)の所に行き
布に包まれた大きなスタンプ状の物を 僧侶から頭にポンと押してもらう。
子供に戻ったようでなんだか嬉しい。
これが回向柱。触るのに、9時になると30分待ち、1時頃だと2時間待ちだそうだ。
連休中なので特に人が多いのですね。
写真上の方に、前立本尊と結ばれている紐が見えますね。
夫に言わせると 私達は前立本尊を直接拝んだので触る必要が無いそうだ。
でも、ガラガラだったので、丁寧に撫でてきた。 ご利益倍増、お願いします
山門に上がってみた。向こうに見えるのは仁王門。まだ8時前。
お数珠頂戴 (おじゅずちょうだい) だけができなかったと夫が残念がっていた。
9時頃、ふと本堂前を見ると、沢山の人が跪き、道を作っていた。
急げ~~と夫の声
跪き、頭を垂れると、善光寺で一番偉い僧侶が、数珠をポン、ポンと頭の上に次々置いていく。
本堂に入る前のみの行事だとばかり思っていたけれど、読経の後帰る時もお数珠頂戴があるとは知らなかった!
「思っていた行事はすべて完了」 と夫は大喜び。私も楽しかった。
お寺って、昔から色々趣向を凝らし、善男善女が楽しめるようになっているのね。
楽しめてご利益があるなんて、競って、善光寺参りや伊勢参りに行くはずです。
牛に引かれて善光寺~ですね。
親子の牛の像はM乳業の寄進 微笑ましい~
銅の牛は前回来た時も撫でたので 今回も同じアングルで。
さて、まだ十時。
前夜は 戸隠の有名な蕎麦屋の直営の店に入ったけれど、イマイチだった。
そこで美味しいお蕎麦を食べたい一心で、小布施へ。
昔研修旅行で来た時に、美味しい蕎麦屋に出会ったような気が・・・・
夕方の新幹線まで、時間もあるし 小布施へ。
小布施は葛飾北斎が長逗留した場所。
写真は彼のパトロンとなった豪農商、高井鴻山記念館。
落ち着いた小路。
念願のお蕎麦。
夫が地元の観光ボランティアに美味しい蕎麦屋を聞いたら、「そんなの土地の人間に聞くなよ」 と言われたらしい。
差し障りありますものね
でも僕ならここに行くと教えてくれた。
汁も蕎麦も文句なく美味しかった。 私はくるみ蕎麦、量も多い。
名前が・・・思い出せない。記憶が戻ったら書きます。 (富蔵屋でした!)
ボタン満開の小布施ミュージアム中島千波館。
信州リンゴジュースを飲みながら、残りの時間をゆっくり過ごした。
一泊二日の長野の旅でした。
急に決めたのに、夫の奮闘で、充実した旅になりました。
私だったら、こんなに善光寺を楽しむプランにならなかったわ。
信仰心ある夫婦ではないけれど、神社仏閣巡りは結構楽しいです。
でも次の日はさすがに疲れました。
夫は普通に会社に行ったけど、疲れた~を連発してました。