
對龍山荘にて
2月3日
節分も終わり、次から次への移動のせわしなさが無くなり、のんびりした一日だった。
一般公開されたばかりの蹴上にある對龍山荘へ。
對龍山荘は南禅寺界隈の別荘建築の一つ。
庭師七代小川治兵衛による日本庭園と京都数寄屋名邸十選にも選ばれる名建築から成る。
建物は重要文化財、庭園は国の名勝に指定されている。1800坪の広大な敷地。
現在は株式会社ニトリホールディングスの所有。
蹴上、南禅寺界隈は大好きな場所で、歩いていると非公開の多くの別荘を目にする。
この塀の中にはどんな世界があるのか、長らく想像を膨らませるばかりだった。見てみたい!!と思い続けていた。
對龍山荘の庭園は去年の夏から公開され、12月には建物が公開された。
さらにラッキーなことに2日前の2025年2月から建物2階も公開され始めた。
そしてなんと予約なしで入れる。
入園料は通常3000円、冬の間は2000円。今日は2月3日。
庭園も建物もすべてみられる、そしてお安く入れる。ラッキー!!
一つ疑問なのは花も紅葉もない冬枯れの庭園、見どころがあるのかしら?
そんな疑問はすぐに払拭され、行って良かったという満足感に満たされた。
前日ここを見つけてくれた夫に感謝。



開園は10時から。20分ほど前に着いてしまい、のんびりと待った。
待っているのは私達ともう一人だけ。
管理の方に聞くと、秋には庭園見学の方が長蛇の列だったそうだ。
目新しいもの好きな観光客が多いのね。情報が早い!
写真をどうぞ

玄関

一階座敷

ゆがんだガラス越しの庭園。見事!!
そして向こうに見える山が瑞龍山。龍に対する山荘という事で
對龍山荘(たいりゅうさんそう)と名付けられたそうだ。


床の間にはゆかりある龍の掛け軸がかかっていた。
所有者のニトリの社長は美術に造詣が深く、建物の一部は美術館のように、
展示されていた。

仏像

柿右衛門

楽茶碗
2階へ



この丸窓がなんとも美しい。

丸窓からの景色
庭園へ







一部の隙も無く手入れされた庭園。
琵琶湖疎水から引かれたという水の流れ。
真冬の庭はキリリとしていて身の引き締まる美しさだった。
見学者の少ない冬の對龍山荘。オススメです。
その後は適当に京都をさまよう。

南禅寺


丁度昨日で 中国の旧正月が終わり、この日は観光客が少なかった。
いつもはこの水道橋をこのアングルで撮るのは不可能。
変なポーズをとる人がおらず、奥まで見通せて気持ちよい。

水道橋を歩いて蹴上駅へ。

平安神宮へ寄り

四条の天天有でラーメン。一番シンプルな醤油ラーメンを頼んだ。
京都伝統ミュージアムで京都の工芸品を見て夕方帰京。

今回の戦利品。どの豆もおいしかった。
私はピーナッツ以外取れなかったけれど、楽しい京都の節分だった。
楽しいうえに福がもらえるなんて!!
すっかりハマりました。
来年も 京都の節分に行けますように!!
ニトリの社長さま✨こんなお金の使い方もしていらっしゃったのですね!
(クリンも予約制だとなんだかひと手間がめんどうに感じてしまい、ちょっと足が遠くなります⤵いつでもウエルカムでいてくれる場所はありがたいですね🍀✨✨)
邪気を追い払って本年も良き年になることでしょう
對龍山荘、今はニトリホールデングスの所有だそうですが
大正?昭和初期?にここを建てたのはきっとどこかの豪商だったのでは?などと
その立派な建物や素晴らしい庭などをみて想像してしまいました(;^_^A
公開されたばかりでも多くの人を引き付ける對龍山荘の魅力が分かるような気がします
南禅寺の水道橋、本当に人のいない時だからこそのアングルで素敵です。
銀河さんのように京都に精通してて、あちこち歩かれて長年観たいと思ってた對龍山荘も観られ
その素晴らしさも写真からでも充分伝わります。
今から来年の京都の節分を待ち焦がれてしまいますね。
クリンさんの軽妙な都内散策のシリーズが好きです。
私も随分都内を歩きましたが、クリンさんの目の付け所に感心したり、思い出に浸ったりで楽しませていただいてます。
對龍山荘は今注目されつつある京都の新名所です。
観光客に知れ渡る前に行くのがベター。
チケットはきれいな写真集つきでした。
四季折々の花が咲き、どの季節に行っても美しそうです。
その後呉服商吉田某が譲り受け手を入れ、明治38年に下現在の景観が完成したそうです。
その後の変遷ののち、ニトリの社長へ、会社の施設へそして現在へ。
この立派な庭園と建物が美しく残されていること自体が奇跡ですね。
クリンさんのコメントにもあるように、ニトリの社長、やるなぁ~~。
これぞ正しいお金の使い方!!
旅行に行くには健康で歩ける体力が必要。
最近衰えを感じることが多くなりましたが、
何とか今の体力を維持していかねばと思いました。
今の京都は本当に人が多く、人の少ない場所や季節を狙っていきますが、季節ごとに街の景色が変わり、本当に奥深いなぁといつも思っています。
ラッシーママさんが、京都の写真を楽しんでいただけると嬉しいです
伊勢から京都へ、寒い時期にお元気ですね。
京都の節分がこんなに方々でやっているとは驚きました。昨年もいらっしゃったそうですが、私は肺炎の夫の看護で3月入って入院するまで2月いっぱい拝見できなかったようです。
去年も良いことがありましたでしょうが今年もたくさんの福をいただいて良い年になりますね。
對龍山荘、聞いてはいましたがこんなに素敵だったとは!
桂離宮もなかなかでしたが、ここも全部写真で見せていただき、凄いなあと感動しました。ご主人様に感謝の気持ちいっぱいですね。
体調を崩された時があったとのこと、すぐ復活されたのですね。
京都もお寺を観賞するだけでなく多方面から突っ込んで行かれた旅日記にその凄さを知りました。
落ち着かない中でのご訪問ありがとうございます。
去年、京都の節分を初体験。
何の予備知識もなかったのですが、古都京都ゆえ、」絶対に何かあるはずという期待で行ってみました。
期待にたがわず、というより期待以上の楽しさを味わいました。
色々な寺社が工夫を凝らした催しがあり、より取り見取りというのがほんとに楽しい。
對龍山荘も期待以上でした。何もない季節でしたは、花の季節ならもっと見事でしょう。
多方面から突っ込んでいく・・・の表現に笑ってしまいました。