
千本釈迦堂の豆まき
2月2日
朝、四条烏丸から北野天満宮までバスで移動。
北野天満宮で息子と待ち合わせた。
息子は3日に名古屋で仕事があり、前日からきて節分を楽しむことにしたそうだ。
我が家は息子夫婦も娘も旅が好き。
以前からlineで節分の楽しさを強調していたので、興味を持ったらしい。


北野天満宮は学問の神として名高い菅原道真を祀る。
境内の梅が有名。祈願は梅の枝に結んだ短冊に。

牛は神様のお使いと言われ、北野天満宮には十数頭の牛がいる。
この牛は目が赤い。。
菅原道真公のお供であった牛が、瞬きもせず、一心に道真公の帰りを待ったため目が赤くなったともいわれている。
満開の梅の下の牛は美しいフォトスポットなのだが、梅はまだ堅い蕾。

本殿。

蝋梅が一輪。

神楽殿前には、3時間後の豆まき法要を待つ人たちがいる。
大変ですね~。
北野天満宮を出て近くの、古い和菓子屋で「やきもち」を買う。
大福を焼いたもので温かくてとてもおいしい。
ぶらぶら歩きながら五辻の昆布店で、ふりかけ、とろろこんぶ、酢昆布などを買う。
ランチは


何の気なしに入ったpongees table。
エビフライとハンバーグがおいしかった。
地味な店なのに客が多く、何組も断っていた。
千本釈迦堂で一緒にお喋りした京都の女性が、行きたいリストの中に入ってる店と言っていた。偶然人気店にはいれたのが嬉しい。
さて次はこの日のメイン、千本釈迦堂の「おかめ節分会」へ。


真言宗の名刹。本堂は1227年の創建当時のまま。
開始2時間半前。並ぶ人はプロのカメラマンらしき人達。

おかめ塚 千本釈迦堂に縁の深いおかめさんが本堂横に祀られている。
(本堂建立時に4本の柱のうち1本を短く切ってしまったっため、工事が止まってしまった。
その時大工の棟梁の妻のアドバイスで無事工事が終了。
しかし工事に女性が口出しするのはご法度。
命を絶ったおかめさんを供養するために長く法要を続けてきた。)
節分も「おかめ福節分会」となずけられてますね。
まだ時間があるので赤い毛氈を敷いた休憩所で一休み。
目の前に「振る舞い酒」のコーナーがあり、私たちも日本酒をすすめられたが、丁寧にお断りした。
一口飲みたいけれど、飲むとすぐに酔うのです。
2時間前になり、人も集まってきたので、夫は一番前、私は2番目に並んだ。
100円ショップで200円のパイプ椅子を買って持ってきた。
良い場所を確保するための準備は万端!!
2時間待つなんて普段なら信じられない!!
でも節分のためには頑張る!!
でも周りの節分フリーク達といろいろ情報交換していて2時間はあっという間。
節分好きってが沢山いるのですね。あそこではこんな事、あんな事と話は尽きない。
一人は大阪から来たお洒落な奥様。
彼女はいろいろな「ふるまい」が大好き。
熊野神社ではお団子100円買ったら、ハツ橋とお茶がついてきた。
近くの神社では甘酒の振る舞いがあった。
千本釈迦堂で振る舞い酒を頂いたら、2杯目はなみなみ継いでくれ、嬉しかった。本当に楽しそうに話す。さすが大阪人!!目の付け所が面白い。
もう一人は京都に住む40代女性。
一番前にしっかりした折り畳み椅子持参で2時間半前から陣取っている。
この店では目の前で和菓子を作ってくれるとか、北野天満宮の様々なイベント情報など、京都住まいならではの情報を教えてくれる。
昨日私たちも行った聖護院では鬼も出て、甘酒の振る舞いもあるそうだ。
皆さん、それぞれの楽しみ方があるようだ。
やっと始まった。まずはおかめ塚の前で法要。これは見えなかった。

次は渋い男性たちの木遣り音頭。
何ともかっこいい。


上七軒の舞妓さんの踊り。
古式鬼おいの儀
これは狂言師、茂山千五郎社中により奉納される。


鬼が暴れる。

おかめが出てきて鬼退治。

最後は裃姿の大人数が豆をまき、鬼を追い払う。
ザザッーっと盛大に豆をまく大迫力の鬼退治だった。
本物の狂言師の鬼退治が見られるとは思わなかった。
最後に豆まき


夫は10個以上の福豆を取ったが、私は飴とかピーナッツのみで豆は撮れなかった。
前から2番目にいたのに残念!!
でも福は夫がたくさん取ったので良しとしましょう。
この後壬生寺に行き、壬生狂言を見た。
演目は昨年と同じだった。ただ演じ手が変わるとずいぶん印象が違う。
来年は壬生狂言はカットかな。満足稲荷神社のひょっとこ踊りに行きたい。
ここで息子と別れ、節分の恵方巻その他を買いホテルで食事。
あ~面白かった!!数えきれないほどの厄払いをして、今年もいいことありますように♪
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