気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

縄文展 5、6、7月の舞台

2018-07-13 12:38:09 | 芝居

 西日本豪雨の死者が200名を超えたそうです。

この時東京の雨は少量、ただ強い風が数日続き、異様な空気は感じていましたが、

まさか西日本がこんな未曽有の大災害になっているとは!

暗澹たる気分が数日続いています。

災害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

  広島の友人に電話しましたが、そこは大丈夫との事。安心しましたが・・・・

災害が続く日本、高齢化がより進んだ今から数十年後、いや十年後、

街(村)を立て直す気力ある住民が減り、災害があれば廃墟となる地域が増えていくような気がします。

日本中が荒れ放題にならぬよう、

考えられる限りの災害対策を講じて欲しいと切に願います。

 

7月10日 上野国立博物館へ






国宝の土器や土偶は今まですべて見ているので、行くかどうか迷ったが、この展覧会、半端ではない充実度に驚いた。

(ちなみに10000年続いた縄文時代の物で、国宝は上の看板の写真のわずか6点

 眼鏡をかけたような有名な遮光器土偶は重要文化財)

 

氷河期の終わった約13000年前に縄文時代が始まり、人々は狩猟や漁業、木の実の採集などで暮らしていた。

生活が豊かになるにつけ、日々の暮らしの中の道具などが工夫を凝らされ、独特な美を生むようになっていった。

 国宝火焔型土器や土偶がメインと思いきや、全国から集めた縄文土器や土偶の多彩さや、

今まで見たことがない縄文時代の赤ちゃんの手形、足形、動物、宝石などが迫力満点。

 最初に驚いたのが7000年前の赤い漆を塗った土器。

エッ!!7000年前に漆塗り??? 高度な技術にビックリ!

土器も、縄目あり、浮彫あり、幾何学模様あり、変幻自在、自由闊達で刺激あるものばかり。

同時代の海外の土器の展示もあり、いかに日本の縄文土器が個性的で独特なのかを納得した。

 

 説明もわかり易い丁寧な文で表示。

作品の一つ一つに何県のどこから出土したか地図で示してあり、興味深かった。

7月3日からなのでまだ開館したばかり。それほど混んでいなかった。

ただし国宝土偶が全部そろうのは7月31日から。今は3点のみ展示。

これから込み合う事必定の展覧会です。

 

本館にて

本館で展示の 横山大観「雲中富士」 大正2年作

スカッとしますね。

 


5、6、7月の舞台

5月

5月15日友人と3人で。

太鼓持ちと旦那が意図せず東北へ。

苦難の果てに江戸に戻るも、時代が変わっていたというお話。

以前見た、旦那役、橋之助(現・芝翫)の方がずっと良かったが、井上ひさしの原作が名作なので、これも楽しんだ。

             

5月18日 3月に見た、劇団☆新感線の「修羅天魔」をもう一度。

     2回目でも変わらず天海さんにウットリ。

 

そのほか5月は立川市の音楽祭りだったので、山下洋輔のジャズライブ、

米国空軍音楽隊「パシフィック・ショーケース」の吹奏楽を聞きに行った。

この楽団は日本を拠点にアジアで活躍しているそうだ。

 

6月

6月22日 国立劇場歌舞伎教室 (学生たち向けの教室、一般も入場できる)

     もう歌舞伎教室は飽きたし、と思って申し込まなかったが、

     解説が巳之助だとわかり急遽チケットを2枚手に入れ、ラッシーママさんと行った。

     巳之助の解説は軽快、口跡もいいし、ポイントを押さえた解説がとてもいい。

     以前からファンだったが、「ワンピース」ボン・クレー役で更に見直した。

     中村又五郎と歌昇親子の連獅子は切れが良く、見ものだった。

 

7月

       

7月5日 国立劇場歌舞伎教室

    解説は坂東新吾。この方も応援している。

    でも前月の巳之助と比べると、客との呼吸と言うか間合いがイマイチ。頑張ってね。

    ヤマタノオロチ退治の話。

    岩長姫がヤマタノオロチに変身し、スサノオノミコトと闘う場面では、姫は鱗模様の着物、顔には恐ろし気な隈取。

    同じ扮装をした8人で、八つの頭を持つ大蛇を表現。歌舞伎での大蛇の表現が素晴らしかった。

    豪華絢爛の舞台だった。

ここ数年毎年歌舞伎教室を見ているが、今年は今までより格段に素晴らしい演目が並んだ。

時には、こんなに地味な演目で学生が面白く思うのか疑問な年もあった。

けれど、これだけ華やかな舞台なら、見学に来ている高校生たちも歌舞伎に興味を持つかもしれない。

 

 

久しぶりの着物、3階席なので気楽な紬

                

友人から頂いた、鹿児島の叔母さまの物。細かい織りで綿のようだ。薩摩絣かしら?

 

   




 

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6 コメント

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Unknown (tona)
2018-07-14 09:45:29
暑いですね。
絣のお着物が涼しげです。
私が勤めていた頃も引率でくっついて歌舞伎教室や文楽に何回か行きました。随分昔です。もう彼女たちも60代後半でしょう。きっと中には歌舞伎好きになった子もいるでしょうね。
縄文展とはまた渋いというか珍しい展覧会を鑑賞されたのですね。
いつも出かける先に度肝を抜かれます。そういう銀河さんです!
返信する
Unknown (ビオラ)
2018-07-15 17:37:58
国宝になっている縄文土器や土偶は6点限りなのですか
10000年続いた時代にそれだけとはずいぶん貴重という事なのでしょうね
旦那様が縄文土器に興味を持っていらっしゃるんでしたっけ?
それを全部見ているとはすごいですね。
毎日暑くてだらしない恰好をしているので
暑い中でもお着物をさらりと着こなす銀河さんに拍手を送りたくなります
素敵です。
返信する
tonaさん (☆銀河☆)
2018-07-16 11:40:09
 本当に暑くて、ほとんど引きこもり状態です。
しばらく着物を着ていなかったので夏は着たいと思ったら、トンデモナイ!!
この暑さで着たら死にます!!

歌舞伎教室に生徒さんと行かれたのですか。もう60代後半?
そんなに前から歌舞伎教室があったのですね~。
以前は見栄もあり、歌舞伎教室なんて
と思っていたのですが、今は初めて歌舞伎を見る生徒さんたちの反応も面白くて行きます。
縄文展、良かったですよ。
返信する
ビオラさん (☆銀河☆)
2018-07-16 11:48:13
 2、3年前に上野の国立博物館で
比較的小規模な土偶展があり、
見に行った夫が感激して帰ってきて、
私も行ってみました。
国宝全部は無かったのですが、後に北海道で残りの一つを見ることが出来ました。
夫に付き合い、甲府や茅野の博物館に
土器や土偶を見に行った事もあります。
どちらかと言うとお付き合いの趣味ですが、今回の縄文展は良かった!!

暑くてなかなか着物が着られないのが残念です。
返信する
Unknown (kiki)
2018-07-21 10:26:00
おはようございます。
どうしてこんなに猛暑が続くのでしょうか・
昨日もこちらは37度を越しました。盆地だからなのかな?
そんな中 瓦屋根がずっこけて直してもらいましたが、暑い屋根のてっぺんでの作業大丈夫かしら・
そんな心配をしながら見てました。

上野国立博物館は子ども達が小さい時初めて東京に連れて行ったところです。
主人の運転でなんだか幼い子供たち 主人のことが思い出しました。
横山大観の絵が飾られているんですね。

いろんな所にお出かけですね。
ジャズライブ 舞台 国立劇場の歌舞伎教室 ・・・
身体がついていけると感心してます。
薩摩かすりに着物 すてきですね。
暑いのにどこか涼しさが感じられる着物姿です。
この暑さまだまだ続くのでしょうか・
お互い 熱中症にならないよう気を付けながら過ごしましょう!
返信する
kikiさん (☆銀河☆)
2018-07-21 23:51:20
我が家よりずっと北のお住いのkikiさん、
37度を超えましたか!!
ビックリです。こちらは35度から36度。
頭の中がゆだりそうです。
屋根工事、聞いただけでも危険な状況が目に浮かびます。
心配してしまいますよね。

上野の博物館は楽しい思い出があるのですね。
博物館は変りないのですが、あの正面にあった噴水池が
1/3ぐらいに縮小し、すっかり景観が変わってしまいました。

さすがにこの2週間ほどは、週1回の習い事のほかには少ししか外出していません。
閉じこもり生活よ。
体温より高い温度になりそうですが、
kikiさん、熱中症に気を付けてくださいネ。
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