五千頭の龍が昇ると言われる台湾の道教の聖天宮(せいてんきゅう)にいってきました。
所在地は 埼玉県坂戸市塚越51-1 です。
聖天宮の由来
建て主は康國典大法師。 四十歳半ばにして不治の大病を患い、ご本尊「三清道祖」と縁起をもたれたのを期に一命をとりとめ、完治されました。 深謝の念と、何人にも神様のご利益にあやかれるお宮を建てたく建造の地を探していたところ、なんと生国の台湾ではなく日本国のこの地にとお告げを授かりました。
聖天宮の名、佇まいや方角もお告げがあり、当時、正面の道、最寄の若葉駅もなかった雑木林のこの地を一から整地し昭和五十六年より着工に至りました。 台湾の一流の宮大工を呼び寄せ、十五年を掛け、平成七年に聖天宮を開廟しました。(聖天宮のHPからの引用です。)
宗教心を別にしてもその芸術性のある作品群を目にするだけでも訪問する価値があると感じた次第です。
1 道教と聴くとよく知らない自分としてはキョンシーを思い起こしてしまいます。
2 天に昇る勢いの沢山の龍が飾られています。天宮への門・天門です。
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5 獅子・唐獅子で一つの石から彫られています。子獅子が母獅子の鈴で遊んでいます。
6 至る所に沢山の彫り物が施されています。それも前面の作品の奥にも彫られたものが並んでいます。パズルを解くが如くの難解さです。
7 境内案内図に従うと、一番右手の建物は鐘楼です。その左手の大きな三重のような門が前殿とのこと。黄檗宗大本山萬福寺の総門の造りと何処か相通じる重なった門構え目にした気持ちです。色彩鮮やかな聖天宮とモノトーンの萬福寺の総門と対比するのも国の違いでしょうか。
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9 前殿の左端には鐘楼と対照的に鼓楼が建っています。どちらも登れますが余りにも風が強いので自分は鼓楼のみ登りました。
10 天門を見上げてその彫り物に素晴らしかに驚嘆です。
11 聖天宮が竣工した記念碑のようです。台湾ですから総て漢字です。大きな違いは、平面に文字を掘る日本式の石碑と文字を一字づつ浮き上がらせて彫る所が大変興味深く感じだ次第です。
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16 天門を潜り前庭にて見学していました。前庭から振り返り天門を眺めて一枚です。
17 既に参拝料はお支払いして天門を潜り前庭に入っています。これより正式に前殿(聖天宮)に入る事になるようです。
18 鐘楼と前殿の軒先とでも呼んで良いのかわかりませんが、沢山の龍が天を見上げています。
19 九龍柱です。
一柱の岩から彫られた九頭の龍の彫が深く石とは思えない彫刻です
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21 四大天王です。よく理解せずに説明文も読んでいませんでした。扉を閉めると四大天王は外に吹き曝しに堪えねばなりません。それで、ポリカーボネイト風の覆いに覆われているようです。
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24 竜宮城の天女さんは道教の宮から来たのかも。
25 お神籤を引く所から本殿を望んでいます。この後ろには、四大天王が佇んでいます。
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26 四大天王
27 門神で一枚の楠から彫られた門番の神様です。ハスではなく雲に乗っています。
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29 次の30の写真の拡大図です。前殿のお神籤の所か撮影した麒麟と唐子です。麒麟は伝説の瑞獣(ずいじゅう)で神様の使いです。聖人君子が現れる瑞祥として現れます。
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